ホウゼイェ・エルミーエ(宗教学校)の長であるアーヤトッラー(シーア派の高位宗教学者)・アーラーフィー師は、カトリックキリスト教徒指導者との会談において、イスラーム革命最高指導者の口頭メッセージをローマ教皇へ伝えた。
【ジャーメ・ジャム電子版】イランのホウゼイェ・エルミーエの長であるアーヤトッラー・アーラーフィー師は、バチカンでのカトリックキリスト教徒指導者との会談において、イスラーム革命最高指導者の口頭メッセージをローマ教皇へ伝えた。
アーヤトッラー・アーラーフィー師は、フランシスコ・ローマ教皇との会談で以下のように述べた。「イスラーム革命最高指導者は私のバチカン訪問を知られた後、貴方への挨拶の言葉を述べられ、貴方の経歴、および貴方とラテンアメリカとの関係を称賛された。また、イスラーム・キリスト教間の関係の融和と被抑圧者保護にあたり貴方が取られている立場を賛美され、力説された。我々は、貴方が今後も世界の被抑圧者たち、特にパレスチナとイエメンの人々の保護に努められ、明確で透明性のある立場を取られることを期待している。」
同師はこう付け加えた。「イスラーム革命最高指導者は、パレスチナの民を守るための行動が起こされ、人民による投票と、パレスチナの統治機構に関わる全ての宗教の信徒たちを含む、高貴なる人民とパレスチナの民による選挙に基づいて、その解決が図られることを期待されている。」
ローマ教皇もまたこのように指摘した。「イラン・イスラーム革命最高指導者とイランの宗教的権威者の皆様に私からもご挨拶申し上げる。我々もまた、イスラーム革命最高指導者が仰った問題に同意する。」
なお、フランシスコ教皇はアルゼンチンで生まれ、しばらくの間ブエノスアイレス市(アルゼンチンの首都)の大司教を務めた。
出典: ファールス通信