政府経済調整本部会議の詳細 ライースィー大統領は中銀に指令

2021年12月16日付 Hamshahri 紙

ライースィー・イラン大統領は、医薬品市場における安定と調整を継続させる必要があるとしながら、時宜を得た関係機関との協調および特定医薬品に要する外貨の供給を求め、中央銀行[注:イラン・イスラーム中央銀行]が、医薬品とその原材料の供給に必要な外貨を緊急に提供・割当てることを決定した。

大統領府広報によると、政府経済調整本部は水曜夜に議長のアーヤトッラー・セイエド・エブラーヒーム・ライースィー大統領の元で会議を開催した。同会議で保健相は、特定医薬品と医療必需品の供給および中銀の協力による適切な政府支出金の配分について報告書を提出した。

保健省の報告では、悪徳業者が自らの利益確保のために、不正確な情報を流して医薬品市場を不安定化させようとしていると言及された。

大統領は、医薬品市場における安定と調整を継続させる必要があるとしながら、時宜を得た関係機関との協調および特定医薬品に要する外貨の供給を求め、中銀が、医薬品とその原材料の供給に必要な外貨を緊急に提供・割当てることを決定した。

また同会議において、経済財務省は市場安定化基金の強化とマーケットメイク[注:仲介者による買い方の最高希望価格と売り方の最安希望価格の提示を元に、当事者同士で売買を成立させる取引方法]の改善を目的とした案を提言した。

本会議において検討された他の議題については、日用品市場の情勢とその適切な流通に関する問題があった。


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翻訳者:SY
記事ID:52358