我が国のモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、ドイツ訪問で外交ではなく、経済交渉と金融・保険での合意を成立させた。
ドイツの輸出保険会社「ヘルメス」は、投資の保証のためのドイツの経済大臣と我が国外務大臣との会談において参入を宣言した。この会談でドイツの経済大臣は、イランとドイツの深い関係について触れ、両国の三十億ドル[約3376億円]にも及ぶ貿易規模について次のように述べた。「両国の関係は、全体を通じて良好である。年間で多くのドイツ国民が、イランを訪問している。多くの国民の交流とその関係が良好なものであれば、当然、経済関係も上向くことになろう。」
またこの会見で、へルメスという名称の輸出保険会社がイランにおける投資計画、特に電気やエネルギー部門への保証に興味を示していることが明らかとなった。ドイツは、イランとの金融関係の強化を決定し、さらに政治・経済のあらゆるレベルにおいてイランとの関係強化に興味を示している。
ザリーフ外相は、「両国の関係は古く、加えて、両国民は、両国の良好な関係を歴史的に積み重ねてきたことに加えて、イラン商人とドイツ経済界の間には、相互信頼関係が存在する」として、次のように続けた。「今や、イランとドイツは、経済の協力者として手を取り合うこととなった。当然ながら、金融協力は二国間の経済商業関係の発展を推進する手段や土台の一つとなる。」
彼は、次の点を強調した。「イランは、商品の共同生産と周辺国、特に中東諸国への輸出のための信頼できるパートナーとなりうる。」また、今回のドイツ訪問でザリーフ外相との会談においてドイツ財務省のヴォルフガング・ショイブレ大臣は、イランとドイツの金融協力関係の強化を強調し、イランの経済プロジェクトに対してドイツの金融企業が資金供給する用意があると述べた。また、この会談では、ドイツの金融企業がイランとの金融協力関係の強化への道筋をつけるための議論が重ねられた。
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翻訳者:YA
記事ID:42988