与党系によるハルク・レヴェント批判無効の証明―AHBAPとAFADの協力協定はこれ
2023年02月15日付 Cumhuriyet 紙
民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首とスレイマン・ソイル内務相が非政府組織AHBAPを標的にした後、アーティストのハルク・レヴェント氏はソーシャルメディアのアカウントで、災害緊急事態対策庁(AFAD)との協力に関係する文書を公開した。レヴェント氏は、「AFADは国を、AHBAPはNGOとしてボランティアを代表しています。また、何年も維持してきた協力協定もあります。」と述べた。
民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、昨日党集会で時事を論評する中で、地震発生地域での支援活動で話題となっているAHBAPとBabala TVを標的とした。その後、スレイマン・ソイル内務相からも曖昧な形で脅しが来た。
ソイル内務相は、「支援活動はAFADにより行われている。そのため集められた寄付金に関しては、何に・いくら使われたかは、今回もこれまでと全く同じように行われるようになるよう求めます。この点で国に同調しようとする者があれば、必要なことが実施されるでしょう」と言った。
AHBAPの創設者であるハルク・レヴェント氏がソーシャルメディアのアカウントから行った投稿の中で、AFADと何年も続いてきた協力協定があると明らかにした。レヴェント氏は、ツイッターでAFADとの協力協定が署名された場で撮影された写真を拡散した。同氏は、以下のメッセージを付した。
「協定は無く、国とは別に活動していると述べる者たちよ!私たちは何年もの間、災害緊急事態対策庁の範疇の中で働いてきました。私たちは地震や火災の際は共に一生懸命働いてきました。私たちはさらに働きます。AFADは国として、AHBAPはNGOとしてボランティアを代表しています。また、何年も維持してきた協力協定もあります。」
■バフチェリ氏は何を話したか?
バフチェリ党首は、レヴェント氏とオウズハン・ウウル氏を標的とし、「この詐欺師たちは、もはやトルコのテレビに出演するべきではありません」と述べ、「国家を無能だと示すかのようにソーシャルメディアに群がり便乗する人々は、自分たちが枝を切ったことにいつ気付くのでしょうか。AFADを通じて援助・支援を行うのが最も正しい方法です。」と述べた。
バフチェリ党首の言葉を受け、レヴェント氏は自身のソーシャルメディアアカウントを通じて返答した。
レヴェント氏は、「ちょうど昨日、民族主義者行動党の議員たちが私たちのテント村を訪れました」と述べ、「デヴレト・バフチェリ氏のアドバイザー達が彼を誤解させたのだと思います。私は毎日国家機関と協力したうえで、これを書いています。実際に組織間の協力なくして成功はありません。」と話した。
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翻訳者:小鉄礼子
記事ID:55042