ザリーフ外相、日本に警告 米国の違法な制裁実施に関して

2021年02月15日付 Hamshahri 紙

“イランのザリーフ外相は共同通信との会見で、日本国内で凍結されているイランの資産の解除を要請した。”

【ハムシャフリー電子版】ISNA(イラン学生通信)によると、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は日曜日に行われた共同通信との会見の中で、日本はイランの良き友人であり、かつ米国とも良好な関係を有していると指摘した上で、「我々は、特に国際法の分野において、日本が一友人として振る舞ってくれることを期待している」と述べた。

 また、「米国が国際法違反を犯しているような状況において、日本が担いうる最も重要な役割とは、米国に対して日本は同国の違法な決定を容認しないという立場を示すことである」と続けた。

 ザリーフ外相はこの会見で日本に対し、米国の制裁を受けて日本の国内の銀行で凍結されたイランの資産の解除を求めた。

 同外相の発言によると、日本および韓国で凍結されているイランの資産はおよそ100億米ドル。そのうち日本が占めるのは30億米ドル弱程度と見積もられ、その大部分が日本への原油輸出から得られた利益である。

 凍結された資産は食糧や新型コロナウイルスワクチンを含む医薬品の購入のために使用することが可能であるとザリーフ外相は述べた。


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翻訳者:KMMK
記事ID:50691