革命最高指導者、交渉団を支持
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下が核に関する議論の導入部として指摘した第2の点は、我が国の交渉団の面々が有している誠実さであり、彼らの誇り高さ、勇敢さ、そして信仰心の篤さであった。
同師は次のように述べた。
このチームは、国民としての誇り高さと細心の注意、そして複雑に絡まった問題を解きほぐし、国事を前進させようとする〔堅い〕意志をもって、数多くの交渉相手を前にして獅子奮迅の活躍をしている。彼らは勇敢さをもって、〔イランの〕立場を述べ、それを追求していると評価するのが公平というものだろう。
〔‥‥〕
最高指導者が本題の導入部として述べた3点目は、核交渉を批判する者たちに向けたものだった。同師は次のように述べた。
私は批判に異を唱えているのではないし、それは必要であり、〔政府を〕助けるものだと考えている。しかし批判することは、行動することよりも簡単であるというのも事実である。というのも、相手側の欠点を見つけるのは楽なことだが、彼の抱えている困難や懸念を分かってあげることは難しいことだからだ。
革命最高指導者はさらに、
私がこう言ったからといって、継続的な批判が阻害されてはならない。しかしわれわれが理解しなければならないのは、核交渉団は、批判の的となっている一部の問題を承知しているが、しかし一部の必要性から、〔批判されているような〕一部の行動を取らざるを得ない、ということである。
と付け加えた。
つづく