地震で、畑に何トンもの岩石崩落―カフラマンマラシュ
2023年04月01日付 Hurriyet 紙
カフラマンマラシュで発生したマグニチュード7.7の地震の震源であるパザルジュク郡で播種されている農地に山から落ちてきた岩石群は、大災害の大きさを再び目の当たりにさせている。
カフラマンマラシュを震源とした地震で多くの建物が崩れる中、5万人以上の命が失われた。地震の震源となった郊外地域で種が蒔かれている農地にも災害の影響が及ぼされた。最初の地震の震源であるパザルジュク郡では、アタタン山の斜面から落ちた巨大な岩石群がレンズ豆と小麦の畑に転がり落ちた。山の斜面にある木々を薙ぎ倒していった岩石は地震の恐ろしいまでの力を見せつけた。
現地で農家を営んでいるアリ・アバザ(71)さんは、山から落ちた岩石が農地に害を与えたことについて語った。
■「大きな被害」
見た光景にショックを受けたと説明したアバザさんは、「パザルジュックから来た人が『石が落ちた』と言った。来てみたらショックを受けた。山の石が畑の中に入ってるじゃないか。あらゆる場所で大きな岩石が作物を倒した。地震はすごい動きだった。岩石は人間の身長より大きく、半分は畑の土の中に埋もれていた。小麦畑に多くの岩石が落ちた。大きな被害となった。」と述べた。
経験した地震の模様を語ったアバザさんは、「立ち上がるが、倒れた。立ち上がれなかった。人々は多くの損害を受けた。家が倒れ、畑に石が落ちた。起きたのは4時20分だった。揺れがあった。起き上がり、また倒れた。妻は『外へ出ろ』と叫んだ。でも立ち上がれなかった。人々が来て私を押し出し、外に出れた。見ると家の壁が粉々になっていた。雨が降り、雪が降った。子供たちもみんな寒い。その晩私たちは凍えた。国がテントを送った。私たちはテントを張った。」と話した。
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翻訳者:堀越万桜
記事ID:55334