110年の歴史のアンタキヤ高校、地震に耐えられず

2023年03月11日付 Milliyet 紙

ハタイのアンタキヤ郡にある110年の歴史を持つアンタキヤ高校の大部分が、地震で倒壊した。

カフラマンマラシュを震源とし、2月6日に発生した地震が大きな破壊に導いたハタイのアンタキヤ郡では、1世紀を超えて健在であった建物も倒壊した。これらの建物の一つがジュムフリイェット通りにある110年の歴史をもつアンタキヤ高校だった。

以前に複数回修繕され、災害発生の日まで授業が続けられていた建物の大部分が、地震で倒壊した。学校の中庭に無傷で残ったトルコ共和国の建国者ガーズィ・ムスタファ・ケマル・アタテュルクの胸像については見る者を感動させた。

■「学校がこのようになったのを見て悲しい」

2005年から2009年の間アンタキヤ高校で学んだと明らかにするジェミル・パルラックさんは、地震で母親、父親、母方のおじ、身内の嫁、義母を失ったと話した。アンタキヤ市民として例えようのない辛さを経験したと話したパルラックさんは、「母もこの高校を1986年に卒業した。思い出、経験したこと、全てのものがなくなった。学校がこのようになったのを見て悲しい。学校の友達にも亡くなった人がいる。副校長も地震で失った。悲しみは大きい。」と語った。


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翻訳者:堀越万桜
記事ID:55209