参加各国代表のウィーンへの復帰後に合意は採択されるのか

2022年01月29日付 Hamshahri 紙

  ウィーンのある情報筋は、経済制裁解除をめぐる協議の8回目の中断に言及し、こう述べた。「もし相手諸国代表団が各国首都から帰還後に必要な決定を採択するなら、合意に向けた迅速な動きがあった可能性がある。」

 イラン国営通信(IRNA)によると、同人物は「残りの議題の重要性と政治判断の採択の必要性を鑑み、各使節団は協議のために本国へ戻る合意がなされた」 と述べたという。

 この情報筋は、この短い期間の中断の後に8回目の協議が再開するだろうと述べ、
「対話の流れは総じて建設的で、前向きだった。もし相手側諸国の本国からの帰還後に必要な決議が採択されるようであれば、合意に向けた迅速な動きがあると見込まれる」と続けた。

 先日、ウィーン協議におけるEU代表エンリケ・モラ氏[Enrique MORA欧州対外活動庁事務次長]も、ツイッターでこのように発信した。「8回目のウィーン協議が、12月27日からはじまり、今までで最も長期に渡る協議となったが、一旦休憩に入った。[ツイッター原文:The 8th round of the #ViennaTalks #JCPOA , which started 27 December, so far the longest, takes a break. Participants will go back to capital for consultations and instructions to come back next week. Political decisions are needed now. Safe travels to all participants.]」

 「参加各国は、協議と政府の指示を仰ぐため本国に帰国した」として、モラ氏は、現在政治決断が求められていると説明した。

 協議に参加している各国は、ここ数日にわたり合意文書原案の仕上げや一部の意見相違のある問題に関する決議について活発に議論を行った。代表団の大多数は、一部の問題が複雑ではあるものの、協議の前進を認めている。

 制裁解除に向けた8回目の協議は、イラン暦1400年デイ月6日[2021年12月27日]に開始され、イラン・イスラーム共和国は、どれだけ相手国が制裁廃止に頑迷になろうと、制裁廃止に向けたイランが検討する手順を認めることに抵抗を示そうと、最終合意達成までの時間はより短縮されると強調している。


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翻訳者:NM
記事ID:52536