■アル=ハウル・キャンプでの衝突の全容:イスラーム国の「宗教警察」はチュニジア人女性の殺人を命じる
【アンティオキア:本紙】
あるジャーナリストが本紙に語ったところによれば、どうやら「国家」の女性たちはこれらの騒動をまったく意に介さず、その後「背教」の疑いによって一人のチュニジア人女性の起訴および裁判を実行した。この女性がアサーイシュに対し秘密裏に情報を提供していたからだという。同氏は以下のように続けた。「実際、この女性は裁判所内でナイフによって刺殺された。この裁判所は女性たちによって作られたが、アル=ハウル・キャンプの『女性難民担当」である第5ブロック内に存在する大きなテントといった形で存在していた。キャンプ内でタクビール(「神は偉大なり」という唱句)の声が大きく上がり、女性が悲鳴を上げた。事件はアサーイシュに伝わり、彼らの部隊が女性難民キャンプの第8ブロックの強制捜査を開始し、実行者を逮捕しようと試みた。ここで『国家』の女性とアサーイシュの女性戦闘員の間で衝突が発生したのだ」。
ジャーナリストのザイン・アービディーン・アキーディー氏が述べたところによると、その後数十名の女性が集まり、捜索部隊を取り囲んだ。やがて「国家」に属するチェチェン国籍の女性一名が、アサーイシュの女性戦闘員から武器を奪い、彼女らに向けて発砲を開始した。
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