イラン領空、旅客機の通常運航が可能に

2020年01月24日付 Iran 紙

 ロシア連邦航空局は、イラン民間航空機関[イラン民間航空連盟]長官から通知を受けたことを伝えた。

 ロシア連邦航空局(RUS AVIA)の発表によると、イラン民間航空機関は、イラン上空の飛行の安全性をロシア側に伝え、旅客機によるイラン領空の飛行は常態に復しており、ロシアの航空各社は通常通りの運航を再開できる旨通知した。

 テヘラン上空でのウクライナ航空ボーイング機の事件後、ロシア連邦航空局は、中東諸国へ向かう航空機の航行の安全のため、イラン、イラク及び同地域内の他の一部の国の空域に向かうルートを飛行しないよう同国の航空各社に勧告した。

 ロシア最大の航空会社アエロフロートはこの勧告を受け、イラン上空でロシアの航空機であることが識別されやすいよう日中に運航を行うことを決定した。

 さらにロシア連邦航空局の発表によれば、イラン民間航空機関はロシア連邦航空局に対し、「ウクライナ航空ボーイング機墜落の根本原因が明らかになった後、飛行の安全性に関するリスク評価が実施され、計画変更に向け関連する案が取りまとめられた」と伝えたという。

 またこの発表によれば、「現在イランの空域及び同国の空港の飛行に関する安全性の状況は改善されており、これにより航空各社は、ロシアの航空各社を含め、イランへの運航を以前と同様に、通常通り再開できる」とイラン側は通知した。

 乗員乗客176人を乗せたウクライナ航空ボーイング737型機は、デイ月(イラン暦10月)18日(西暦2020年1月8日)、テヘラン近郊で墜落し、乗員乗客全員が死亡、イランはこの航空機墜落の責任を認めた。


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翻訳者:YH
記事ID:48505