■イスラエルの歴史上最も過激な政権がもたらす危機!
【アブドゥッラー・ハリーファ・シャーイジー:本紙】
米国務省の声明は、例によってイスラエルの違反行為および犯罪の隠蔽を保証する主要な支持者であった。同省のスポークスパーソンは、パレスチナ当局の決定を受けて以下のように表明した。「我々は、イスラエルの占領に関して国際司法裁判所に意見要請を提出するというパレスチナのイニシアチブに失望している」。
ベン・グヴィル氏の襲撃に対する国際的な抗議は広範に及んだ。その結果、イスラエルと国交を正常化し、国連安保理のうちアラブ諸国を代表する非常任理事国であり、親イスラエル広告機関でもあるアラブ首長国連邦さえもが、中国とともに、ベン・グヴィルのアル=アクサー・モスクへの襲撃について議論するための安保理緊急会合の開催を呼びかけるに至った。
安保理の各理事国はイスラエル政府のイタマル・ベン・グヴィル国家治安相によるアル=アクサー・モスク襲撃を受け、緊急会合においてエルサレムと同モスクの現状を維持する必要性を強調した。多くのアラブ諸国の外務省がこの襲撃を強く非難し拒否する声明を発表するなか、ネタニヤフ首相は予定されていたアブダビ訪問を延期した。
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