ガムサリー氏「イラン産原油の輸出先としてはアジアが174万バレル、ヨーロッパが70万バレル」
【イラン紙5面】イラン産原油の輸出量に関して石油相が発表した最新統計は、驚くべきものであり、また空前のものであったが、しかしそれは現実である。〔‥‥〕ビージャン・ザンギャネ石油相は、「10月末までにイラン産原油の輸出量は1日244万バレルに達した。これは歴史上類を見ない量に数えられる」と述べたのである。
イラン産原油の輸出量に関して〔それまで〕発表された最新の数字は、1日220万バレルであり、これは今春に記録されたものである。石油相は〔昨年7月の〕核合意後のイランの石油生産量の上昇に触れ、「イランの石油生産量ならびに輸出量が短期間(4ヵ月間)で1日100万バレル以上も増加するとは、昨年ならば誰も考えなかった」と語った。
我が国の最大の収入源であるイラン産原油を当初より標的とした、西洋による不当な制裁によって、2011年から徐々にイラン産原油の輸出、そして結果的にはその生産は減少を余儀なくされた。実際、イラン産原油の輸出量は制裁前には1日230万バレルだったものが、第11期政権〔=ロウハーニー政権〕発足時には90万バレルにまで減ってしまったのである。
この数字は核交渉の開始と市場保護に向けた政府の努力によって、核合意の履行前には110万バレルに回復した。石油相によると、今やイランの石油の輸出量は、核合意の履行を受けて〔それ以前の〕2倍以上に増加したというのである。
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なお、我が国が生産する原油の一部は国内の精油所に提供される〔=国内消費向けである〕ということにも、触れておかねばならないだろう。この数字は1日約175万バレルとなっている。
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つづく