住宅銀行の資本が30兆[訳注:約1025億円、原文では10リヤール(またはリヤル、リアル)を1とする単位トマーンを使用]から80兆リアール[約2733億円]に増額されたことで、住宅市場は来年[イラン暦1396年、西暦2017年3月~2018年3月]注目に値する活況を呈することになるだろう。
イラン学生通信(ISNA)の報道によると、だいたい昨年の10月から道路交通都市開発省と住宅銀行が、同行を拡大すること、また50兆リヤール[約1708億円]を資本注入することについて議論を続けていた。このことは2017年度予算案付則にもあったのだが、政府が抱える問題や経済不況のために留保されていた。
しかし、1395年末[2017年3月20日]まであと2日となった頃、住宅銀行資金に50兆リヤール増資することが、閣議決定された。
この状況において、おそらく住宅市場は2017年に様々な融資を通じた消費需要の増加に直面し、この市場の投資家たちは、市場活性化以前から参入すべく活動を開始している。
住宅銀行モハンマドハーシェム・ボットシェキャン頭取は、住宅部門開発専門の銀行だけが、新年を迎えたこの時期に、住宅部門に多額の財政支援を受ける方向で新たな展開を開始することについて触れ、「住宅銀行は、この資本増強を利用して、2017年には政府や中央銀行のような上からの政策方針に従い、全ての住宅部門、特に住宅購買需要や消費パターンと一致する建築需要に対して、様々な融資を通じて財務支援を行うことが出来る」と述べた。
ボットシェキャン氏は、銀行の資本増強の詳細について、「神のご加護と関係者の尽力により幸運にも閣議了承を得られ、総額50兆リヤールにのぼる銀行資本増強は株式総会で承認された。現在、当行は政府系銀行の中で、最も高い自己資本率を有する」と述べた。
ボットシェキャン氏は、新年を目前に控えた段階での成功について、同行全職員に祝辞を伝え、「新年には住宅銀行は、住宅所有者となる方向に人々の生活状況を改善するために多くの影響を与えるよう、ある意味で2016年とは異なることをしなければならない」と述べていた。
この報道の基けば、住宅銀行の資本は30兆リヤール[約1025億円]超であったが、この資本増強によって80兆リヤール[約2733億円]以上に達した。
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翻訳者:AI
記事ID:42451