デミルオレンのショッピングセンター、借金不払いで銀行の手に

2023年03月20日付 Cumhuriyet 紙

デミルオレン・グループ所有のデミルオレン・ショッピングセンターは、銀行融資の不払いが原因でデニズ・バンクの手に渡った。

イスティクラル通りで建設の際に大きな議論を生んだデミルオレン・グループが所有するデミルオレン・ショッピングセンターは、借金の肩代わりにドバイのNBDバンク傘下のデニズ・バンクの手に渡った。ショッピングセンターの名前はイスティクラルとなった。

デミルオレン・グループは、[ドアン・グループ傘下のメディア企業]ヒューリイェット・グループを買収するために受けた約8億5000万ドルの融資を返済できなかったため、資産の大部分の所有権がズィラアアト・バンカス(勧農銀行)に移った。また、2006年に建設を開始し2011年に開店したデミルオレン・ショッピングセンターも大部分の資金を融資したデニズ・バンクの手に引き渡さざるを得なくなった。

イスティクラル通りの歴史的な建物の間にあり、1933年からの歴史をもつサライ・シネマとして知られた[建物の跡地にある]ショッピングセンターに関しては建設中に大きな抗議が起きた。当時のエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、不法行為が行われたかどうか特定するため監査官を任じた。調査の結果、ショッピングセンターが2階分高いことが特定されたが、1階分のみ削減された。

■ズィラアアト・バンカスに所有権

デミルオレン・グループは、2021年に半分以上をズィラアアト・バンカスが占める15億ドルの融資を再度受けるため話し合いを開始した。ズィラアアト・バンカスとその不動産子会社にデミルオレン・グループ所有の土地建物の所有権が移転した。


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翻訳者:新井慧
記事ID:55260