ヒラヌル財団創設者、ユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルが6歳の娘のH.K.G.を29歳のカディル・イステキリと結婚させたとの訴えで、カルタル・アナトリア裁判所で行われる3回目の公判は、検察官の休暇により6月5日に延期された。裁判所は被告人のカディル・イステキリとユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルを引き続き勾留すると決定した。
カディル・イステキリとユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルは拘置所からイスタンブル・アナトリア第二重犯罪刑事裁判所へ公判のために送られた。公判では双方の弁護士が出廷した。さらに被告側がもたらした証人が裁判所で傍聴した。
およそ2時間続いた審理の後、裁判所は、検察官が休暇をとっており、臨時の検察官が出廷していることにより、公判は6月5日の9時30分まで延期された。さらに裁判所は、勾留中の被告人のカディル・イステキリとユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルを、引き続き勾留すると決定した。
■裁判の背景
ヒラヌル財団創設者、ユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルが6歳の娘であるH.K.G.を29歳のカディル・イステキリと宗教婚によって結婚させたとの訴状が過日受け入れられた。訴状ではカディル・イステキリに関して30年以上、父ユスフ・ズィヤ・ギュムシェル、母ファトゥマ・ギュミュシェルに関しては18年以上の懲役が請求された。H.K.Gと家族・社会福祉省の弁護士は、未勾留の被告人であるカディル・イステキリとユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルに関して、勾留を請求した。イスタンブル・アナトリア第二重犯罪刑事裁判所は、両被告人の勾留に関し、逮捕状が出されるよう判断を下した。その後、2人の容疑者の身柄が拘束された。警察での手続き後、アナトリア司法裁判所へ送られたユスフ・ズィヤ・ギュミュシェルとカディル・イステキリは2022年12月15日に逮捕され、拘置所に送還されていた。
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翻訳者:大屋千寛
記事ID:55328