殉教者モハンマド・バーバーイーさんの日本人の母を駐イラン日本大使がお見舞い
2022年06月16日付 Iran 紙
【イラン紙電子版】駐イラン日本大使は殉教者モハンマド・バーバーイーさんの日本人の母サバー・バーバーイーさんを見舞う中で、「バーバーイーさんは日イラン関係を強化するための様々な活動をし、重要な役割を果たしてくださいました」と話した。
相川一俊駐イラン日本大使は、サバー・バーバーイーさん(山村邦子さん)を見舞った際に、「バーバーイーさんとは話せなかったが、私の声を聞いてくれたと思います。できるだけ早く彼女の体調がよくなることを願っています」と述べた。
同氏は「バーバーイーさんは若い頃にイランに移住し、イラクがイランに押し付けた戦争(イラン・イラク戦争)で息子さんが殉教しています。イランと日本の関係を強化するために様々な活動をし、重要な役割を果たしてくださいました」と加えた。
山村さんは(2020年東京)パラリンピックのイラン選手団の通訳者で名誉団長でした。駐イラン日本大使は「サバー・バーバーイーさんの治療のために尽力してくださる医師団に感謝します。」
ハータモルアンビヤー病院(テヘラン)治療担当副院長のターヘリー氏は「今年ホルダード月8日(5月29日)からバーバーイーさんは呼吸器の問題と基礎疾患のため、ハータモルアンビヤー病院のICU病棟に入院している」と述べた。
対症療法が行われたが、基礎疾患と二次的な感染のために酸素と意識レベルに影響が出た。入院数日後の今日、酸素と意識のレベルは良くなり、バイタルサインは安定している。
山村さんの状態は良くなっているが、自力で呼吸できるようになるまで呼吸の補助を行うという。
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翻訳者:KCH
記事ID:53619