ATR、イランへ売却予定の航空機8機の代替購入先を求む
2018年09月10日付 Jam-e Jam 紙
イタリアの航空会社レオナルド S.p.Aによれば、ATRは、イランに売却されることになっていた航空機を巡り、代替購入先と交渉しているという。
ミーザーン通信によると、イタリアの航空会社レオナルド S.p.Aは月曜日に次のように発表した。「ATRはイランに売却予定だった航空機について、代替購入先と交渉中である。」
ATRは、レオナルド S.p.Aとフランスのエアバス[訳注:ミーザーン通信による仏のアエロスパシエル社の取り違え]の2つの航空会社が所有している。
ATRは、これらの航空機を16億ドル[約1783億円]の契約に基づいてイランに売却することになっていた。しかし、米国の制裁によって妨害された。
レオナルド社CEOアレッサンドロ・プロフーモ氏は、ブルームバーグとのインタビューで「これらの航空機は、他国への売却で妥結すると確信している」と述べた。
プロフーモCEOは続けて、2016年にイランから発注された新世代航空機「ATR72ー600」のうち12機が納入されたが、内8機は他国に売却されることになるだろうと述べた。
プロフーモCEOは次のように述べた。「これらの航空機が他国へ売却されることを考慮すれば、弊社は、米国制裁による重大な影響を受けない。ATRコンソーシアムは、順調に運営されている。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:KM
記事ID:45355