■トリポリ市庁舎で火災が発生:手りゅう弾が投てきされ、負傷者が増加
【ベイルート:本紙】
木曜日未明、抗議者らがレバノン北部トリポリ市の市庁舎内にあるスンナ派裁判所に火炎瓶を投げこみ、火災が発生した。彼らはさらに3つの手りゅう弾を投げ、負傷者の数は102人にのぼった。その後消防隊がその場に駆けつけ、鎮火を行った。
治安部隊は「3つの手りゅう弾がトリポリ市庁舎に落ちたが、部隊のなかに犠牲者は出なかった」と述べた。また、「火炎瓶や手りゅう弾などによる度重なる攻撃に直面したいま、我々は世論とオブザーバーが何を望んでおり、何を意図しているのかを遠くから近くから問うものである」と述べた。
暴動に際し、治安部隊が多量の催涙ガスを発射したため、抗議者らはサレイ周辺から立ち退いた。その後レバノン軍の軍用車がアブドゥルハミード・カラーミー広場内に展開された。
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