イラン産石油に対する制裁措置が解除されたことで、一部のヨーロッパ諸国のイランからの輸入高に注目に値する変化が生じている。例えば、フランスの2016年9月のイランからの輸入高は前年同時期と比較して107倍となり、ギリシアでは167倍となっている。
タスニーム通信から引用した本紙によると、欧州連合統計局(ユーロスタット)の情報データベース上に公開された最新の統計が以下のことを示している。今年の9月にはドイツがイランへ最も多く輸出しており、その額は2億5500万ユーロである。2016年9月のイランへのドイツの輸出高は、前年同時期と比較して83%の成長が見られる。2015年9月のドイツの対イラン輸出総額は1億3900万ユーロであった。
イタリアの輸出高は1億4600万ユーロ、オランダは7000万ユーロであり、対イラン輸出総額では2番目と3番目に位置している。2016年9月のイタリアの対イラン輸出高は前年同時期比で44%増加し、オランダのそれは94%増加となっている。去年9月のイランへの輸出高は、イタリアは1億100万ユーロ、オランダは3600万ユーロであった。
ユーロスタットの統計レポートに基づくと、今年9月にフランスのイランからの輸入高が前年同時期と比較して107倍の、2億3400万ユーロに達したように、イラン産石油の制裁解除後、ヨーロッパ諸国のイランからの輸入高には注目に値する変化が見られる。
去年の9月のフランスのイランからの輸入高は、わずか217万ユーロであった。その国が、2016年9月期にヨーロッパ諸国の中でイランからの最大の輸入国となったのである。イタリアは同月2番目に多くイランから輸入しており、その額は1億3800万ユーロである。この数字は去年の同時期に比べ5倍の成長である。前年同月のイタリアのイランからの輸入高は2800万ユーロと報告されている。ギリシアもまた2016年9月にヨーロッパで3番目に多くイランから輸入した国であり、金額にすると1億1800万ユーロであった。2016年9月のギリシアのイランからの輸入高は前年同時期に比べ167倍になっている。前年同月のギリシアのイランからの輸入高は、わずか70万6000ユーロであった。
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翻訳者:YT
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