■移民を載せた船を沈めようとするチュニジア沿岸警備隊の映像が大きな批判を呼ぶ
【チュニス:本紙】
チュニジア沿岸警備隊が不法移民らを載せた船を「沈めよう」としている映像に対して、SNS上で多くの非難の声が向けられている。
複数のSNSで、ある移民が携帯電話のカメラで撮影した映像が拡散された。そこでは警備隊の隊員が多くの移民を乗せたボートを長い棒で沈めようとしている様子が映っている。
活動家のザーフィル・ウタイ氏はこの映像に対するコメントで、「チュニジア当局はこのようにしてハッラーカ(密航移民)に対処しているのだ。欧州諸国が国境警備に対して支払うはした金のために、多くのケースで殺人につながるような暴力行為が行われてしまっている。フランスを筆頭とする地中海北部の国々によってアフリカの富が盗難されているなかで、である」と投稿している。
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