■『シリア獄中獄外』の著者が語るシリア問題の困難さ
【本紙:ヤシーン・ハージュ・サーレハ】
愛国主義やシリア市民の危機の正常化によって、ある程度この世界的危機の現状は取り戻される。これは同時に、オルタナティブな思想の機会でもある。この思想は五つの占領国の競合によって縮小された世界であるところのシリアから生まれてくるのである。そして、この5カ国に加えて、グローバル化との双子であるアル=カーイダは別にしても、隣国(レバノン、トルコ、そしてイラク)での内戦の危機の中で生まれてきた国家を持たない組織も少なくない。私はこう言いたい。オルタナティブな思想はシリアから世界へ向かって発せられるのだ、あるいはますますシリア化した世界から...シリアに向けて。
実際、シリアは困難な問題に見える。西洋の善意の活動家やアラブ世界のシンパたちとのあらゆる議論に現れるものはシリア問題における思想の貧弱さではない。そうではなく、単に思想自体の貧弱さである。この貧弱さは世界的なものであって、シリア問題に限った話ではない。
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