それぞれ６月２７日と同２５日から開業予定するテヘラン─アンカラ間、テヘラン─ヴァン間の鉄道往復乗車券の価格が発表された。
　
　ラジャー鉄道輸送会社ＣＥＯモハンマド・ラジャビー氏は、イラン学生通信（ＩＳＮＡ）の取材に対し、テヘラン─アンカラ間、テヘラン─ヴァン間の鉄道往復乗車券の価格が不明瞭であり、テヘラン─アンカラ間の乗車券の価格が片道のものか往復のものか、２０ユーロと発表されていたテヘラン─ヴァン間乗車券価格が４３ユーロなのか、はっきりしないとの問いに「４３ユーロは、テヘラン─アンカラ間の片道運賃で、２０ユーロはテヘラン─ヴァン間の片道運賃であり、両区間の往復乗車券の価格は、この価格を倍にしたものである」と答えた。

　６月２５日のテヘラン─ヴァン間、６月２７日のテヘラン─アンカラ間の旅客列車の開通のためにイランとトルコの鉄道間で取り交わされた合意にもとづけば、この列車用に４つ星の一室４寝台の車両が考慮されており、テヘラン─アンカラ行きでは、国境を越えてヴァン湖まではそのまま旅が続けられ、その後、旅客は無料で乗船しタトワンに向かい、最終的にトルコの同等の列車でアンカラまで旅を続けると、彼は語るはずだった。

　テヘラン─アンカラの列車の旅程は、６０時間、またテヘラン─ヴァン間は、２０～２２時間かかると見積もられる。

　ラジャー社が責任を負う旅客輸送義務では、週１本テヘラン─アンカラ間とテヘラン─ヴァン間の列車を運行することになっている。