マラティアで過去数年のうちに耐震補強措置を行った、ソンギュル・ヤクト殉職中佐小学校、中学校およびオレン・アナトリア高校が地震後に倒壊した。
マラティア県で地震後に崩壊した場所の一つがアクチャダー郡オレン街区にある学校だ。崩壊したソンギュル・ヤクト殉職中佐小学校、中学校とオレン・アナトリア高校で2020年に耐震補強措置を行っていたと伝えられた。アクチャダー郡当局のインターネットサイトでの2020年7月21日付のニュースで「当郡のオレン街区にあるソンギュル・ヤクト殉職中佐小学校、中学校とオレン・アナトリア高校で耐震補強措置を実施しました。破損評価活動ののち同3校の耐震補強措置を開始し、同3校は想定される地震に対して補強されました。」と伝えられていた。
■「意識的な補強がされていればこんなことにはならなかった」
メフメト・メルガンさんは建物の耐震補強を行ったにもかかわらず崩壊したと話し、「ここで最大の自然災害である地震があったが、最大の自然災害から生徒たちが救われた。なぜならあの日雪が降っていなかったら、生徒たちは学校に来ていたからだ。2番目の地震で崩壊したのがここだ。崩壊の瞬間、私は向かいの建物にいた。揺れによって崩壊することになった。戻って見てみると、3階が突然崩壊したのが見えた。ここに生徒たちがいたら、一人も無事では済まなかったはずだ。耐震補強したのに、建物は見ての通りだ。」と述べた。
この記事の原文はこちら
翻訳者:伊藤梓子
記事ID:55111