イラン原子力庁長官、197トンのウラン精鉱と11トンの濃縮ウランの交換を発表
2015年12月30日付 Mardomsalari 紙
【政治部】包括的共同作業計画〔※イランが5+1と結んだ核合意のこと〕の中身には、濃縮ウランをイランから他の国に搬出する作業に関するものも含まれていたが、このたびこの計画に従い、イランからロシアへの濃縮ウランの搬出が完了した。
イラン原子力庁長官は〔ウラン〕燃料の交換に関する事前作業が最近終わったことを明らかにした上で、「この交換では、およそ197トンのイエローケーキ(ウラン精鉱)が国内に輸入され、およそ11トンの濃縮ウランが輸出された」と述べた。
イラン国営通信の報道によれば、アリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官は「ラジオ・ゴフトグー」の報道部門とのインタビューの中で、「我々はまずイエローケーキを受け取り、その後我々の保有しているウランを輸出した。この作業は、交換作業は必ず、我々が受け取るべきものをまず受け取り、その後輸出されるべきものを輸出するという形で行うよう指示された、最高指導者の書簡にもとづくものだった」と語った。
〔‥‥〕
サーレヒー氏はさらに、「可及的速やかに、包括的共同作業計画が実行に移されるのを見たいと思っている。それによれば、全制裁が〔速やかに〕解除され、金融、貿易、経済、その他の分野の状況が正常化されることになっている」とも述べた。
ロシア外務省も声明を出し、包括的共同作業計画に従って、濃縮ウランをイランからロシアに搬出する作業が完了したことを確認した。
〔‥‥〕
この記事の原文はこちら
翻訳者:MK
記事ID:39642