■「コロナ帝国」:イスラエル…そしてジョイント・リスト
【パレスチナ:イマード・シャクール】
彼らは近代的な意味での「ナショナリズム」を採用し、宗派主義的スペクトルによって、他の国民・民族に対する植民地主義と搾取を始動させた。例えば、コンゴはベルギーによる植民地主義によってカトリックになり、ケニアはイギリスの植民地主義によって英国国教会になった(ケニア革命の指導者で初代大統領であるジョモ・ケニヤッタは、このことについて以下のように言及したと伝えられている。「彼らは我々に空を与え(!)、土地を奪った」)。言うまでもなく、全てのラテン・アメリカ諸国はスペインとポルトガルの植民地主義を受けたことによって、ラテン・カトリックである。
中世の終わりから前世紀初頭における第一次世界大戦の勃発までの期間、時代は基本的にカトリックとプロテスタントを柱とする世界秩序の支配下にあった。この秩序の円は、ロシアにおけるボリシェヴィキ共産革命の始まりとともに、特に戦間期において、正教会を含むまで拡大した。そして第二次世界大戦の終結とともに、英国国教会(その全ての分派を含む)と包み隠されたロシア正教会を軸とする新たな覇権へと至った。その後、独立した英米の覇権が人類の歴史においては小数点にすぎない程度の期間に渡って続いたが、ロシア大統領ウラディーミル・プーチン率いる正教会の再興とともにこれは終わった。
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