■サウジアラビア、UAE、エジプトの購買担当者景気指数が記録的低下
【イスタンブール:アナトリア紙】
国際調査機関であるIHSマークイット社は昨日日曜日、コロナウイルス流行の影響により、サウジアラビア、UAE、およびエジプトにおける3月期の購買担当者景気指数(PMI)が記録的に低下したと発表した。同社は月間報告書の中で、UAEのPMIが2月期の49.1ポイントから3月期の45.2ポイントまで低下したと述べた。
この指数は、基準値の50ポイントを下回った場合に景気が収縮していることを示し、基準値を上回った場合には景気が拡大していることを示す。同社は報告書の中で、コロナウイルス流行によって観光業や消費者の需要、輸出量に深刻な影響が生じている状況で、先月のUAEの民間部門の商況は記録的なペースで悪化したと発表した。また同社は、同国の生産高や新規受注、雇用が急激に減少したことを確認し、サプライヤーによる納品に顕著な遅延が見られる点を注視した。同様に、今年の第1四半期終盤に、(同国における)労働環境が急激に悪化した点を指摘した。これは、非石油民間部門の状況が3か月連続で悪化したことが原因である。
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