ロウハーニー大統領:ロンドンとパリではティッシュペーパーのために喧嘩が起きているが、我々は利便性を確保した

2020年03月18日付 Hamshahri 紙

大統領は、新型コロナウイルス感染症の発表を1日たりとも遅らせなかったと説明した上で、「この問題を説明するにあたって、我々は国民に率直に話した」と述べた。
 ISNA通信[イラン学生通信]の報道によると、ホッジャトル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン[イスラームとムスリムたちの証](注釈:イスラーム教シーア派ウラマーの位階制における、アーヤトッラー[神の徴]の一つ下の位の尊称)であるハサン・ロウハーニー大統領は、今日イラン暦1398年(西暦:2019年/2020年[注釈:イラン暦の元日は春分の日であるため西暦がまたがる])内の最後の閣議の傍で国内でのコロナウイルス感染症の拡大を指摘した上で、「食品や衛生用品といった国民に必要な物資の供給の確保という点で、テヘランをロンドンとベルリン、そしてパリと比較することができる。これらの都市の店の棚は空になっており、ティッシュのためでさえも二人の間で喧嘩が起きてしまっているが、我々は必要な利便性を確保した」と述べた。
 彼は「食料品や生活必需品の輸入は去年より19%増えている。エスファンド月までに430億ドル分の輸入と410億ドル分の輸出を行った。中央銀行は外貨の390億ドル以上を輸入分に割り当て、148億ドルを生活必需品のために支払った。現在、我々の生活必需品の備蓄はどの年よりも良い」と続けた。
 大統領は、「我々はコロナウイルス感染症の問題に関して国民に率直に話した。人々はネット空間での一部の話に気を留めるべきではない。我々は、バフマン月30日(西暦:2020年2月19日)に国内でコロナウイルスへの感染例を初めて確認した。また、コムで行われた検査がテヘランで詳しく調べられ新型コロナウイルスの陽性が確認された際、1日たりとも遅らせずに発表を行った。我々は選挙の後に発表することもできたが、国民に率直に話した」と続けた。


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翻訳者:TR
記事ID:48699