ラジオ・フランス イラン石油輸出、アメリカの制裁受けるも過去最高を記録

2023年01月15日付 Jam-e Jam 紙

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル[フランス外務省の予算で運営されている国際放送サービス]は、イランによる2022年11月・12月の石油輸出が、アメリカによる制裁を受けているにもかかわらず、過去最高を記録したと報じた。

【ジャーメ・ジャム電子版】ラジオ・フランス・アンテルナショナルは日曜日ウェブサイト上で、中国がイラン産原油の最大の輸入国の一つであると述べ、これは昨年からのイラン・中国間経済協力の結果であると評価した。

 この記事では、石油市場を専門とするKpler社の調査結果を引用し、2022年11月におけるイランの原油輸出量が1日あたり123万バレルに達したと述べ、これは2019年の輸出とほぼ同水準であることを意味するとしている。

 また本記事によると、アメリカの制裁を継続的に非難している中国は、これまでイランの主要な経済・貿易パートナーであり、最大の石油輸出相手国だった。しかし、ゼロコロナ政策による中国国内の需要低下やロシアとの原油競争により、イランの原油輸出は一時脅かされる事態となったが、石油タンカーの運航は再開されてきている。

 ラジオ・フランス・アンテルナショナルは、アメリカとの関係悪化を回避するため、イラン産の原油が公式には他国から中国へ輸入されていると主張している。

 本記事はさらに、推定によると中国によるイラン産原油の輸入量は、[2022年]12月に1日あたり120万バレルと過去最高を更新し、昨年比で130%の増加を見せていると付け加えている。/IRNA


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:HR
記事ID:54858