カフラマンマラシュを震源とした地震による被害額は1000億ドルを超えると推定されている。国連開発計画(UNDP)トルコ代表のルイザ・ヴィントン氏は、調査中のガズィアンテプで、地震の影響で270万人が住む場所を失い、60万近くの建物が崩壊したと述べた。大災害の一か月後の評価においてヴィントン氏は、「今日までの計算では、被害額だけで1000億ドルを超えると現時点で推定されている」と述べた。
先週、世界銀行は、トルコの惨状に340億ドルに相当すると推定した。しかしヴィントン氏は、トルコ政府から提供されたデータと3つの国際機関の活動の結果により、実際の費用はより高くなると計算していると述べた。
■支援は不十分なまま
一方、国連人道支援トルコ・コーディネーターのアルヴァロ・ロドリゲス氏は、トルコで最も問題となっているのはテント不足であると述べた。また。「テントの必要性と需要は非常に高いので、全世界的な供給をもってしても足りない」と述べた。国連のオンライン記者会見で記者の質問に答えたロドリゲス氏は、国連開発計画によるトルコ向けの10億ドルの支援要請に対し、米国とドイツが1億ドル分貢献したと発表した。2月16日に呼びかけられたが、現在までに賄えたのは僅か9.6%である。
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翻訳者:田原紗樹
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