地震が村を真っ二つに!「世界の終わりかと思った」
ガズィアンテプのヌル山麓にあるギョクチェデレ村では、地震で断層が破損を作り出し、亀裂を生じさせた。長さ数メートルに及ぶ断層破壊による亀裂は空から撮影された。ギョクチェデレ村に住むヌリ・ジハンさんは、「地震の朝、亀裂ができた。地震が始まったとき世界の終わりかと思った。亀裂はもう少し開いていて、雨も降っていた。時間が経ち、余震が起こると閉じ始めた」と語った。
カフラマンマラシュの地震が村々に与えた被害が空からの映像で明らかになった。ガズィアンテプのヌル山麓にあるギョクチェデレ村では家屋や道路のほか、墓地にも亀裂があることが確認された。
断層破壊は、墓地の亀裂や墓の破損、墓石の崩壊を引き起こした。
村人たちが家から避難する一方で、墓地の被害を自ら出来る限り直そうとしたことが確認された。
■「世界の終わりかと思った」
ギョクチェデレ村で生まれ育ったというヌリ・ジハンさんは、村人たちがトラクターやスコップで開いた亀裂を塞ごうとしたとしてこう語った。「亀裂は地震の朝生じた。地震が始まったとき世界の終わりかと思った。私たちは子どもたちと外へ出ようとした。隣人と私の兄を連れ出した。戻ってみると、おじの息子の家が倒壊していた。雨が降る中で、何が起きたのか分かろうとしていた。地震だと分かり、がれきの下敷きとなった人々を助け出そうとした。3、4時間後、皆が行動を起こした。一緒に遺体をがれきから運び出した。」
■「ある人はトラクターを、ある人はスコップを持ってきた」
ジハンさんは、「助けについては、初日は難しかった。誰も助けられなかった。みんな自分のことで精一杯だった。その後私たちはお墓の状況を確認した。アッラーよ、みなをお助けください。自然災害で、我々にできることはなかった。政府も支援しようとつとめた、何のせいにもするべきではない。すべての責任は私たち市民にある。ある人はトラクターを、ある人はスコップを持ってきた。この道路は崩れていたが、ここの通行が可能になった。私たちはお墓もできるだけ直そうとした。亀裂はもう少し開いていて、雨も降っていた。時間が経ち、余震が起こると閉じ始めた。」と話した。
この記事の原文はこちら
翻訳者:伊永勇人
記事ID:55035