市営テヘラン・タクシードライバー協会のマイサム・モザッファル代表理事は、次のように述べた。「重点助成・社会保障機構は、政府分担金を支払っていない。このためタクシードライバー保険の新規枠が打ち切られている。」
メフル通信によれば、モザッファル氏はモヘッビー養護学校[訳注:タスニーム通信の記事によると「シャヒード・モヘッビー盲学校」]で開催された、「国際障害者の日および障害を持つ生徒の表彰式典」の合間に、記者らに対して次のように述べた。「障害を持つ生徒への特別なタクシーサービスについては、長年、市で議題となっており、常々、身体障害を持つ者への市の不安要素の一つであった。」
さらに彼は、「今年の障害を持つ生徒の移動に割り当てられた予算とともに、この議題が審議されることとなった」と続けた。
同理事は、「1026人[訳注:ナスィーム通信では1016人]のタクシードライバーが、4800人もの障害を持つ生徒を8つの養護学校に[訳注:同通信では『無料で』]送迎している。」と説明し、「この法案に対する支持が増えることを我々は望んでいる。」と述べた。
彼は、「障害を持つ生徒の保護者は、送迎サービスを利用するために、学校に相談して関係書類を記入してください」と述べた。
また彼は、タクシードライバーの保険についても以下のように述べた。重点助成・社会保障機構がオルディーベヘシュト月[西暦の4~5月]から政府の分担金を支払っておらず、新たなタクシードライバーの保険は打ち切られている。
モザッファル氏は、さらに以下のように付け加えた。「副市長と問題を解決するために話し合ってきた。過去に保険が適用されたが、その保険料を延滞したタクシードライバーは、社会保障の観点から新規ドライバーとみなされているが、この点は改正されなければならない。」
政府は2500万トマーン[約8億5千万円]の貸付金の付与に対して、タクシードライバーに無情すぎる扱いを行った。
彼は以下のように指摘した。「今回の社会保障の理屈では、タクシードライバーらは数ヵ月保険料の支払いをしなかったがために、まったくの新人と同一にみなされてしまった。実際はそうではないのに、不要な負担を彼らに押し付けることになる。」
テヘラン・タクシードライバー協会代表理事は、次のように述べた。「毎年5000人が引退すると同時に、同じ人数の新人が入ってくる。」
モザッファル氏はさらに、2500万トマーンの自動車貸付金に関して指摘し、次のように述べた。「政府は、我々を冷淡にあしらってる。我々は閣議報告以前に、保有車両[訳注:ナスィーム通信によれば、同じ取材の場で同氏は老朽化した車両が1万7千台あると述べている]を更新するために、政府に対して16パーセントの利子で2500万トマーンの貸付を要請した。また1万台の新車を購入するという合意を、イラン・ホドロー社との間で交わしてさえいた。ところがこの貸付が認められなかったばかりでなく、ドライバーたちには誰にも申請許可が下りなかった。我々は中央銀行に対し、保有車両更新のために特別な貸付金の割り当てを要請したい。なぜなら我々は、イラン・ホドロー社の良き顧客であるのだから。」
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参考:Tasnim通信の記事(ペルシア語)
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翻訳者:YK
記事ID:39353