■イスラエルの歴史上最も過激な政権がもたらす危機!
【アブドゥッラー・ハリーファ・シャーイジー:本紙】
パレスチナの領土に対するイスラエルの占領に関して国際司法裁判所に法的意見の提示を求めるパレスチナ国連大使の決議案に対し、国連総会の193か国のうち87か国が支持を表明した。これを受けてイスラエルはパレスチナ当局に対し、報復措置をもって応じた。この決議案には87か国が賛成したが、占領の確立および支援に対して最も支持的な二か国である、米国とイギリスをはじめとする26か国が反対した。
イスラエルはパレスチナ当局に支払われるべき税金の送金を差し止めることで当局に報復した。さらに前例のない挑発的な措置として、ネタニヤフの過激派政権は「パレスチナ人による暴力の犠牲者に補償金を提供するため」に3,900万ドルの税金を押収することで、パレスチナ当局に対しさらなる制裁を課すことを決定したのである!何がこれ以上パレスチナ当局を打ちのめすだろうか!また強く憤慨したネタニヤフ首相は、決議案について厚かましくも次のように評した。「イスラエル人は彼らの領土と首都の占領者ではない。決議案はイスラエルを拘束するものではないだろう!(これまでの)他の歪曲された決議と同様に、である」。
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