シリア:ダルアー県で誘拐された子供に対する大規模な連帯キャンペーン
2022年02月04日付 al-Quds al-Arabi 紙
■虐待者らに「お願いだから殴らないでください」と懇願する『ダルアーの誘拐された子供』に対する広範な連帯キャンペーン
【ダマスカス:本紙】
昨日、シリア南部ダルアー県の誘拐犯が、同県郊外部のイブタア町で8歳に満たない子供にむち打ちを加え、拷問する人物を写したビデオテープを公開した。これは誘拐された子供の家族に対し、彼を解放する見返りとして要求している金額(5億シリア・ポンド、14万米ドル相当)を支払うよう圧力をかけることを目的としている。
このビデオテープは、ダルアー県内の活動家たちが誘拐された子供の救出のためにSNS上の連帯キャンペーン「ファウワーズ・クタイファーンくんを救え」を始動したのに合わせて、多くの人々の同情を集めた。このキャンペーンはファウワーズくんの捜索に貢献しているだけでなく、仮に彼の家族が万策尽きて、子供の命と引き換えに要求されている身代金を集めることに失敗した際に、彼が自宅に帰ることができるように要求されている金額を集めることを目的としている。
地元ネットワーク「ハウラーン自由連盟」のスポークスマンは本紙への連絡のなかで、「(誘拐された子供の)クタイファーン一家は県の住民たちに対し、2021年11月2日から誘拐されている子供の解放のため、要求されている身代金を集めるための支援を呼びかけた」と述べた。複数の情報によると、ファウワーズくんの誘拐は彼がイブタア町で学校に向かっている間、オートバイに乗った覆面の男2名によって行われた。
(後略)
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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52124