支援物資に同封のメッセージ、、、人々の慰めに
2023年02月22日付 Cumhuriyet 紙
カフラマンマラシュを震源とした地震の発生後に一斉に始まった援助の中で集められた人道支援物資の箱には、被災者たちに向けて書かれたメッセージがあり、読む人たちを感動させている。
カフラマンマラシュを震源とする2度の地震によって被災した11県のためにトルコは団結した。地震後、自治体が被災地域において活動を続ける一方で、同時に開始された援助の動きが続けられている。
被災地域救援車に持ち込まれた物資は、救援調整センターにおいて分類されている。支援物資は需要に沿って地域に送られている一方で、設えた店頭ではサムスンに来た被災者たちに提供されている。
地震発生後、老若男女、様々な人が被災者支援のために活動を始めた。用意された人道支援物資が入った小包にある、被災者向けのメッセージが読む人の心を感動させている。
■「あなた方が遊べるように、おもちゃを置いた」
小包の上にある、子供達が書いたメッセージが特に注目を集めている。ある子供が書いたメッセージには以下のような表現があった。
「神よ、あなた方を護ってください。あなた方は皆良くなる。あなた方が暖かくなるように衣類を入れました。遊ぶためにおもちゃを入れました。あなた方の幸せをただ祈っています。」
他のメッセージには、「愛する友よ、私たちはいつも傍にいます。私のおもちゃをあなた方に送ります。どうか泣かないで、幸せになって。私もあなた方の兄弟です。寝る前にあなた方に向け祈っています。私の就学援助金も送ります。あなた方をとても愛しています。全ての人が回復しますように。できるだけ多くのものを送りました。気に入ってもらえるといいのですが。おもちゃと私は遊んだから、次はあなた方の番です。あなた方もいっぱい遊んでください。」と書かれていた。
■「大きな思いやり」
社会福祉部障害者福祉課の責任者であるエダ・ギュナイドゥン氏は、小包に付されたメッセージによって自分達が感銘を受けたと述べ、「特に子供たちは被災者の友達が僅かなものでも笑顔になれるようにとおもちゃを送っている。説明しきれないほど素晴らしい子供達が存在する。彼ら自身の年齢は小さくても、彼らの心は暖かく、大きい。おもちゃを送り、その中にメッセージを書いてきたようだ。貯金箱のお金を送った子供もいる。彼らのメッセージを私たちが読んだ時、感動した。それらが手元に届いた時、それを見る子供達や家族は孤独でないことを実感する。大きな思いやりがある子供達がいるのだ。神よ、全ての人をお受け入れください。」と述べた。
■「私たちが暖かいとき、あなた方も寒くないように」
自治体職員のセムラ・ウルドアン氏は、毛布を送った善意の小包に書いてあるメッセージにあった「私たちが暖かいとき、あなた方も寒くないように。私たちの心はあなた方とともにある」と書かれたのを読んだ時、涙を堪えられなかった。
「サムスンとして、国として手を取り合っている」と述べたウルドアン氏は取材の中で「被災者のある子供がここに来ました。まだ表情にはあの恐怖が取り憑いていた。願わくば、彼らの心身にある恐怖心を取り除き、傷を癒すために、私たちは精一杯活動し続けます。」と述べた。
(注)記事内には明記されていないが、サムスン自治体での話しと考えられる。
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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:55094