ホルムズ島とララク島への投資希望者への便宜図られる
2019年05月30日付 Hamshahri 紙
ホルモズガーン州知事は「ホルムズ島とララク島への投資に対しゼロ金利の金融上の便宜が図られる」と発表した。
ホルモズガーンに関するJAVAN記者クラブの報告によると、ホルムズ島における持続可能な開発執行部会議において、ホルモズガーン州知事ファリードゥーン・ヘムマティーは以下のように述べた。「ホルムズ島とララク島への投資に対しゼロ金利金融の便宜が図られるだろう。」また「この便宜は、当州の技術支援と予算計上によって行われる。」「当州の執行機関は投資家に対し必要な認可を早急に発行する。」と付け加えた。
同氏は続けて「ホルムズ島では、高速道路、光通信、自転車道、歩行者専用道路、下水道、雇用創出などの28の優先計画が現在進行中である。ホルムズ島での開発プロジェクトの実施のために3700億トマン(訳注:約95億円)が割り当てられており、そのうちの50%はホルモズガーン州から、残りの50%はバラキャット財団からの出資が決まっている。ホルムズ郡長は、これらの計画を迅速に実行するために統制と調整を行わなければならない。昨年は、前年比で50%も増加の70万人もの観光客がホルムズ島を訪れた。現在、多くの投資家たちが、島内で一泊あたり2000人分の宿泊施設建設の準備を告知しており、島民は自身の家を観光客向けのご当地風宿泊施設として準備し収入を獲得するだろう。」と述べた。
この会議に参加していたバラカット財団CEO、サイード・ジャアッファリーによると、「五カ年計画において島内失業者を根絶するために、当財団は島内での雇用創出計画の実行に取り組んでいる。またこの財団は、ホルムズ島の起業家に対し、上限50億リヤール(訳注:約1億2840万円)、手数料4%の融資を行っている。この融資は、オミード起業家基金から希望者に対して提供される。」
ホルムズ郡長、サイード・マジャッディーン・ホセイニ―も、当会議でこう述べた。「ホルムズ島の沿岸高速道路22キロのうち、現在8㎞が準備完了し、今年の秋までには14㎞が造られる予定だ。数日後までには、島民による手工芸品の売店が、ポルトガル城塞跡の近くに建設される。ホルムズ島開発計画が実行されることによって、この島はイラン南部の観光中心地へと変化するだろう。」
今回のトップレベルの集まりにおいて、ホルモズガーン州中部選挙区選出の国会議員、アフマド・モラーディー氏も言う。「ホルムズ島の島民たちは、聖なる革命とその防衛の時代にもイランのために貢献してきた。今度は国家の責任者たちが彼らの尽力に感謝を示す番である。ホルムズ島開発に関しての議題は、国会で議論され続けるべきものであり、州知事たちもまたこの島の開発計画実行のプロセスに大いに尽力すべきである。」
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翻訳者:M.A.
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