■シリア人姉妹がイスタンブールの高校で苛烈な人種差別的暴行・嫌がらせを受ける…ヒジャーブを脱がされ写真撮影、身体のいたるところには打撲跡が残る
【ダマスカス:本紙】
トルコに暮らすシリア難民たちがさらされている継続的な攻撃のあらたな一幕として、イスタンブール市内の高校でシリア人姉妹が他の生徒たちから苛烈な殴打を受け、彼女たちのうち1人はヒジャーブを脱がされた。
複数のウェブサイトが昨日報じたところによると、2人の女子生徒は、イスタンブール市キュチュク・チェクメジェ地区にあるテクニク・アナドル高校で、数人の生徒による身体的攻撃にさらされた。またこれに先立ち、両女子生徒のうち1人がトイレの個室におびきだされた末に、激しい殴打を受けたのだという。これら暴行について、彼女たちがシリア人であったこと以外に明確な理由は示されていない。
人権活動家であるタハ・ガーズィー氏はFacebook上の個人ページで次のように投稿した。「(被害を受けた)姉妹はシリア人であることから、常日頃から、学校の一部の生徒による人種差別的な身体的な嫌がらせを口頭で、あるいは身体的に受けている。事件が起きた日には、彼女たちのうち1人がトイレの個室で殴打された。彼女が叫び声をあげると、何人かの生徒がやってきて彼女を救い出し、嫌がらせを加えていた生徒らから彼女を守ろうとした」。
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