■シリア北西部を襲った暴風雨によって12地点以上の難民キャンプが著しい損害を受ける
【スーリーヤ・ネット】
「シリア人道対応調整隊」は、シリア北西部で発生した暴風雨によって、同地域にある12地点以上のキャンプが被害を受けたことを明らかにした。
同隊は木曜日に発表した声明のなかで、暴風雨の被害はザルダナー地区、シャイフ・バフル地区に加え、イドリブ県北部のアドワーン市に集中したことを明らかにした。
イドリブ県内の複数のキャンプは夜明けとともに「救援希望」を発出し、人道的あるいは救援上の支援物資や必需物資など、必要な援助を提供するよう求めた。
同隊は、これらのキャンプに暮らす150万人を超える人々が「最低レベルの生活要件を確保することができなくなっている」と伝えた。
同隊が述べたところによると、今回の災害は「暖房資材の価格が継続的かつ著しく高騰して庵、シリア北部に位置する90%以上のキャンプが耐用年数の満了を迎えようとしているなか発生した」という。そのため、緊急事態や被害の規模が増大したのだという。
さらに同隊は声明のなかで次のように続けた。「何十万人もの民間人が、野外という言葉をもってしか形容できないキャンプに残留していることはもはや許容可能ではなくなった。したがって彼ら避難民や強制移住させられた人々は、自らの市町村に帰還するほかはない」。
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