レバノン:シリア人難民に対する人種差別的措置が拡大(1)

2023年04月27日付 その他 - Snack Syrian.com 紙

■レバノン当局が国内に居住するシリア人難民に対する逮捕・家宅捜索キャンペーンを継続

【スナック・シリアン・ドットコム】

レバノン国内で人種差別的な扇動行為が勢いを増すなか、同国当局がシリア人難民に対する逮捕・家宅捜索キャンペーンを継続し、実際に彼らのうち数十人が自国へと強制送還された。

シリア人権ネットワークは発表した報告書のなかで、レバノン当局が「4月初旬以降、168人におよぶシリア人難民を自国へと強制送還した」ことを明らかにした。

同ネットワークは「レバノン政府は難民強制送還の禁止の原則に違反している」と題された報告書のなかで、「4月17日以来、レバノン軍がブルジュ・ハンムード、ベイルート市内の複数地区、リシュマヤー、ハンマーナー、サウファルといった、シリア人難民が旧住している複数の地域を襲撃した。同軍はそこで数十人におよぶシリア人難民の集団的拘束を行った」ことを明らかにした。

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:55503