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イスラエル:ヨルダン川西岸を「イスラエルの不可分な領土」にする計画(2)

■ボレル:イスラエルはヨルダン川西岸を段階的に併合する明確な意図を持っている      【ロンドン:アナトリア通信】      国際連合は占領地での入植活動を違法とみなし、これが(パレスチナとイスラエルの)二国家解決の原則に基づく紛争解決の可能性を損なうと警告しており、何十年間にわたってその停止を求めてきたが、これらはいずれも無駄に終わった。      10月7日以来のガザへの破壊的な戦争と同時に、イスラエル軍はヨルダン川西岸での突入や軍事作戦を拡大した。ガザ地区保健省のデータによると、これによ 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ヨルダン川西岸を「イスラエルの不可分な領土」にする計画(1)

■ボレル:イスラエルはヨルダン川西岸を段階的に併合する明確な意図を持っている      【ロンドン:アナトリア通信】      欧州連合の外務・安全保障政策上級代表であるジョセップ・ボレル氏は、イスラエルが占領下のヨルダン川西岸を段階的に併合する明確な意図を持っていると警告し、これが「平和につながることはない」と述べた。      ボレル氏は月曜日、ルクセンブルクで行われたEU外相級会合ののちの記者会見で次のように述べた。「イスラエルにはヨルダン川西岸を段階的に併合する明確な意図があるように見え 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ラファフ市での限定的な作戦停止を示唆(3)

■ネタニヤフ首相:「暴力的な」段階の戦争は終了間近である      【本紙】      さらに同首相はこの声明のなかで、米国による武器供与停止は「劇的だった」と述べたうえで、自国が保有するもので戦争を継続する可能性を示唆したが、さらなる米国の武器の獲得が望ましいとした。      米国は供与した爆弾が人口密集地域に引き起こしうる影響を懸念して、イスラエルに対する2000ラトルおよび500ラトル相当の爆弾を積んだ貨物の供与を中断したが、イスラエルが今後米国の武器を数十億ドルで入手することはいまだ決 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Mudun紙

イスラエル:ラファフ市での限定的な作戦停止を示唆(2)

■ネタニヤフ首相:「暴力的な」段階の戦争は終了間近である      【本紙】      さらに同首相は自身が「地元のパレスチナ人らの協力のもとで民政を確立することを望んでいる」と説明したうえで、「ガザ地区への再入植は現実的なことではない」と指摘した。      そして同首相は、イスラエルが「ハマース、レバノンのヒズブッラー、イエメンのフースィー派のほかイラク、シリア、ヨルダン川西岸地区、イランにいる武装諸派」との計7戦線における戦争に乗り出していると付言した。      相互人質交換の取引に関し 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Mudun紙

イスラエル:ラファフ市での限定的な作戦停止を示唆(1)

■ネタニヤフ首相:「暴力的な」段階の戦争は終了間近である      【本紙】      イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は日曜日(23日)、自国軍が地上戦を仕掛けているガザ地区ラファフ市での「暴力的な」戦闘は「終了間近」になったと述べた。      ネタニヤフ首相は日曜日夕方、イスラエルの「チャンネル14」によるインタビューのなかで、「ハマースに対する戦闘の暴力的な段階は終了間近だ。このことは戦争が終結間近だということを意味しないが、暴力的な段階にあるラファフ市での戦争は終了間近である」と 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Mudun紙

ガザ: 戦車とドローンに包囲され、新しい住居を奪われる市民たち(2)

■ガザ:ジェノサイドにより新しい住居を奪われた殉教者たち… ラファは戦車とドローンに包囲される      【ガザ:本紙】      ラファでは、イスラエル占領軍の戦車がラファ北西部の避難民用テントがあるマワーシー地区郊外まで進軍した。      関係者によると、イスラエル占領軍とハマース勢力との間で激しい衝突が起きた。      戦車とドローン(クワッドコプター)がラファを四方八方から包囲しているなか、遺体は市北部のタル・アッ=スルターン地区とウライバ地区をはじめとした数カ所の道路に遺棄されてい 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ: 戦車とドローンに包囲され、新しい住居を奪われる市民たち(1)

■ガザ:ジェノサイドにより新しい住居を奪われた殉教者たち… ラファは戦車とドローンに包囲される      【ガザ:本紙】      イスラエル軍はガザ地区各地、特に住宅への爆撃を止めず、死傷者が発生している。ラファ(ラファフ)では戦車とドローンによる包囲、家屋の爆破が見られた。      ガザ市南部サブラ地区の住宅を狙った爆撃では、10人の死者と多数の負傷者が出た。      パレスチナ国営通信『ワファー』は地元からの情報として、「占領軍の戦闘機が近隣の住宅を標的とし、住民8人が死亡、数十人が負 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Quds al-Arabi紙

スーダン:内戦の激化、AUが調停試み

■スーダン:首都での戦闘激化に伴い、アフリカ連合(AU)はブルハーン議長とダカルー氏(通称ヘメッティ)の会合を直ちに行うよう呼びかけ      【ハルツーム:本紙】      スーダンの首都ハルツームでは、数日前に暫定主権評議会のヤースィル・アター将軍が市内中心部にある国軍総合指令本部の包囲を解除する準備を進めていると発表したことを受け軍事衝突が激化しており、国軍による空爆や砲撃の応酬が増加する中、装甲・通信両部隊駐留地での攻撃も新たに発生している。      事態を受けて、アフリカ連合はスーダ 全文をよむ

  • 2024-06-24
  • al-Quds al-Arabi紙

スーダン:国境なき医師団、北ダルフール紛争での医療施設への攻撃を強く非難、医療活動の安全確保を要求(2)

■国境なき医師団:スーダンのファーシルで260人が死亡、1630人が負傷      【スーダン:アナトリア通信】      そして(彼は)、「医療施設が意図的に狙われているかどうかは不明だが、医療施設は常に尊重され、保護されなければならない。民間人は包囲され、逃れることすらできない。彼らの保護と必要な治療提供の確保が不可欠である」と続けた。      MSFは5月26日、ファーシルでスーダン軍(SAF)とRSFの戦闘が激化して以来、市内での死亡者数が134人に達したと発表した。      ダルフ 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

スーダン:国境なき医師団、北ダルフール紛争での医療施設への攻撃を強く非難、医療活動の安全確保を要求(1)

■国境なき医師団:スーダンのファーシルで260人が死亡、1630人が負傷      【スーダン:アナトリア通信】      国際医療組織「国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)」日曜日、「スーダン西部の北ダルフール州の州都ファーシルで、約6週間前に激しい戦闘があって以来、260人が死亡、1630人以上が負傷した」と発表した。      MSFはX上で「国連安全保障理事会(国連安保理)がスーダンのファーシルでの戦闘停止を呼びかけてから9日が経過したが、戦闘は依然 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:イスラエルの入植者が西岸のベドウィン集落を2日にわたり襲撃(2)

■2日にわたる襲撃…イスラエル入植者がヨルダン川西岸のパレスチナ人の集落を襲撃      【ラマッラ:諸通信社】      バイダル機構は土曜日(22日)にも、入植者らが同一集落内の住宅や羊小屋を襲撃したと発表した。      同機構は、入植者らが「盗まれた羊を捜索するという口実のもと、群落の住民である市民ザフラーン氏とジャラール・ラシャーイダ氏が所有する家屋や羊小屋を襲撃し、小屋や家屋を捜索した」と付け加えた。      同機構はさらに、「この襲撃を主導したのは、アル=オージャにおいてパレスチ 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:イスラエルの入植者が西岸のベドウィン集落を2日にわたり襲撃(1)

■2日にわたる襲撃…イスラエル入植者がヨルダン川西岸のパレスチナ人の集落を襲撃      【ラマッラ:諸通信社】      日曜日(23日)、イスラエルの入植者がヨルダン川西岸地区東部のイェリコ市近郊に位置するパレスチナ人の牧畜集落を2日連続で襲撃し、羊10頭を横奪した。      ベドウィン権利保護バイダル機構(市民団体)によると、イスラエルの入植者はイェリコ北部のラアス・アイン・アル=オージャ地区をここ2日間で2回襲撃したという。      同機構は、襲撃は家畜小屋の襲撃や羊複数匹の横奪を含 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ヒズブッラーが偵察画像を用いてイスラエルを牽制(2)

■ヒズブッラーは「限度のない」戦争によってイスラエルを脅迫      【ベイルート:アナトリア通信】      先週火曜日(18日)、ヒズブッラーは無人機の派遣を伴った「ヤツガシラ」作戦の実行を明かしたが、この無人機はイスラエル北部、特にハイファ市から複数の機密写真をもって帰還した。      さらに同組織は、無人機が撮影したイスラエル北部の諸地域の正確な測定を含むビデオクリップを公開したうえで、自身の無人機が同国の防空システムを越えることができ、発見されることも撃墜されることもなく帰還したと述 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ヒズブッラーが偵察画像を用いてイスラエルを牽制(1)

■ヒズブッラーは「限度のない」戦争によってイスラエルを脅迫      【ベイルート:アナトリア通信】      ヒズブッラーは土曜日(22日)夕方、イスラエルがレバノンとの戦争へ突入すると決定した場合には、イスラエルに「統制も、ルールも、限度もない」戦争を仕掛けると脅迫した。      これはヒズブッラー管轄の「戦争メディア」が『関係者へ』と題して公開したプロパガンダ動画のなかで語られた。      この動画には、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長による以前のテレビ放送済みの発言の一部が含 全文をよむ

  • 2024-06-23
  • al-Quds al-Arabi紙

キプロス:ヒズブッラーの想定するキプロス内の攻撃目標が報じられる(3)

■ナスルッラー氏による警告後…イスラエルのレポートがヒズブッラーの想定しているキプロス内の攻撃目標を明かす      【ベイルート:本紙】      英軍基地      キプロスにおけるもっとも重要な空軍関係の攻撃目標の一つとしては、キプロス南部のレメソスの近くに位置するイギリス王立空軍に属する「アクロティリ基地」も挙げられる。      アクロティリ基地は英軍専用の基地であり、キプロス空軍に関連する活動には使用されないとされる。      そしてこの基地は英軍が地中海地域で運用している唯一の基 全文をよむ

  • 2024-06-22
  • Al-Nahar紙

キプロス:ヒズブッラーの想定するキプロス内の攻撃目標が報じられる(2)

■ナスルッラー氏による警告後…イスラエルのレポートがヒズブッラーの想定しているキプロス内の攻撃目標を明かす      【ベイルート:本紙】      パフォス基地      レポートが明らかにしたところによると、「パフォス空軍基地」がキプロスにおける最大かつもっとも重要な基地であり、ここには空軍の主要な航空インフラが存在するほか、通信分野に関連する多くの部隊が駐留しているという。      チャンネル12は、同基地のほかにも攻撃目標となりうる対象として、ニコシアの南西部に位置するラカタミア郊外の 全文をよむ

  • 2024-06-22
  • Al-Nahar紙

キプロス:ヒズブッラーの想定するキプロス内の攻撃目標が報じられる(1)

■ナスルッラー氏による警告後…イスラエルのレポートがヒズブッラーの想定しているキプロス内の攻撃目標を明かす      【ベイルート:本紙】      ヘブライ語メディアの「チャンネル12」は、ヒズブッラーのナスルッラー書記長が警告を行ったことを受け、もしキプロスがレバノンへ攻撃するための空港や軍事基地の利用をイスラエルに許可した場合に、ヒズブッラーがキプロス国内で攻撃対象とする可能性のある標的について明らかにした。      同チャンネルは、キプロスの空軍は小規模で強力ではなく、保有している軍事 全文をよむ

  • 2024-06-22
  • Al-Nahar紙

レバノン:なぜキプロスがヒズブッラーに脅されるのか、イラン・米国間会議の結果とは?(4)

■ナスルッラー書記長の「抑止」言説…米国・イラン間の会議は戦争を「延期させる」?      【本紙:ムニール・ラビーウ】      複数の情報は、この会合では「軍事衝突の停止」、「国境地帯からのヒズブッラーの撤退および同域からの重火器の撤去」、またこれらの見返りとして米国が「イスラエルに対して作戦停止に向けた圧力をかけ、イスラエル人らがヒズブッラーの幹部陣に対して行っている殺害作戦の停止を保証すること」など、アモス・ホッホシュタイン米特使がすでに示していた複数の提案について協議がなされたことを明 全文をよむ

  • 2024-06-21
  • al-Mudun紙

レバノン:なぜキプロスがヒズブッラーに脅されるのか、イラン・米国間会議の結果とは?(3)

■ナスルッラー書記長の「抑止」言説…米国・イラン間の会議は戦争を「延期させる」?      【本紙:ムニール・ラビーウ】      ヒズブッラーの確信のなかでは、イスラエル人らは抑制されていた。そして(ナスルッラー氏の)立場が表明されたのち、さらに抑制された。同組織は自身の司令官であるサーミー・ターリブ・アブドゥッラー氏が殺害されたのち、ゴラン高原へ最大規模の攻撃を行っていた。 この攻撃は、イスラエル人らがホッホシュタイン米特使にエスカレーションの停止に向けて行動するよう依頼する動機となった。も 全文をよむ

  • 2024-06-21
  • al-Mudun紙

レバノン:なぜキプロスがヒズブッラーに脅されるのか、イラン・米国間会議の結果とは?(2)

■ナスルッラー書記長の「抑止」言説…米国・イラン間の会議は戦争を「延期させる」?      【本紙:ムニール・ラビーウ】      ナスルッラー氏の脅迫はキプロスにも及んだ。同氏は特にイスラエル人らがキプロスで数々の軍事演習を実施していたとして、その理由を説明した。同氏は同様に、ヒズブッラーがイスラエルの諸空港を攻撃した場合、イスラエル人らがレバノンに攻撃を仕掛けるためにキプロスの空港を使用する可能性があると述べ、これを自身からの警告とした。また情勢をフォローしている複数筋は、ナスルッラー氏によ 全文をよむ

  • 2024-06-21
  • al-Mudun紙

レバノン:なぜキプロスがヒズブッラーに脅されるのか、イラン・米国間会議の結果とは?(1)

■ナスルッラー書記長の「抑止」言説…米国・イラン間の会議は戦争を「延期させる」?      【本紙:ムニール・ラビーウ】      ヒズブッラーは挑戦の上限を取り払った。「アクサーの大洪水」作戦後、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長が戦場面で、あるいは軍事的にこれほどの明確性をもって現れたのはこれが初めてである。ナスルッラー書記長は支援戦線の継続を強調した一方で、戦争を拡大するためのイスラエルのいかなる試みにも立ち向かう明白な軍事計画を発足した。            特にイスラエルによる 全文をよむ

  • 2024-06-21
  • al-Mudun紙

レバノン:ナスルッラー氏の警告後、キプロスとの外交関係に危機(3)

■ナスルッラー氏の警告後、レバノンとキプロスの外交関係に危機…在ベイルート・キプロス大使館はビザの発行業務を停止      【ベイルート:本紙】      ヒズブッラーやレバノン政府とやり取りをする手段は今もあるのかという質問に対しては、同大統領は「もちろんレバノン政府ともイラン政府とも連絡のチャンネルは存在する」と回答し、「これは外交チャンネルを通じて行われる」と補足した。      さらに同大統領はナスルッラー氏の発表については次のように述べた。「この発表は良いものではないが、キプロスが軍事 全文をよむ

  • 2024-06-20
  • Al-Nahar紙

レバノン:ナスルッラー氏の警告後、キプロスとの外交関係に危機(2)

■ナスルッラー氏の警告後、レバノンとキプロスの外交関係に危機…ベイルートのキプロス大使館はビザの発行を停止      【ベイルート:本紙】      キプロスの大統領が初めてコメント      キプロスのニコス・フリストドゥリディス大統領はナスルッラー氏の警告に対して次のように返答した。「キプロスは戦争には関与していない…そして敵対的な行為にはまったく参加することはない」。      またキプロスの『フィレニュース』紙は昨日の遅い時間に、同大統領の次のような発言を報じた。「キプロス共和国は問題の 全文をよむ

  • 2024-06-20
  • Al-Nahar紙

レバノン:ナスルッラー氏の警告後、キプロスとの外交関係に危機(1)

■ナスルッラー氏の警告後、レバノンとキプロスの外交関係に危機…ベイルートのキプロス大使館はビザの発行を停止      【ベイルート:本紙】      ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、もし全面戦争中にキプロスがイスラエルにレバノン空爆を目的とした自国空港利用を許可した場合、ヒズブッラーがキプロスを攻撃する可能性について警告した。そしてその数時間後、ベイルートのキプロス大使館は閉鎖され、その職員らが業務を停止したという情報が広まった。      本紙が得た情報では、「ベイルートのキプロス 全文をよむ

  • 2024-06-20
  • Al-Nahar紙

米国:米・イスラエル危機が「全面戦争」回避のための外交努力を妨げる(2)

■「ヒズブッラー戦線」がネタニヤフ首相とバイデン大統領の危機を深める…戦争拡大に米国が大きな懸念!      【本紙】      バイデン大統領のチームは、個人的にも、ネタニヤフ首相の発言に怒り、衝撃を受けた。「アクシオス」によれば、ネタニヤフ首相の動画を見た米国当局者の中には、「ネタニヤフ首相が動揺しているようだ」と言った者もいたという。      ネタニヤフ首相の動画は、アモス・ホッホシュタイン米特使のレバノンとイスラエル訪問に合わせて公開された。      また、ネタニヤフ首相とホッホシュ 全文をよむ

  • 2024-06-19
  • Al-Nahar紙

米国:米・イスラエル危機が「全面戦争」回避のための外交努力を妨げる(1)

■「ヒズブッラー戦線」がネタニヤフ首相とバイデン大統領の危機を深める…戦争拡大に米国が大きな懸念!      【本紙】      ジョー・バイデン米大統領とベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相の危機は収まらないようだ。むしろ両者の溝は深まりつつある。これまでは、イスラエルによるラファ侵攻やガザへの人道支援物資の搬入阻止が危機の焦点であったが、(今後)イスラエル・ヒズブッラー戦争(の拡大)が、イスラエル・米国両首脳の緊張を深めることになりそうだ。      米国政府高官らはこの件について、米ニュ 全文をよむ

  • 2024-06-19
  • Al-Nahar紙

レバノン:ホッホシュタイン米特使がレバノン政府高官らと面会(3)

■ホッホシュタイン米特使が軍司令官、ビッリー国会議長、ミーカーティー暫定首相、ブーハビーブ外相と会談:最後通牒か      【本紙:レバノン】      ≪ミーカーティー暫定首相と≫      その後ホッホシュタイン特使は、ナジーブ・ミーカーティー暫定首相の官邸へ向かい、同暫定首相と面会した。そのなかで、南部でのエスカレーション軽減の必要性を強調した。そして同特使は面会後、「我々はエスカレーションに歯止めをかける方法を実現するためにともに取り組んでいる」と述べた。      一方でミーカーティー 全文をよむ

  • 2024-06-19
  • al-Mudun紙

レバノン:ホッホシュタイン米特使がレバノン政府高官らと面会(2)

■ホッホシュタイン米特使が軍司令官、ビッリー国会議長、ミーカーティー暫定首相、ブーハビーブ外相と会談:最後通牒か      【本紙:レバノン】      ≪アイン・ティーナ村で≫      ホッホシュタイン特使はヤズラ村からアイン・タイナ村へ移動し、そこでナビーフ・ビッリー国会議長と面会した。面会は約1時間続き、その後同特使は「困難な状況で迎えた犠牲祭おめでとう。これを理由にジョー・バイデン大統領が私をレバノンへ派遣し、ナビーフ・ビッリー議長と素晴らしい会議および協議ができた。その際に我々はレバ 全文をよむ

  • 2024-06-19
  • al-Mudun紙

レバノン:ホッホシュタイン米特使がレバノン政府高官らと面会(1)

■ホッホシュタイン米特使が軍司令官、ビッリー国会議長、ミーカーティー暫定首相、ブーハビーブ外相と会談:最後通牒か      【本紙:レバノン】      アモス・ホッホシュタイン米特使は、レバノンでの会談をヤズラ村から開催し、そこでジョセフ・アウン軍司令官と面会し南部での情勢展開に関して検討した。同会談では、戦域の非拡大を目的に、エスカレーションの軽減の必要性や衝突の継続の防止に焦点があてられた。      なお、米国政府がヒズブッラー・イスラエル軍間の国境付近でのエスカレーション軽減に向けて尽 全文をよむ

  • 2024-06-19
  • al-Mudun紙

レバノン:イスラエルの砲撃により停電(2)

レバノン:イスラエルの砲撃により南部の複数の村で停電      【ベイルート:アナトリア通信】      イスラエル軍は「ヒズブッラーの攻撃により、レバノンおよび地域全体に壊滅的な結果をもたらす可能性がある広範な激化の縁が見えてきている」と警告した。      ヒズブッラーによって状況が激化するのは通常、イスラエルによるヒズブッラーの戦闘部隊幹部の暗殺や、イスラエルの空爆によるレバノン市民の死亡を受けてのことである。      イスラエルは数十年にわたりレバノン領土の南部を占領している。     全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:フーシー派が「軍事行動の停止はイスラエルのガザ侵攻の停止が条件」と表明(2)

■フーシー派:「イスラエルによるガザ侵攻の停止が担保されれば、我々は軍事行動を止める」      【サナア:アナトリア通信】      そして次のように続けた。「我々の要望は公正であり、理性的であり、明白である。ガザへの侵攻を止め、住民の包囲を解け。そうすれば、我々も軍事行動を停止する。」      また次のように補足した。「米国やその同盟国が自分たちの利益に基づいて追及する人権や自由に関する二重規範的な政治を止めるために、イエメンは戦い続ける。これは、人々の自由と権利、尊厳を保障する、包括的で 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:フーシー派が「軍事行動の停止はイスラエルのガザ侵攻の停止が条件」と表明(1)

■フーシー派:「イスラエルによるガザ侵攻の停止が担保されれば、我々は軍事行動を止める」      【サナア:アナトリア通信】      イエメンのフーシー派は火曜(18日)、イスラエルがガザ地区への侵攻を止め、パレスチナ人の包囲を解くことが担保されれば、同組織は紅海やアデン湾での軍事作戦を止めると発表した。      これは同組織の政治部門による声明の中で発表された。一方で前日には、米国政府が「フーシー派テロリストに自らの行動の責任を問う」と脅していた。      フーシー派は声明の中で次のよう 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍がレバノンへの軍事攻撃に同意(3)

■イスラエル軍がレバノンへ攻撃を開始する軍事計画に合意したと発表      【エルサレム:諸通信社】      ホッホシュタイン特使は今日火曜日、レバノン軍の司令官と面会、また、レバノン国民議会の議長でありアマル運動の指導者でもあるナビーフ・ビッリー氏との会談し、その後記者会見を行った。アマル運動はヒズブッラーと同盟関係にある武装組織で、同組織も過去数ヶ月の間にイスラエルへ向けてミサイルを複数発射している。      米国とフランスは、レバノン国境における軍事行動の停止を保証するため、交渉を通じ 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍がレバノンへの軍事攻撃に同意(2)

■イスラエル軍がレバノンへ攻撃を開始する軍事計画に合意したと発表      【エルサレム:諸通信社】      一方、米国のアモス・ホッホシュタイン特使はレバノンを訪問し、緊張状態にある事態の沈静化を図った。これは、ヒズブッラーがハイファへの攻撃の可能性をほのめかし、レバノン南部の国境からの砲撃が激化したことを受けてのものだった。      ガザ地区で進行中の戦争と並行して、ヒズブッラーは8ヶ月にわたりイスラエルと交戦している。そして先週には、幹部の命がイスラエルの攻撃によって奪われたことを受け 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍がレバノンへの軍事攻撃に同意(1)

■イスラエル軍がレバノンへ攻撃を開始する軍事計画に合意したと発表      【エルサレム:諸通信社】      今日火曜日、イスラエル軍はレバノンへの攻撃を開始する軍事計画に合意したことを発表した。ヒズブッラーとイスラエルは双方とも発言を激化させており、戦争の勃発を招く恐れが出てきている。      イスラエル軍は声明で「北部司令部司令官のオリ・ゴルディン少佐と作戦局長のオデド・バシュク少佐は、北部司令部の現状について共同で分析を行った。その中で、レバノンへの軍事攻撃の計画に合意し、戦線における 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:米国と英国が数時間の間にフダイダへ10回攻撃(2)

■フーシー派:米国、英国が数時間の間にフダイダへ10回攻撃      【イエメン:諸通信社】      フダイダ空港はイエメン西部沿岸部にあるフダイダ県の南部に位置していて、空港には全長3kmの滑走路がある。戦争前(9年前に政府とフーシー派の間で戦争が勃発する前)は、同空港には国内線と国際線が就航していたが、現在は紛争の影響で運用を停止している。      またカマラン島は、紅海に位置する島々の中ではイエメン最大の島で、行政上は国の西部の沿岸部にあるフダイダ県に属している。      米国の支援 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:米国と英国が数時間の間にフダイダへ10回攻撃(1)

■フーシー派:米国、英国が数時間の間にフダイダへ10回攻撃      【イエメン:諸通信社】      イエメンのフーシー派は月曜(17日)、イエメン西部のフダイダ県において、米国と英国による攻撃を数時間の内に10回受けたと発表した。      フーシー派傘下のマスィーラ・チャンネルは、短い緊急速報の中で、「米国と英国がフダイダ国際空港を6回攻撃した」と報じた。      また、フーシー派はこの速報に先んじて同日、フダイダ空港が米国と英国による5回の攻撃を受けたほか、沿岸部に位置する同県のカマラ 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエルの砲撃により停電(1)

レバノン:イスラエルの砲撃により南部の複数の村で停電      【ベイルート:アナトリア通信】      月曜日午後、ラッブ・サラースィーンまで達したイスラエルの砲撃によりレバノン南部の複数の村で停電が起きた。      レバノン国営通信は、ラッブ・サラースィーンへのイスラエルによる激しい砲撃について短く報じた。      同通信は「ラッブ・サラースィーンへの攻撃により、タイバ、ダイル・スィルヤーンなどの南部の複数の村で停電が起きた」と明らかにした。      これらの攻撃は、アメリカのアモス・ 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ネタニヤフ首相と米大統領特使、イスラエル・ヒズブッラー間の全面戦争回避に向けた協議

■バイデン大統領特使、ヒズブッラーとの全面戦争回避のためにネタニヤフ首相と会談      【テルアビブ、ワシントン:諸通信社】      イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は月曜日、アモス・ホッホシュタイン米大統領特使とイスラエル・ヒズブッラーの緊張関係について会談した。      イスラエルのニュースチャンネル「i24 News」は、「会議には、ロン・デルメル戦略問題相、ツァチ・ブレイバーマン内閣官房長官、ロマン・ゴフマン首相軍事秘書官、オフィル・フォーク政策顧問、ステファニー・ハレット駐 全文をよむ

  • 2024-06-18
  • al-Quds al-Arabi紙

シリア:アサド大統領がアスマー夫人の病気に言及(3)

■バッシャール・アサド大統領、妻が患った2度目のがんについて初めてコメント      【本紙】      アスマー氏は2018年にも乳がんにかかったことを公表しており、その時の病気はシリアの体制のプロパガンダに組み込まれた。夫であるバッシャール・アサド大統領に寄り添われながら、軍病院で治療を受けている妻の様子が撮影され、その枠組みのなかで「復興しつつあるシリア」のイメージが発信された。      2019年にはアスマー氏はシリアのテレビ番組によるインタビューで、がんの克服を発表した。彼女は2人の 全文をよむ

  • 2024-06-17
  • al-Mudun紙

シリア:アサド大統領がアスマー夫人の病気に言及(2)

■バッシャール・アサド大統領、妻が患った2度目のがんについて初めてコメント      【本紙】      アサド大統領は続けて、「戦争中のシリアの家族を見れば、病気であれ家族の一員を失ったことによるものであれ、彼らの多くはより困難な状況に置かれている」と述べ、「普通の人間はほとんどの場合、自分自身になんらかの災難が降りかかった時、他人に対してより共感する」と強調した。      そして同大統領は妻の精神力は高いと強調し、「多くのシリア人の祈りが家族全体に大きな影響を与えた」と明かした。さらに「患 全文をよむ

  • 2024-06-17
  • al-Mudun紙

シリア:アサド大統領がアスマー夫人の病気に言及(1)

■バッシャール・アサド大統領、妻が患った2度目のがんについて初めてコメント      【本紙】      シリアのバッシャール・アサド大統領は、シリア大統領府によってそれが公式に発表されてから約一か月後、妻のアスマー氏が病気を患っていることに初めて言及した。      SNSプラットフォーム上に投稿されたビデオのなかでは、アサド大統領がダマスカスでのイード・アドハーの礼拝の間に現れ、彼を取り囲む宗教家のうちの1人によって投げかけられたアスマー・アサド氏の健康状態についての質問に答える姿が映し出さ 全文をよむ

  • 2024-06-17
  • al-Mudun紙

レバノン:ジャアファル・ファドゥルッラー尊師、政治家が行動を起こせば、初めて国家が建設される

■ファドゥルッラー尊師:政治家たちが深層で課題に対応することでのみ、祖国を建設することができる      【本紙】         ジャアファル・ファドゥルッラー尊師は、「レバノンで政治と政治家たちが行動を起こし、表面上ではなく深層から課題に対応すれば、祖国を築き、国民と歴史にふさわしい国家を樹立することできる」と説いた。      ファドゥルッラー尊師は、ベイルート南部のハレト・フレイク地区にあるイマーマイン・ハサナイン・モスクで、大勢の礼拝者の前にしてイード・アドハー(犠牲祭)のフトバ(説教 全文をよむ

  • 2024-06-16
  • Al-Nahar紙

モロッコ:非政府系組織が「イード期間中もパレスチナ問題を忘れない」よう呼びかけ(2)

■モロッコの非政府系組織がイード期間中もパレスチナ問題を念頭に置くように呼びかける      【ラバト:アナトリア通信】      加えて同局は「SNS上でパレスチナに関する内容を拡散し、飲食に関わる拡散は行わず、この状況下での拡散が適切でないものに関して配慮する必要性」について指摘した。      さらにこの声明は「パレスチナ人支援において連帯を継続する必要性」を指摘した。      2023年10月7日以降、イスラエルはガザに対して戦争を行っている。そして児童らや高齢者らの命を奪った恐ろしい 全文をよむ

  • 2024-06-15
  • al-Quds al-Arabi紙

モロッコ:非政府系組織が「イード期間中もパレスチナ問題を忘れない」よう呼びかけ(1)

■モロッコの非政府系組織がイード期間中もパレスチナ問題を念頭に置くように呼びかける      【ラバト:アナトリア通信】      モロッコ民族問題支援局は土曜日、ガザ地区に対するイスラエルの戦争が継続している状況下で、イード期間中もパレスチナ問題を念頭に置くように呼びかけた。      非政府系である同局は声明のなかで、「我々のイードをあなたたちの支援でさらに偉大に」というスローガンのもと「ガザを支援するためにイード期間中に多くの活動を組織すること」を呼びかけた。      イスラーム問題・ワ 全文をよむ

  • 2024-06-15
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザの子ども10人に9人が栄養不足 (3)

■ガザの子ども10人中9人が栄養不足にさらされている      【ガザ:本紙】      ガザ政府広報局によると、ガザ地区では、イスラエルの占領政策による飢餓、ミルクや食料の不足、栄養補助食品の不足、予防接種の妨害などにより、5歳未満の幼児3500人以上が徐々に死亡する危険にさらされているという。      そして同局は、これらの幼児は体の構造に影響を及ぼすほどの極度の栄養失調に苦しんでおり、感染症に感染して命を落としたり、成長が遅れたり、生存が脅かされる危険性が実際にあると説明した。      全文をよむ

  • 2024-06-12
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザの子ども10人に9人が栄養不足 (2)

■ガザの子ども10人中9人が栄養不足にさらされている      【ガザ:本紙】      また、「これは、家族が子どもの栄養ニーズを満たすのにかかっている制約や紛争の恐ろしい影響の証拠、そして命を脅かす栄養不良の危険に子どもがさらされているペースが速いことの証拠と考えられる」と述べた。      そして、「健康な発育のための最低レベルの食事多様性を満たすためには、子どもたちは、ユニセフと世界保健機関が使用する食事多様性スコアで定義された8つの食品群のうち、少なくとも5つを摂取しなければならない。 全文をよむ

  • 2024-06-12
  • al-Quds al-Arabi紙

シリア:北・東「自治行政区」の自治体選挙が無期限延期(3)

■シリア東部の「自治体選挙」が無期限延期…クルド民族主義自治行政区:「米国政府は選挙を実施した場合の結果について我々に強く警告した」      【諸通信社】      一方複数の反体制系ウェブサイトによると、この決定がなされる前、自治行政区の消息筋は、「それを実施した場合にトルコによる脅威の程度がエスカレートする懸念から、自治行政区は選挙の無制限延期を検討している」と述べ、「過去2週間にわたってトルコが選挙に反対してきた結果、選挙をめぐる米国の立場には明らかな変化が生じた」と説明していたという。 全文をよむ

  • 2024-06-11
  • al-Watan紙

シリア:北・東「自治行政区」の自治体選挙が無期限延期(2)

■シリア東部の「自治体選挙」が無期限延期…クルド民族主義自治行政区:「米国政府は選挙を実施した場合の結果について我々に強く警告した」      【諸通信社】      この党首はまた、ボルズ氏が自治行政区とシリア民主軍の高官らに対して、トルコの脅威の深刻さについて警告したことを明らかにした。また同氏は、米国政府が「近い将来行われるであろう石油プラントや発電所などの戦略拠点に向けた大規模な爆撃や、限定的な地上作戦といったトルコによる新たなエスカレーションを止めることができないだろう」としたうえで、 全文をよむ

  • 2024-06-11
  • al-Watan紙

シリア:北・東「自治行政区」の自治体選挙が無期限延期(1)

■シリア東部の「自治体選挙」が無期限延期…クルド民族主義自治行政区:「米国政府は選挙を実施した場合の結果について我々に強く警告した」      【諸通信社】      いわゆるクルド民族主義「自治行政区」の消息筋は、民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が支配する複数地域で今日実施される予定だった「自治体選挙」が無期限延期されたと明らかにした。これに先立ち米国政府は、それが領土、住民に関するシリアの一体性を標的とした分離主義者の計画であることが裏付けられた、同選挙に対する広範な拒否の波について言及し 全文をよむ

  • 2024-06-11
  • al-Watan紙

ヨルダン:ガザ地区での人道的対応に関する国際会議を主催(2)

■ヨルダンが火曜日にガザ地区での人道的対応に関する国際会議を主催      【アンマン:諸通信社】      ヨルダン外務省が配布した会議プログラムによると、午前の部では「3つの作業部会」が開催され、そこでの議論は「ガザに必要に応じた人道支援を提供する」方法、「人道支援の提供と民間人の保護が直面している課題を克服する」方法、そして「早期復興の優先」に焦点を当てる。      午後の部では、多くの国家元首や政府首脳に加え、ヨルダン国王、エジプト大統領、国連事務総長、パレスチナ大統領がスピーチを行う 全文をよむ

  • 2024-06-11
  • al-Quds al-Arabi紙

ヨルダン:ガザ地区での人道的対応に関する国際会議を主催(1)

■ヨルダンが火曜日にガザ地区での人道的対応に関する国際会議を主催      【アンマン:諸通信社】      ヨルダンは火曜日、8か月間にわたってイスラエルによる血生臭い戦争にさらされているガザ地区での緊急人道対応に関する国際会議を主催する。      この会議は国連、ヨルダン、エジプトの共催であり、ヨルダン国王のアブドゥッラー2世、国連のアントニオ・グテーレス事務総長、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の呼びかけを受けたものである。      ヨルダン王宮府の声明によると、死 全文をよむ

  • 2024-06-11
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:野党勢力指導者のラピド氏、ガンツ氏へ内閣離脱を要求

■ラピド氏、ガンツ氏に「失敗した」ネタニヤフ内閣からの離脱を求める:「ガザとレバノンで明確な政治的目標は存在しない」      イスラエル戦争内閣の閣僚ベニー・ガンツ氏がベンヤミン・ネタニヤフ内閣からの離脱を意図しているという最近のニュースを受け、同国野党勢力の指導者であるヤイル・ラピド氏は同内閣を「狂っており、失敗した」政府と評し、ガンツ氏率いる「ナショナル・ユニティ」党に「戦争内閣」から離脱するよう呼びかけた。      同氏は、「ガンツ氏率いるナショナル・ユニティ党はネタニヤフ首相の失敗し 全文をよむ

  • 2024-06-09
  • Al-Nahar紙

イスラエル:軍がガザ地区から人質4人を救出したと発表(3)

■占領軍はガザ地区中部ヌサイラートでの「複雑な作戦」で生存中の人質4人を解放したと発表      【エルサレム:本紙】      一方でハマースの高官は、占領軍による9か月越しの人質解放は失敗の証拠であり、実績ではないと述べた。      またレバノンにいるハマースのアフマド・アブドゥルハーディー代表は土曜日、「占領軍はヌサイラート区での虐殺において、航空系や砲撃系などすべての犯罪的能力を行使した」と語った。      同代表はレバノンのチャンネル「マヤーディーン」がウェブサイトに掲載した声明で 全文をよむ

  • 2024-06-08
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:軍がガザ地区から人質4人を救出したと発表(2)

■占領軍はガザ地区中部ヌサイラートでの「複雑な作戦」で生存中の人質4人を解放したと発表      【エルサレム:本紙】      イスラエル国営放送局は、人質らをヌサイラート・キャンプからガザ地区の海岸で待機していたヘリコプターまで誘導している様子を映した映像を公開した。また映像によると、このヘリコプターはその後彼らをイスラエルへと移送した。      イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「イスラエルはテロリストに屈しない」と発表した。      さらにネタニヤフ首相は、自国軍が「イスラエ 全文をよむ

  • 2024-06-08
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:軍がガザ地区から人質4人を救出したと発表(1)

■占領軍はガザ地区中部ヌサイラートでの「複雑な作戦」で生存中の人質4人を解放したと発表      【エルサレム:本紙】      イスラエル軍は土曜日(8日)、同軍がガザ地区中部から生存中の人質4人を救出したと述べた。      同軍は、(救出された)男性3人と女性1人の人質は昨年10月7日のノヴァ音楽祭で拘束されたと付言した。      そして、診察を行うために彼らを病院へ移送したと続けた。      イスラエル軍のアヴィーチェー・アドライー報道官はプラットフォーム「X」上で、「本日朝、ノア・ 全文をよむ

  • 2024-06-08
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザの子ども10人に9人が栄養不足 (1)

■ガザの子ども10人中9人が栄養不足にさらされている         【ガザ:本紙】      イスラエルの戦争による、ガザ地区の人道的状況の深刻さを示すさらなる証拠として、国連児童基金(ユニセフ)が述べたところによると、ガザ地区の子ども10人のうち9人が、健康的な成長と発育を確保するのに十分な食品群の栄養素を摂取できていないという。      ユニセフは、「戦争と人道援助の制限が、食料・保健システムを崩壊させ、子どもとその家族に壊滅的な結果をもたらした 」と強調した。      また、パレスチ 全文をよむ

  • 2024-06-06
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:在レバノン米国大使館に対する攻撃(4)

■米国大使館に対する攻撃:要求後の「治安事件」      【本紙:ムニール・ラビーウ】      この点で多くの人は、これに反対する勢力がいるという分析にいたるだろう。こうした反対は、レバノンや攻撃の標的となった両在外公館周辺における治安上の、軍事的情勢のぜい弱性を踏まえたものであるに違いない。またこうした国内の情勢をコントロールする能力がないかぎり、南部での情勢コントロールには大きな困難が伴うだろう。そのため、合意ないし協議は米国以外の当事者と実施されるのが不可欠だろう。      おそらくイ 全文をよむ

  • 2024-06-06
  • al-Mudun紙

レバノン:在レバノン米国大使館に対する攻撃(3)

■米国大使館に対する攻撃:要求後の「治安事件」      【本紙:ムニール・ラビーウ】      少し前から、レバノンでの治安上のリーク情報は、いくつかの過激派武装組織がレバノン領内に対する作戦を再開していると伝えている。そしてこれは、これらの組織が要求の後に、必要に応じて作戦や作業に復帰していることに関して、多くの人がさらなる分析を行う動機となった。      イラクの例      シナリオや分析の1つとして、大使館に対する攻撃は、軍司令官のジョセフ・アウン少将が米国を訪れる3日前のことだった 全文をよむ

  • 2024-06-06
  • al-Mudun紙

レバノン:在レバノン米国大使館に対する攻撃(2)

■米国大使館に対する攻撃:要求後の「治安事件」      【本紙:ムニール・ラビーウ】      開かれた領域      この2つの事件は犯罪であるかもしれない。あるいはそうではないかもしれないが、これら2つは多くの分析や評価を呼び起こすことになるだろう。特に(今回事件の舞台となった)両大使館の2か国は、安全保障上および防衛上の合意、あるいは和平ないし国交正常化の路線に入ることを含む戦略的合意に至るための交渉に数か月前から加わっている。そして今後生まれる分析のなかには、「この路線に反対し、サウジ 全文をよむ

  • 2024-06-06
  • al-Mudun紙

レバノン:在レバノン米国大使館に対する攻撃(1)

■米国大使館に対する攻撃:要求後の「治安事件」      【本紙:ムニール・ラビーウ】      レバノンは水曜日(5日)、諸在外公館に関連する2つの治安関連事件によって目を覚ました。特に地域内で目下発生しており、レバノンにおける複数の事件にも関係している情勢展開がある状況下では、このことが多くの分析やシナリオを呼び起こすに違いない。2か所の大使館でそれぞれ事件があった。1つ目は、ここ数か月で2度目となるアウカル地区の米国大使館に対する発砲である。またこの前回は、同大使館の守衛から侮辱を受けた「 全文をよむ

  • 2024-06-06
  • al-Mudun紙

シリア:北・東「自治行政区」主導の自治体選挙に対する反発(3)

■「部族・氏族評議会」は参加への招待を拒否…反体制派「国民調整委員会」:「自治行政区の選挙はシリアの統一性を侵害する」      【ダマスカス:本紙】      さらにシリア部族・氏族評議会連絡事務所のザカリヤー・アフマド所長は声明のなかで、総会における会談で「シリアの分断と、シリア北部のユーフラテス川以東において実施予定のいわゆる選挙」への拒否することが決定されたと述べた。      タイイ族の部族長であるダーリー・ムハンマド・ファーリス氏は一昨日、本紙に宛てた声明のなかで、現在起きていること 全文をよむ

  • 2024-06-05
  • al-Watan紙

シリア:北・東「自治行政区」主導の自治体選挙に対する反発(2)

■「部族・氏族評議会」は参加への招待を拒否…反体制派「国民調整委員会」:「自治行政区の選挙はシリアの統一性を侵害する」      【ダマスカス:本紙】      さらに同委員会は、これらの選挙は「民主統一党」と「シリア民主軍」に従属する「自治行政区」によって組織された事実上の政権によって、シリア人男女の意志や選択の範囲外で押し付けられたものだとした。さらに次のように述べた。「(自治体選挙の準備と並行して、)息苦しい生活の危機や、生活必需品の大幅な高騰、市場価格を下回る穀物価格という危機、占領国米 全文をよむ

  • 2024-06-05
  • al-Watan紙

シリア:北・東「自治行政区」主導の自治体選挙に対する反発(1)

■「部族・氏族評議会」は参加への招待を拒否…反体制派「国民調整委員会」:「自治行政区の選挙はシリアの統一性を侵害する」      【ダマスカス:本紙】      反体制派の「国民調整委員会」は、いわゆる「自治行政区」による、同行政区の覇権を握る民兵組織「シリア民主軍」(SDF)支配下の地域での「自治体選挙」実施への呼びかけ・準備が、「シリアの国土と人民の統一性への侵害」であるとして非難した。またこの動きに並行して、シリア部族・氏族評議会も同選挙が「分離主義的計画」であるとして、これへの反対を表明 全文をよむ

  • 2024-06-05
  • al-Watan紙

エジプト: 迫る高校試験に備え、準備態勢を確認

■カルユービーヤ県知事が高校試験に向けた最終準備をフォローアップする会議を開催      【n.p.:ムハンマド アーディル】      カルユービーヤ県のアブドゥルハミード・ハッガーン知事は、次の月曜日6月10日に始まる高校(卒業資格)試験の最終準備をフォローアップする会議を開催した。      知事は、学生が快適に落ち着いて試験を受けることのできる適切な環境を整えるために、十分な照明、扇風機、クーラーを迅速に試験委員会に設置し、万全の準備をする必要性を訴えた。また、委員会各部の毎日の消毒と除 全文をよむ

  • 2024-06-03
  • Al-Ahram紙

ガザ:停戦交渉の進展に期待感を示すアメリカ

■ アメリカ政府:イスラエルはガザ地区における軍事目標のほとんどを達成した‎      【ワシントン:本紙】      ホワイトハウス国家安全保障会議広報調整官ジョン・カービー氏によれば、もしハマースがガザでの戦闘を終わらせるための最新の3段階の提案に同意するなら、イスラエルは「イエスと言うだろう」と米国は期待しているという。      カービー氏はABCニュースの番組『This Week』で、「これはイスラエルの提案であり、イスラエルの国家安全保障チームや国務省との激しい外交の末にたどり着いた 全文をよむ

  • 2024-06-03
  • al-Quds al-Arabi紙

リビア:国連安保理が武器禁輸のための「イリニ作戦」の期限を1年延長

■国連安全保障理事会が武器禁輸のための「イリニ作戦」の期限をさらに1年延長…ロシアは決議案への投票を棄権      【トリポリ:本紙】      国連安全保障理事会がリビア沖の公海で武器禁輸措置に違反していると合理的に疑われる船舶に対する査察許可をさらに一年延長したことは、同国におけるロシアの影響力拡大の報告を受けて同国が暴力の場へと戻ることへの不安が高まるなかで、広範な反応を引き起こした。      メディアによるとこの決定に関する投票は金曜日に行われ、理事国9か国が賛成したが、残りの6か国は 全文をよむ

  • 2024-06-02
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:暫定移行評議会を批判したイエメンのジャーナリストに懲役4年

■暫定移行評議会を批判したイエメンのジャーナリストに懲役4年の判決が下る      【ロンドン:本紙】      アデンにあるイエメンの裁判所は、ジャーナリストのアフメド・マーヒル氏がメディア分野での活動を理由に逮捕された約2年後にあたる先週、同氏に対し懲役4年の判決を下した。      この判決は、国際的に承認された政府が存在するアデン市にある、テロ事件を専門とする裁判所によって下された。      28歳の同ジャーナリストの家族は、アデンの刑事専門裁判所が下した司法判決を非難し、これが「不正 全文をよむ

  • 2024-06-01
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ: パレスチナ指導部がガザ地区に接する全ての通行所を解放するよう要求(3)

■パレスチナ指導部はガザの通行所を開放し自らの管理下に引き渡すよう呼びかけ      【ラーマッラー:アナトリア通信】      そしてイスラエル軍はラファフ通行所のパレスチナ側を支配下に置いてから、ガザ地区に通じる導入口を管理している。      一方『ワファー』が伝えたところによると、パレスチナ指導部は「ガザ地区の復興に到達するために、わが子たる国民の立ち退きを防ぎ、避難民らの自らの地域への帰還を保証し、住居や救援物資のほか、水や電気、保護、医療といった基礎的サービスを確保する」と明らかにし 全文をよむ

  • 2024-06-01
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ: パレスチナ指導部がガザ地区に接する全ての通行所を解放するよう要求(2)

■パレスチナ指導部はガザの通行所を開放し自らの管理下に引き渡すよう呼びかけ      【ラーマッラー:アナトリア通信】      ラファフ国境検問所は2005年、いかなるイスラエル治安局員がいないなかで、パレスチナ当局者らにならんで国際監視員らを駐留させることを定めた、イスラエル側との合意に基づいて、イスラエルの撤退から3か月後に開通した。      この合意に基づき、パレスチナとイスラエルの治安局員らは、EUの監視員らが運営する中央指令室から遠隔のカメラを用いて同検問所の動向を監視してきた。し 全文をよむ

  • 2024-06-01
  • al-Quds al-Arabi紙

カタール:カタール首相、米国のガザ停戦案にすべての当事者が前向きに対処することを望む

■カタールはガザ地区での戦争の当事者がバイデン米大統領の停戦案に前向きに対処することを望む      【ドーハ:諸通信社】      カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相は土曜日(1日)、仲介役らはジョー・バイデン米国大統領が推進するガザ停戦案の原則に、すべての当事者が前向きに対処することを望んでいると述べた。      カタール国営通信は、首相がアントニー・ブリンケン米国務長官との電話会談でその旨発言したと報じた。      首相は、「停戦案の原則では、イスラ 全文をよむ

  • 2024-06-01
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ: パレスチナ指導部がガザ地区に接する全ての通行所を解放するよう要求(1)

■パレスチナ指導部、ガザの国境検問所を開放し、政府に引き渡すよう呼びかけ      【ラーマッラー:アナトリア通信】      パレスチナ国営通信『ワファー』が報じたところによると、パレスチナ指導部はガザ地区の境界通行所を解放しこれをパレスチナ政府に引き渡すよう呼びかけ、「平和、安全、安定は政治的な解決策を通してのみ実現される」と付言した。      同指導部はさらに「イスラエル占領軍がガザ地区から撤退し、また2005年の通行所に関する協定を含む署名済み協定に従って、ガザ地区に接するすべての通行 全文をよむ

  • 2024-06-01
  • al-Quds al-Arabi紙

コロンビア:国連にガザへの平和維持軍派遣を要請

■コロンビア:国連にガザへの平和維持軍派遣を要請      【ボゴタ:アナトリア通信】      コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は水曜日(29日)、国連に対してガザに平和維持軍を派遣するための行動を求めた。      Xへの投稿で、ペトロ大統領は次のように述べた。「ガザ地区に国連平和維持軍を派遣するしかない。コロンビアはこの部隊の一員となるだろう。」      イスラエル軍がラファ市のパレスチナ人避難民キャンプを攻撃した後、彼は個人のXアカウントからイスラエルを非難するニュースを投稿し、パレ 全文をよむ

  • 2024-05-29
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ヒズブッラーが北部入植者らに通達を送付するなか、ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を視察(3)

■ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を1週間で2度訪問..入植者らに対する「ヒズブッラー」の通達      【本紙】      さらに通達は、「北部の入植者らよ、ガラント国防相があなた方にヒズブッラーをリーターニー川以北まで撤退させると約束するとき、彼はあなた方に幻想を売りつけている。あなた方は現実とともに生きなければならない。我々は永遠にここにいる」と続けた。そして、「北部の入植者らよ、あなた方は、我々が兵士の隠れている家屋しか攻撃していないことを理解するべきだ。もしあなた方が政府にガザ地区への 全文をよむ

  • 2024-05-29
  • al-Mudun紙

イスラエル:ヒズブッラーが北部入植者らに通達を送付するなか、ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を視察(2)

■ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を1週間で2度訪問..入植者らに対する「ヒズブッラー」の通達      【本紙】      ネタニヤフ首相やイスラエル高官らが発する脅迫に対して、イスラエル国内のメディアには対立しあう評価・傾倒が存在する。というのもイスラエル軍高官らが、自軍の「レバノンに戦争を仕掛け、2つの戦線を開く能力」を否定する一方で、こうした立場や北部への訪問を、住民を安心させるための試みの範疇に置き、政府は彼らを見捨てなかったと言う人もいる。これらの見解は政府が、北部の入植地から移住し 全文をよむ

  • 2024-05-29
  • al-Mudun紙

イスラエル:ヒズブッラーが北部入植者らに通達を送付するなか、ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を視察(1)

■ネタニヤフ首相がレバノン国境付近を1週間で2度訪問..入植者らに対する「ヒズブッラー」の通達      【本紙】      1週間で2度目となるレバノンとの国境付近にある入植地への訪問のなかで、複数の軍事拠点を視察したベンヤミン・ネタニヤフ首相は、将校らや兵士らとの面談に際し、「我々は民間レベルおよび軍事レベルで、(北部の)住民らを自身のコミュニティや自宅へ安全に帰還させることに取り組んでいる」と述べた。      さらにネタニヤフ首相は、「これは戦争の1つの目標であり、我々はこれを断念するつ 全文をよむ

  • 2024-05-28
  • al-Mudun紙

エジプト:元エジプト大統領候補を逮捕

■エジプト:エジプト治安部隊、「国民委任状」事件で禁固刑の判決が支持された反体制派のアハマド・タンターウィー氏を逮捕      【カイロ:本紙】      エジプト治安部隊は、希望の潮流党の共同設立者であり、反体制派のアハマド・タンターウィー氏を逮捕した。同氏は、メディアで「大統領選の委任状」問題として知られる事件で禁固1年を言い渡されており、それが執行されたことになる。      エジプトの裁判所は27日、タンターウィー氏の禁固刑判決を支持した。裁判所は2月にタンターウィー氏と彼の選挙活動マネ 全文をよむ

  • 2024-05-27
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン: イスラエル軍によるレバノン南部攻撃

■イスラエルによるレバノン南部攻撃でヒズブッラー戦闘員5人と民間人2人が死亡      【ベイルート:諸通信社】      国営通信社およびイランと同盟関係にあるヒズブッラーによると、日曜(26日)、レバノン南部を標的としたイスラエルの攻撃で、ヒズブッラー戦闘員5人と民間人2人が殉教したという。      イスラエルのガザに対する血腥い攻撃が始まって以来、ヒズブッラーとイスラエルはほぼ毎日のように越境爆撃を行っている。      レバノン国営通信社は、イスラエルによる襲撃はレバノン南部のフーラー 全文をよむ

  • 2024-05-27
  • al-Quds al-Arabi紙

モロッコ:ガザ停戦を訴える連帯活動

■ モロッコ:ガザにおけるイスラエルの「ジェノサイド」戦争の終結を求める3都市での連帯活動      【ラバト:アナトリア通信】      日曜日午後、数百人のモロッコ人が、ガザ地区で8ヶ月間続いているイスラエルによる「ジェノサイド」戦争の終結を訴えた。      昨年10月7日以来、イスラエルはガザで戦争を続けており、子供や高齢者の命を奪った大規模な破壊と飢餓で、11万6千人以上のパレスチナ人が死傷した。そのほとんどは女性や子供であり、約1万人が行方不明になっている。      アナトリア通信 全文をよむ

  • 2024-05-27
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ICJの判決を受けイスラエルはラファフ検問所からの軍撤退を準備(4)

■イスラエル国営メディアは、イスラエルに「現実的かつ政治的な考慮を理由に自国軍をラファフ検問所から撤退させる準備がある」と主張      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      一方でICJは金曜日、賛成13、反対2のもとで新たな暫定措置を命じ、イスラエルに対して、「ラファフに対する攻撃の即時停止」、「ガザ地区への支援搬入を容易にするためにラファフ検問所の解放を維持すること」、そして「これらのために講じた措置に関する報告書を1か月以内にICJに提出すること」を求めた。      国連の最 全文をよむ

  • 2024-05-25
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ICJの判決を受けイスラエルはラファフ検問所からの軍撤退を準備(3)

■イスラエル国営メディアは、イスラエルに「現実的かつ政治的な考慮を理由に自国軍をラファフ検問所から撤退させる準備がある」と主張      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      同チャンネルが身元を明かさなかった同筋は、「エジプトは、ガザ地区での惨事的で破壊的な人道危機を前に身動きが取らないままではいないだろう」と語った。      さらに同筋は、「ラファフ検問所はエジプト・パレスチナ間の検問所であり、エジプト政府は、パレスチナ政府との調整下で合意された制度を通じて支援の搬入を再開する予 全文をよむ

  • 2024-05-25
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ICJの判決を受けイスラエルはラファフ検問所からの軍撤退を準備(2)

■イスラエル国営メディアは、イスラエルに「現実的かつ政治的な考慮を理由に自国軍をラファフ検問所から撤退させる準備がある」と主張      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      19:40(GMT)時点では、イスラエル政府からこの点に関して公式の発表は出されていない。一方イスラエル国営放送局はラファフ検問所問題に関して、同局が「イスラエルの譲歩」と評したものが、「軍を検問所から撤退させるよう米国にかけられた圧力を受けたものである」と報じた。      エジプト大統領府の声明によると金曜日 全文をよむ

  • 2024-05-25
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ICJの判決を受けイスラエルはラファフ検問所からの軍撤退を準備(1)

■イスラエル国営メディアは、イスラエルに「現実的かつ政治的な考慮を理由に自国軍をラファフ検問所から撤退させる準備がある」と主張      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      イスラエルの国営メディアによると、同国の治安関係者らは土曜日(25日)、同国には軍をエジプトとの国境沿いにあるラファフ検問所から撤退させる準備があると主張した。      これはイスラエル国営放送局が匿名の関係者らの話として報じたことから明らかになった。一方同局の報道は、国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対し 全文をよむ

  • 2024-05-25
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:ガザ地区に連帯し数十万人がデモ参加…フースィー派が地中海での船舶攻撃を初めて発表(4)

■数十万人がガザへの連帯を示すためのデモ…フースィー派は声明で地中海の1隻を含む計3隻の船舶を攻撃したと発表      【サナア:本紙】      さらにサリーウ氏は船舶「ヤニス」を標的とした作戦は、「今月5月の4日および今年5日に、イースタン・メディテラニアン社に所属する3隻の船が占領下パレスチナ内の複数港に着岸したのちに行われた」ことを明らかにした      さらに同氏は、3回目の作戦で、イスラエルの船舶「エセックス」が占領地パレスチナ内の港への着岸を禁止する決定に違反したことにより、同船を 全文をよむ

  • 2024-05-24
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:ガザ地区に連帯し数十万人がデモ参加…フースィー派が地中海での船舶攻撃を初めて発表(3)

■数十万人がガザへの連帯を示すためのデモ…フースィー派は声明で地中海の1隻を含む計3隻の船舶を攻撃したと発表      【サナア:本紙】      これらのデモでは、イスラエルを支援する国々の製品の製品に対する経済的ボイコットという武器を発動させ続けることの重要性が強調された。      さらに、パレスチナ人民が昨年10月7日以降連日流している血の程度に対する立場表明に関して、アラブおよびイスラーム諸国が怠慢を続けていることが非難された。      一方フースィー派を代弁する「マスィーラ」チャン 全文をよむ

  • 2024-05-24
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:ガザ地区に連帯し数十万人がデモ参加…フースィー派が地中海での船舶攻撃を初めて発表(2)

■数十万人がガザへの連帯を示すためのデモ…フースィー派は声明で地中海の1隻を含む計3隻の船舶を攻撃したと発表      【サナア:本紙】      デモ参加者らは声明で「パレスチナ人民が230日前から爆撃と破壊、封鎖、強制移住、飢餓の下で苦しんでいるところのもの、つまり米国の支援のもとで、地上における最大の犯罪者たるシオニストらによって推進され続けている、ムスリムおよび彼らの神聖性に対する完全で包括的な侵攻における残忍かつもっとも醜悪な犯罪」を非難した。      さらに声明は、「パレスチナ人民 全文をよむ

  • 2024-05-24
  • al-Quds al-Arabi紙

イエメン:ガザ地区に連帯し数十万人がデモ参加…フースィー派が地中海での船舶攻撃を初めて発表(1)

■数十万人がガザへの連帯を示すためのデモ…フースィー派は声明で地中海の1隻を含む計3隻の船舶を攻撃したと発表      【サナア:本紙】      「アンサール・アッラー」(フースィー派)の軍報道官であるヤフヤー・サリーウ准将は昨日金曜、同組織の部隊が紅海、アラビア海、地中海で計3隻の船を攻撃したと発表した。フースィー派によって地中海での攻撃が公表されたのは今回が初めてである。      サリーウ氏の発表は、「アクサーの大洪水」の戦闘が開始してから33回目の金曜日に、イエメンの首都サナアで行われ 全文をよむ

  • 2024-05-24
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:停戦交渉が行われるも仲裁国エジプトとイスラエルの関係が悪化(2)

■イスラエルが停戦交渉の再開を望むも、エジプトは仲裁努力からの撤退を示唆      【本紙】      ラシュワーン長官は「スカイ・ニュース」によるインタビューで、「仲裁努力からの撤退は、パレスチナ人民の権利を擁護し続けるというエジプトの在りようを妨げるものではない」と語った。      5月初頭、米国、カタール、エジプトがイスラエル・ハマース間を仲裁しており、ガザ地区で拘留されている人質らとイスラエルの刑務所にいるパレスチナ人被拘束者らの解放を含む、7か月以上にわたって続いている戦争の停戦をめ 全文をよむ

  • 2024-05-23
  • Al-Nahar紙

ガザ:停戦交渉が行われるも仲裁国エジプトとイスラエルの関係が悪化(1)

■イスラエルが停戦交渉の再開を望むも、エジプトは仲裁努力からの撤退を示唆      【本紙】      エジプトの首都カイロで行われている「ハマース」・イスラエル間の停戦交渉は、いまだ実効的な成果に至っていない。一方複数の報道記事は、ハマースに提示された提案のうち1つの形式を修正したとしてエジプトを非難したが、同国は自国の果たしている役割が原因で同様の攻撃が続いた場合は、仲裁から身を引くとの脅迫で反応した。このような雰囲気と時を同じくしてエジプト・イスラエル関係が緊迫しており、1つ目の脅威はエジ 全文をよむ

  • 2024-05-23
  • Al-Nahar紙

サウジアラビア:サルマーン国王の「健康状態」によりムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の来日が延期

■サウジアラビアのサルマーン王の「健康状態」のため、ビン・サルマーン皇太子の来日が延期      【東京:AFP通信】      日本政府報道官は月曜日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が今週に予定されていた自身の来日予定を、父であるサルマーン国王の「健康状態」により延期したと発表した。      一方サウジの王宮府は日曜日にすでに、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王(88)に医学的検査が実施され、これにより同国王が肺炎を患っていることが明らかになったと発表していた。ま 全文をよむ

  • 2024-05-20
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、ガザ地区内での地上侵攻続く(2)

■イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、100万人近くのパレスチナ人を避難させる      【ガザ:本紙】      同軍によると、5月6日にガザ地区で作戦を開始して以来、「わずか2週間で同地区南部のラファフから95万人以上のパレスチナ民間人を避難させることに成功した」という。      同軍は声明で、「現在ラファフ市の30~40%がイスラエルの支配下にあり、60~70%では(民間人らの)市内からの完全な掃討がなされた。残りの民間人は30万人から40万人と推定され、海岸沿いのタッル・ 全文をよむ

  • 2024-05-20
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、ガザ地区内での地上侵攻続く(1)

■イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、100万人近くのパレスチナ人を避難させる      【ガザ:本紙】      イスラエル占領軍はガザ地区南部ラファフ市への地上侵攻を拡大し、フィラデルフィア回廊の3分の2を掌握したと宣言した。さらに同軍は、同市への爆撃を続け犠牲者を生むなかで、避難民の数が2週間以内に民間人95万人に達したことを確認した。      また、市域の完全占領に備えた侵攻がいつ起こってもおかしくない同市の中心部に位置する地域を標的とした空爆により、8人のパレスチナ人が 全文をよむ

  • 2024-05-20
  • al-Quds al-Arabi紙

イラン:ヘリコプターの墜落事故で大統領と外相が死亡(2)

■イランはイブラヒーム・ライースィ大統領と外相の死亡を正式に発表      【n.p.:本紙】      救助隊は一晩中吹雪や険しい地形と戦い、月曜日早朝、東アゼルバイジャン州の瓦礫にたどり着いた。      イブラヒーム・ライースィ大統領は、イランの第8代大統領で、2021年にハッサン・ローハーニー大統領の後任として選出された。      ライーシー大統領は、長年司法府で数々の要職を歴任し、司法府長官になった。彼はイランの最高指導者アリー・ハメネイ師と強固な関係を構築してきた。2016年、ハメ 全文をよむ

  • 2024-05-20
  • al-Mudun紙

イラン:ヘリコプターの墜落事故で大統領と外相が死亡(1)

■イランはイブラヒーム・ライースィ大統領と外相の死亡を正式に発表      【n.p.:本紙】      イラン政府は月曜日(20日)、「イラン西部のアゼルバイジャンとの国境付近で日曜日、ヘリコプターが墜落し、イランのイブラヒーム・ライースィ大統領とフサイン・アミール・アブドゥッラヒヤーン外相、および同乗していた随行員らが死亡した」と発表した。      イラン国営通信(IRNA)はテレグラムを通じて声明を発表し、「ヘリコプターの墜落事故で、ライースィ大統領とその随行員らが死亡した」と報じた。  全文をよむ

  • 2024-05-20
  • al-Mudun紙

チュニジア:チュニジア・ジャーナリスト組合の代表が、ジャーナリストの自由と権利のために違憲法令の廃止を強く求める

■チュニジア・ジャーナリスト組合の代表は、メディア部門における「権威主義的雇用」に対して警告する      【チュニス:本紙、ハサン・サルマーン】      チュニジア・ジャーナリスト組合(SNJT)のジヤード・ダバール代表は、彼が自ら「権威主義的雇用」と名付けたジャーナリズムに対する行為に警告を発し、チュニジア人ジャーナリストの「自由の価値とあらゆる身の安全の保証を損なう」恐れのある法令第54号の廃止を呼びかけた。      ダバール代表は土曜日、チュニジア人権擁護連盟(LTDH)設立47周年 全文をよむ

  • 2024-05-19
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:米国はイスラエルにレバノンとの全面戦争を避けるよう圧力をかける(2)

■戦闘がレバノン南部からベカーまで拡大…米当局者「米国政府はレバノン全土での戦争を始めないようイスラエルに圧力をかけている」      【ベイルート:本紙】      今日の戦況の展開      今日の最新のイスラエルの攻撃については、ナークーラ村でドローンがバイクを攻撃した。この攻撃によってバイクの運転手が負傷し、スール市内の病院へ搬送された。      また早朝の数時間では、キリヤット・シュモナを含む、フーラ渓谷と上ガリラヤにあるイスラエル入植地計15地点で、レバノンからドローンが侵入した疑 全文をよむ

  • 2024-05-18
  • Al-Nahar紙

レバノン:米国はイスラエルにレバノンとの全面戦争を避けるよう圧力をかける(1)

■戦闘がレバノン南部からベカーまで拡大…米当局者「米国政府はレバノン全土での戦争を始めないようイスラエルに圧力をかけている」      【ベイルート:本紙】      ここ数日間でイスラエルとヒズブッラーの間の戦闘がエスカレートし続けるなかで、国境での衝突がレバノン全土へ広がることへの懸念が国内で、地域で、そして国際的に拡大している。このような状況下で、米国の当局者は「米国政府はレバノン全土での戦争を始めないようイスラエルに圧力をかけている」と明らかにした。      同当局者は、「アラビーヤ」 全文をよむ

  • 2024-05-18
  • Al-Nahar紙

モーリタニア:大統領が公式演説にてガザへの立場を表明

■モーリタニアはガザと共に:アメリカ大使館へ集中した夜間の座り込み、部族からの寄付の増加、公式演説への参加      【ヌアクショット:本紙】      モーリタニア国民は、ガザの現状に対する自分たちの立場がイデオロギーと宗教意識の根底からくる基本的かつ運命的なものであり、大多数のアラブ人がとるような一時的な立場でも状況の変化で変わるような反応でもないことを何度も繰り返し主張している。      モーリタニア大統領の公式演説のなかで、ガザは確固たる大きな存在感を示し、その扱いは他のアラブ諸国首脳 全文をよむ

  • 2024-05-18
  • al-Quds al-Arabi紙

フーシー派がアメリカ軍無人機を撃墜

フーシー派、イエメン中部マアリブ県空域でアメリカ軍無人機の撃墜したと発表      【サヌア:アナトリア通信】      イエメンのフーシー派は金曜日、イエメン中部のマアリブ県でアメリカのMQ9型無人機を撃墜したと発表した。      これは、同派の軍報道官ヤフヤー・サリーウ氏が発表した声明の中で明らかになった。      サリーウ氏は、「(同団体傘下の)イエメン防空部隊は、昨日木曜日の夕方、マアリブ県の領空で敵対行為を行っていたアメリカのMQ9型航空機を撃墜することができた」と述べた。     全文をよむ

  • 2024-05-17
  • al-Quds al-Arabi紙

エジプト:シュクリー外務大臣がイスラエル側の声明に反論し「真実を歪曲する政策」を拒否

■エジプトは「真実を歪曲する政策」を拒否し、ガザ地区における危機の責任をイスラエルに負わせる      【カイロ:諸通信社】      エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、イスラエルのイスラエル・カッツ外務大臣が発した「ラファフ国境検問所の再開を要求し、ガザ地区での人道危機発生を防ぐ責任をエジプトに負わせる」旨の声明に反論し、「イスラエル側が進めている、真実の歪曲と責任逃れの政策」に対する自国の揺るぎない拒否を表明した。      さらにガザ地区においてパレスチナ人が現在直面している人道的 全文をよむ

  • 2024-05-14
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:南部でヒズブッラー司令官が殺害されるも、イスラエル北部で増す脅威(3)

■イスラエル兵士1人が死亡し5人が負傷..スールでヒズブッラーの司令官が殺害される      【本紙】      衝突ラインフォーラムの会長であり「マテフ・アシェル」地方議会議長のモーシュ・ダビドビッチ氏は、イスラエル政府に「崩壊した北部のための即時予算」を要求した。また同氏は、「7か月にわたって北部の住民らは住居を離れており、いつ自宅に戻るのかも知らない。我々は政府に対し、行動計画を提示し、北部住民らに対しいつ自宅に帰還できるかに関する説明を求める」と述べた。さらに同氏は、「7か月にわたって安 全文をよむ

  • 2024-05-14
  • al-Mudun紙

レバノン:南部でヒズブッラー司令官が殺害されるも、イスラエル北部で増す脅威(2)

■イスラエル兵士1人が死亡し5人が負傷..スールでヒズブッラーの司令官が殺害される      【本紙】      イスラエル軍は声明で、自軍の複数の戦闘機がレバノン南部、アイター・シャアブ村およびカフルキラー村の両地域でヒズブッラーが保有する複数の軍事施設を爆撃したと述べた。また同軍は、「日中、ガリラヤ地方西部のアダミート地区に複数の対戦車ミサイルが発射されたことを観測した。これらが原因でイスラエル軍兵士1人が中度のけがを負い、他4人が軽傷を負った」と伝えた。      イスラエルは北部を喪失す 全文をよむ

  • 2024-05-14
  • al-Mudun紙

レバノン:南部でヒズブッラー司令官が殺害されるも、イスラエル北部で増す脅威(1)

■イスラエル兵士1人が死亡し5人が負傷..スールでヒズブッラーの司令官が殺害される      【本紙】      ヒズブッラーはここ数日、イスラエルの標的に対する的を絞った集中的な攻撃を激化させている。同組織はこれによって「開始する」立場、そして「動作体」に返り咲いた一方で、イスラエルは「反撃体」へと変容した。また同組織は、軍事拠点や最新の盗聴機器に加えて住居も攻撃しており、イスラエル人一同に損害を与えている。実際にイスラエル軍ラジオの発表は、ガリラヤ地方西部のアダミート地区で対戦車ミサイル攻撃 全文をよむ

  • 2024-05-14
  • al-Mudun紙

アラブ首長国連邦:「係争海域」をめぐりサウジアラビアと新たな緊張関係

■アラブ首長国連邦はサウジアラビアが国連に宛てたヤーサート海域に関する主張を拒否      【ドーハ:スライマーン・ハージュ・イブラヒーム、本紙】      アラブ首長国連邦(UAE)が、サウジアラビアが国連に提出した海上国境画定に関する要求を正式に拒否したことで、アブダビとリヤドの関係が新たな局面を迎えた。ラナー・ヌセイベUAE国連常駐代表が国連事務総長に宛てた3月13日付の書簡が公表され、UAEがサウジアラビアからの国境地帯に関する略式の通達を拒否していることが明らかとなった。      書 全文をよむ

  • 2024-05-13
  • al-Quds al-Arabi紙

シリア:シリア民主軍がダイル・ザウル県内での部族勢力の伸張を懸念(3)

■シリア民主軍は部族勢力の能力増大と統制からの離脱を懸念している      【アレッポ:ハーリド・ズィンクルー】      同県では部族民らが地域内の油田やガス田からの収入を享受できていないばかりか、これが民兵組織によって略奪され外部へと密輸されているため、盗難された石油が貯蔵しているタンクが置かれたこれらの油田が、部族勢力の恒常的な攻撃目標と化しているのだという。      ユーフラテス川以東の複数の部族筋によると昨日現地では、アラブ部族軍がダイル・ザウル市東方の田園地帯にあるハワーイジュ・ズ 全文をよむ

  • 2024-05-12
  • al-Watan紙

シリア:シリア民主軍がダイル・ザウル県内での部族勢力の伸張を懸念(2)

■シリア民主軍は部族勢力の能力増大と統制からの離脱を懸念している      【アレッポ:ハーリド・ズィンクルー】      しかし民兵に対する部族メンバーらの蜂起が続き、「民兵を追放しその支配を避けて地域を統治する」という彼らの要求を満たすべきとの主張が生じていることから、これが不可能となった。      さらに同複数筋によると現在、ブーサラーヤー部族やブーシャアバーン部族などのメンバーによって構成された新たな複数の旅団がイブラーヒーム・ハーフィル最高司令官の指揮する部族軍に参加したことによる最 全文をよむ

  • 2024-05-12
  • al-Watan紙

シリア:シリア民主軍がダイル・ザウル県内での部族勢力の伸張を懸念(1)

■シリア民主軍は部族勢力の能力増大と統制からの離脱を懸念している      【アレッポ:ハーリド・ズィンクルー】      米国の支援を受けるシリア民主軍(SDF)に近い複数筋は同軍が、ダイル・ザウル県の田園地帯でアラブ系部族勢力の軍事力が増大していることに対して、高まる懸念を有していると述べた。      同複数筋が本紙に伝えたところによると、SDFの現場指揮官らは、「アラブ部族の大多数がSDFに対し反旗を翻した」うえに、同民兵組織に対して攻撃を実行しており、彼らに多大な人的・軍事的損害を与え 全文をよむ

  • 2024-05-12
  • al-Watan紙

レバノン:イスラエル研究機関「ヒズブッラーの部隊はイスラエルに侵攻可能である」(4)

■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である      【本紙】      ラドワーン部隊とイスラエルの侵攻      アルマー・センターの研究者らは、ラドワーン部隊が継続的な司令系統のもとで行動しているために、イスラエル軍による目標を絞った攻撃は同部隊の準備状態に影響を与えることはなく、その能力に影響するような重要な措置を講じる必要であると考えている。そしてビーリ氏は、「ラドワーン部隊はイスラエル領土へのいかなる侵攻に関して、明白かつ即時の脅威および課題となり続けている」と 全文をよむ

  • 2024-05-11
  • al-Mudun紙

レバノン:イスラエル研究機関「ヒズブッラーの部隊はイスラエルに侵攻可能である」(3)

■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である      【本紙】      また同氏は、「ヒズブッラーは射程359kmにも及ぶ『ファタフー110』のような弾道ミサイルを保有してはいないものの、この組織はイランが1980年代にシリアにある専用施設で生産していた旧式のミサイルの改良を行っている。この改良はミサイルの正確性改善に寄与し、これにより125km離れた目標への攻撃が可能となったた」と説明した。      ビーリ氏は、「数百もの正確なミサイルや弾薬の代わりに、現在ヒズブッラ 全文をよむ

  • 2024-05-11
  • al-Mudun紙

レバノン:イスラエル研究機関「ヒズブッラーの部隊はイスラエルに侵攻可能である」(2)

■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である      【本紙】      そしてビーリ氏は、同国北部戦線における安全保障上の課題に関する会議で、「現時点でイスラエル軍は、ヒズブッラーの重要なシステムに打撃を与えていない」と述べたうえで、「もし政府が外交上の合意を締結したとしても、ヒズブッラーがそれを選択するときにヒズブッラーの条件下で勃発するであろう戦争を遅らせるだけである。そして私の分析によると、その期日は2026年末以前であると予想される」と付言した。      ビーリ 全文をよむ

  • 2024-05-11
  • al-Mudun紙

レバノン:イスラエル研究機関「ヒズブッラーの部隊はイスラエルに侵攻可能である」(1)

■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である      【本紙】      イスラエルの研究・教育センター「アルマ」の研究部門長であるタル・ビーリ氏は土曜日(11日)、「ヒズブッラーは良質なミサイルの武器庫を保有し、戦争の準備ができており、またこれに所属するラドワーン部隊は『イスラエル領地に侵攻』することが可能である」と説明した。また、『イェディオト・アハロノト』紙が伝えた同センターによる安全保障能力評価のなかでビーリ氏は、イスラエル北部国境付近での軍事的増強の継続に対して警 全文をよむ

  • 2024-05-11
  • al-Mudun紙

イスラエル:軍はラファから発射された2発のロケット砲弾を迎撃したと主張

■イスラエル軍、ラファから発射された2発のロケット弾を迎撃したと主張      【エルサレム:アナトリア通信】      イスラエル軍は金曜日、ガザ地区南部のケレム・シャローム検問所でサイレンを鳴らしたのと同時刻に、ラファ地区から発射された2発のロケット砲弾を迎撃したと発表した。      軍は声明で次のように述べた。「ケレム・シャローム検問所で先刻発令された警報に続き、ロケット砲弾1発がラファ地区からガザ周辺地区に飛来したのが観測された。なお、防空戦闘機が迎撃に成功している。」      さら 全文をよむ

  • 2024-05-10
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ハマースがイスラエルによるパレスチナ人捕虜への拷問を非難

■ハマースはイスラエルの刑務所におけるパレスチナ人捕虜への拷問を非難する      【イスタンブール:アナトリア通信】      イスラーム抵抗運動「ハマース」は金曜日、イスラエルが刑務所に拘束しているパレスチナ人を拷問した結果、大勢のパレスチナ人捕虜が死亡したと非難した。      ハマースは声明を出し、「シオニストの刑務所管理局が、勇敢なわが捕虜たちに対する敵対的で犯罪的な政策をエスカレートさせても、彼らの決意を弱めることはない。むしろ、占領に立ち向かうさらなる起爆剤になるだろう」と述べた。 全文をよむ

  • 2024-05-10
  • al-Quds al-Arabi紙

トルコは対イスラエル貿易制限解除を否定

■トルコ、イスラエルに対する貿易制限を解除したとの主張を否定      【アンカラ:アナトリア通信】      木曜日、トルコ偽情報対策センターは、トルコがイスラエルに課していた貿易制限を撤回したという、イスラエルの公的機関が報じた主張の正しさを否定した。      大統領府通信局に付属する同センターは声明で、「イスラエルによるガザへの戦争が停止し、恒久的な停戦が実現され、ガザ地区のパレスチナ人に途切れることのない人道支援が提供されるまでは、トルコによるイスラエルとの貿易停止の決定は有効である」 全文をよむ

  • 2024-05-10
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:シリア人難民を「抑制する」新たな措置(3)

■シリア人難民の存在を「抑制する」ためのレバノンの新たな強硬措置      【本紙】      レバノン公安総局はUNHCRに対して書簡を送付し、これを根拠にこれまでUNHCRに引き渡された「データ」に追加するようないくつかの基本的なデータを求めた。これは過去にUNHCRに登録された人々や彼らに登録継続の必要がどれほどあるかを再アセスメントすることを通じた、シリア人難民問題に対処するための戦略的ロードマップの範疇における総局の取り組みの改善を目指すものである。      同様に公安総局は、そして 全文をよむ

  • 2024-05-09
  • al-Mudun紙

レバノン:シリア人難民を「抑制する」新たな措置(2)

■シリア人難民の存在を「抑制する」ためのレバノンの新たな強硬措置      【本紙】      1.入国および滞在制度に違反したシリア人に対し、国境を管轄する部門・部署に直接向かうことを求める。これは彼らの状況を是正しレバノン領土から退去させるために、彼らに必要な設備を提供するためであり、退去しない者に対して適切な法的措置を講じる権限を設定する。      2.レバノン国民に対し、レバノンに不法滞在しているシリア人を雇用したり、宿泊させたり、住居を確保することがないよう強調する。違反者に対しては 全文をよむ

  • 2024-05-09
  • al-Mudun紙

レバノン:シリア人難民を「抑制する」新たな措置(1)

■シリア人難民の存在を「抑制する」ためのレバノンの新たな強硬措置      【本紙】      レバノンの「公安」は、シリア人難民の数を抑制し、彼らを抑圧し、退去へと追いやるためのレバノンの公共政策を実施するための強硬的かつ「断固とした」ステップとして、新たな諸措置にもとづいた実務的、実践的、行政的な計画から始めようとしているようだ。これはレバノン公安総局の広報事務所から出された最新の声明において明らかであり、そこは以下のように記されている。      「公安総局がレバノン領土にいるシリア人の問 全文をよむ

  • 2024-05-09
  • al-Mudun紙

イスラエル:イスラエル軍がハマースの海軍司令官の殺害を発表

■イスラエル占領軍はガザ市のハマースの海軍司令官を殺害したと主張      【テルアビブ:諸通信社】      イスラエル占領軍は水曜日、ガザ地区を空爆し、ハマースの海軍司令官を殺害したと発表した。イスラエル軍は、当司令官がたび重なるイスラエル入植地への攻撃を推進したと主張している。      イスラエル軍は声明を出し、「国防軍と総保安庁(シンベト)共同作戦で、イスラエル空軍機がガザ市のハマース海軍のムハンマド・アフマド・アリー司令官を排除することができた」と発表した。      ハマース側は、 全文をよむ

  • 2024-05-09
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:UNRWAが警告、「ガザの子供たちは壊滅的なレベルのストレスを抱えている」

■UNRWA:ガザの子供たちが壊滅的なレベルのストレスに苦しんでいる      【ガザ:諸通信社】      国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は土曜日、包囲されたガザ地区に対するイスラエルの継続的な攻撃の結果、ガザの子供たちは壊滅的なレベルの精神的ダメージに苦しんでいると警告した。      国連機関(UNRWA)はX上に声明を発表し、ガザの子供たちが壊滅的なレベルのストレスに苦しんでいると述べた。      声明文には、「UNRWAのチームは、戦争の恐怖の影響を軽減するために、ガザ 全文をよむ

  • 2024-05-05
  • al-Quds al-Arabi紙

アルジェリア、ガザ集団墓地に関する安保理非公式会合を呼びかけ

アルジェリアは、ガザ集団墓地に関する安保理非公式会合を火曜日に開催するよう呼びかけ      【アルジェリア:ドイツ通信】      アルジェリアは本日土曜日、ガザ地区で発見された集団墓地に関して、次の火曜日に安保理非公式協議を開催するよう呼びかけた。      アルジェリア通信は土曜日、「アルジェリアは、6ヶ月以上にわたってシオニストによる敵対行為を受けているガザ地区にある集団墓地に関して、次の火曜日午後に安保理非公式協議を開催することを要求した」と報じた。      これに関連して、アントニ 全文をよむ

  • 2024-05-05
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:フランスの和平案への各当事者の反応(5)

■イスラエルが軍事演習を開始…そして「二者」が交渉を独占      【本紙】      イスラエルによる(レバノン)南部への爆撃は続いており、ヒヤーム村は何度も砲撃を受けた。またナークーラ村やマジュダル・ズーン村の郊外、ブラート山も砲撃されたほか、東部地区のマルカバー村の郊外もイスラエルによる攻撃を受けた。      さらに、レバノン南部からはイスラエル北部のメロン山に向けて大規模なミサイル攻撃が行われ、メロン軍事基地周辺で爆発音が観測された。イスラエルの「チャンネル12」は、「防空システムが上 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • Al-Nahar紙

レバノン:フランスの和平案への各当事者の反応(4)

■イスラエルが軍事演習を開始…そして「二者」が交渉を独占      【本紙】      そしてマクロン大統領は、フランスがエスカレーションの危険を減らすことに全面的に取り組むと明らかにした。これは、国連安保理決議1701号に基づくレバノン・イスラエル間のブルーライン沿いでの緊張の高まりと、フランスのレバノンおよびレバノンの安全保障への歴史的な寄与に基づいての取り組みだという。またこの文脈の中で、マクロン大統領はフランスがUNIFILへの支援及び参加を続けることにも言及し、レバノンの安定を保障する 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • Al-Nahar紙

レバノン:フランスの和平案への各当事者の反応(3)

■イスラエルが軍事演習を開始…そして「二者」が交渉を独占      【本紙】      レバノンの現状を支配する憂鬱に対する外交筋の提案に話題に戻すと、同外交筋は今週木曜日に欧州委員会の委員長がベイルートを訪問した際のレバノンの反応を批判した。その反応とは、ヨーロッパがレバノンへ10億ユーロ相当の支援パッケージを決定したことに対してメディアや政界が嘲笑するようなトーンが支配的になり、この支援をまるで賄賂であるかのように描き、そしてそれをメディアやジャーナリスト、政治家や議員、聖職者が繰り返し語っ 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • Al-Nahar紙

レバノン:フランスの和平案への各当事者の反応(2)

■イスラエルが軍事演習を開始…そして「二者」が交渉を独占      【本紙】      さらに同外交筋は、レバノンの返答は政府やナジーブ・ミーカーティー首相の返答ではなく、シーア派二者(ヒズブッラーとアマル運動)の返答をまとめたものであると指摘した。そしてこれは非常に危険なことであり、戦争や和平、条約や国際的な決議といった重要な問題において、シーア派二者が諸外国や外国機関との交渉をコントロールするようになったのだと指摘した。なお、この返答の予想される内容については、ヒズブッラーがリークによって、 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • Al-Nahar紙

レバノン:イスラエル軍の攻撃が続くも、合意形成に向けた動きが加速(3)

■イスラエルによる攻撃が続くなか、「チャンネル12」は「結実寸前」の合意について報道      【本紙】      イスラエル・ヒズブッラー間の合意?      次にイスラエルの「チャンネル12」は報道した新たなレポートのなかで、テルアビブの治安機関が「イスラエルはヒズブッラーおよびレバノン国家との合意署名に近づいており」、さらに「これはその性質において、国連安保理が2006年に採択した安保理決議第1701号に似た合意になるだろう」と考えていると伝えた。      このレポートによるとイスラエル 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Mudun紙

サウジアラビア:ビン・ファルハーン外相がイスラーム協力機構首脳会議に際してガザ地区での即時停戦を改めて要求

■サウジアラビアがイスラーム協力機構首脳会議に際してガザ地区での即時停戦を改めて要求      【バンジュル:諸通信社】      サウジアラビアは土曜日、約7か月間戦争に苦しんでいるガザ地区での即時停戦を改めて要求し、同地区のパレスチナ人の苦難を終わらせるために安全な人道回廊を提供することの重要性を強調した。      これはガンビアの首都バンジュルでイスラーム協力機構が「継続的な発展のための対話を通じた団結と連帯の強化」をスローガンに開催したイスラーム諸国サミットに際して、サウジアラビアのフ 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:イスラエルの侵攻による犠牲者の累計が34,654人まで増加

■昨年10月7日以降の、イスラエル戦争による犠牲者の累計が34,654人まで増加      【イスタンブール:アナトリア通信】      ガザ地区保健省は土曜日、昨年の10月7日以来イスラエルによってガザ地区で続けられている戦争による犠牲者の累計が「死者34,654人、負傷者77,908人」に増加したと発表した。      これは、ガザ地区で211日間にわたって続いているイスラエルの戦争による死傷者数に関して、同省がテレグラムを介して発表している日次統計レポートによって明らかにされた。      全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍の攻撃が続くも、合意形成に向けた動きが加速(2)

■イスラエルによる攻撃が続くなか、「チャンネル12」は「結実寸前」の合意について報道      【本紙】      一方でヒズブッラーは、バイヤード・ブリーダー拠点で活動中だった敵国イスラエルの兵士の集団を迫撃弾で攻撃したと発表し、さらにラーヒブ拠点内の諜報機材を適切な武器で攻撃し、これらに直接的な損害を与えたと明らかにした。また同組織は、レバノンの占領下シャブアー農場にあるレーダー拠点を適切な武器で攻撃し、これに直接的な被害を与えたと発表した。      イスラエル軍はシャブアー農場、ハルター 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Mudun紙

ガザ:「イスラエルはハマースとのいかなる取引を含む停戦を拒否する」との予測(2)

■ヘブライ語メディア:イスラエルはハマースとのいかなる取引を含む停戦を拒否      【アナトリア通信】      民間チャンネル「カイロ・ニュース」は土曜日未明、匿名の高官筋の話として、ハマースの使節団がカイロに到着したとしつつ、ガザ停戦交渉において「目覚ましい進展」が生じていると伝えた。      同チャンネルは先週の月曜日には、ハマースの使節団がカイロを出発し、今後ガザ地区情勢緩和の取引をめぐるエジプトの提案に対する書面回答とともに再びカイロに戻る予定であると報じていた。      同日、 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:「イスラエルはハマースとのいかなる取引を含む停戦を拒否する」との予測(1)

■ヘブライ語メディア:イスラエルはハマースとのいかなる取引を含む停戦を拒否      【アナトリア通信】      イスラエルのメディアは土曜日、同国政府は流布している情報とは異なり、ハマース運動との間で生じうるいかなる取引を含む停戦に合意することはないだろうとの見解を述べた。イスラエル軍のラジオ局は、「イスラエル政府はハマースとのいかなる取引を含む停戦に合意しない」とする同国当局者(匿名)の発言を引用した。      さらにこのイスラエル当局者は「人質解放のための停戦があってもなくても、軍はラ 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍の攻撃が続くも、合意形成に向けた動きが加速(1)

■イスラエルによる攻撃が続くなか、「チャンネル12」は「結実寸前」の合意について報道      【本紙】      レバノン南部でヒズブッラーとイスラエル軍の間で漸進的なエスカレーションが続いている一方で、レバノンはカイロで行われている、ガザ地区での鎮静化ないしは停戦合意に至る可能性をめぐる交渉の結果を待望している。今日(4日)新たに、ビント・ジュバイル村のガソリンスタンド付近の路上にあった自動車に対してイスラエルの無人機が攻撃を実行したが、情報によるとこれによる負傷者は確認されていない。さらに 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • al-Mudun紙

レバノン:フランスの和平案への各当事者の反応(1)

■イスラエルが軍事演習を開始…そして「二者」が交渉を独占      【本紙】      レバノン南部情勢についての所与のはずの前提に大きな矛盾が生じている。西側使節団、特にレバノンに駐在するヨーロッパの使節団と強い関係を持っている外交筋は、レバノン南部で展開されている戦線を鎮静化させる新たな本格的な機会がなく、むしろ戦況がさらにエスカレーションする兆候があり、しかもそれが今後数週間にわたって長引く恐れもあることを懸念している。そして同外交筋は、イスラエルによる脅迫のトーンが上がっている今日、特に 全文をよむ

  • 2024-05-04
  • Al-Nahar紙

イスラエル:ガザ地区停戦交渉に関してイスラエル側が「大きな譲歩」を提供

■複数のレポート:イスラエルはガザに関する合意のために大きな譲歩を提供する準備ができている      【DPI通信:カイロ/テルアビブ】      ガザ戦争に関してカイロで進行中の停戦交渉のさなかに、ハマースが提出した合意の提案についての詳細が明らかになった。      『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が火曜日、エジプトの当局者らの話として報じたところによると、イスラエルが起草に参加したが、まだ承認していない同提案は2つの段階に基づいている。      第1段階には、イスラエルが不特定数の 全文をよむ

  • 2024-05-01
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:仏外相がレバノン問題をめぐってイスラエル外相と会談(2)

■セジュルネ仏外相が南部での対立を終結させるためにイスラエルに「フランス文書」を提示      【本紙】      第一段階は、国連安保理決議第1701号に則ったヒズブッラー・イスラエル軍間の軍事作戦停止である。第二段階は、イスラエル北部住民(北部入植地の入植者ら)の安全な帰還、レバノン国民が南部にある自身らの町村へ安全に帰還すること、さらにレバノン軍の国境地帯への展開、国境では国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を強化するとともにレバノン軍の数を増やすこと、そしてこのために必要な支援を供給するこ 全文をよむ

  • 2024-04-30
  • al-Mudun紙

イスラエル:仏外相がレバノン問題をめぐってイスラエル外相と会談(1)

■セジュルネ仏外相が南部での対立を終結させるためにイスラエルに「フランス文書」を提示      【本紙】      フランスのステファヌ・セジュルネ外相は、イスラエルのイスラエル・カッツ外相とテルアビブで面会した。エルサレムとテルアビブをまたぐことで計24時間を要するセジュルネ氏の訪問は、イスラエルのガザ地区に対する戦争にならび、レバノン国境付近でのエスカレーションが続いているなかでの中東歴訪の一環として行われた。またセジュルネ氏はカッツ氏との会談に際して、自身が「人質の釈放、(ガザ地区の)停戦 全文をよむ

  • 2024-04-30
  • al-Mudun紙

エジプト:農業省高官「年末まで十分な量の砂糖を備蓄がある」

■「エジプトは年末まで十分な量の砂糖を備蓄している」      【カイロ:ロイター通信】      エジプト農業省の高官は『ロイター』に対し、砂糖の備蓄量は2024年末まで十分であると述べ、エジプト商品取引所のイブラーヒーム・アシュマーウィー会長は、同国には6か月分の消費に十分なほどの小麦の戦略的備蓄があると述べた。      さらに同高官は、同国は今シーズンが終了する6月までにサトウキビまたはテンサイから約240~250万トンの砂糖を生産することを目指していると述べた。しかし一方で、今シーズン 全文をよむ

  • 2024-04-29
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:レバノン南部でハマースとヒズブッラーがイスラエル軍と交戦

■「カッサーム旅団」と「ヒズブッラー」のミサイルが(レバノン)南部からイスラエルへ向けて発射される、南部の村々では激しい空爆      【ベイルート:本紙】      イスラエル軍がレバノン南部への空爆と砲撃を行う中、ハマースの軍事部門カッサーム旅団とヒズブッラーはそれぞれレバノン南部から軍事作戦を展開した。      最初にカッサーム旅団が月曜日の午後、テレグラムを通じて、レバノン南部からイスラエル軍の軍事施設をミサイルで集中的な空爆を行ったと発表した。      一方、ヒズブッラーは同日夕方 全文をよむ

  • 2024-04-29
  • Al-Nahar紙

エジプト:紅海での緊張により、スエズ運河の通行料収入が50%減少

■紅海での緊張により、スエズ運河の通行料収入が50%減少      【リヤド:アナトリア通信】      エジプトのハーラ・サイード計画相は日曜日、紅海における最近の緊張によりスエズ運河の通行料収入が50%減少したと述べた。      サイード氏の発言は、4月28日から29日にかけてサウジアラビアの首都リヤドで開催される世界経済フォーラムの折に開催された特別会合の演説のなかでなされたものである。      エジプトの大臣は、「スエズ運河の通行料収入は50%の減少を目撃した。この減少は、紅海での諸 全文をよむ

  • 2024-04-28
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ヒズブッラー副書記長「レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは生き長らえることはできない」

■ヒズブッラー副書記長「レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは生き長らえることはできない」      【ベイルート:DPI通信】      レバノンのヒズブッラーの副書記長であるナイーム・カースィム師は土曜日、レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは「その骨子がガザで停戦とならない限り、生き長らえることはできないだろう」との見解を述べた。      同師は今日のスピーチで、「(レバノン)南部における停戦という主題のもとに、イスラエルにガザでより多くのことを行えるような安堵をもたらすためのイニシアチ 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエルの攻撃で民間人14人が負傷…ヒズブッラーの役割とは(2)

■レバノン南部スリッビーナ村で民間人14人が負傷   ■エルサレム・ポスト:ヒズブッラーは巨大すぎて失敗できない      【本紙】      「巨大すぎて失敗できない」      『エルサレム・ポスト』紙は、ヒズブッラーが複数のミサイルや爆弾、そして無人機からなる「巨大な武器庫」を所有していると指摘し、同組織は地域でのイランの重要な代理勢力として、「巨大すぎて失敗できない」と説明したうえで、「イランは同組織の破壊を危惧し、これを紛争に巻き込むコストを背負えない」と付言したレポートを報じた。他方 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • al-Mudun紙

レバノン:イスラエルの攻撃で民間人14人が負傷…ヒズブッラーの役割とは(1)

■レバノン南部スリッビーナ村で民間人14人が負傷   ■エルサレム・ポスト:ヒズブッラーは巨大すぎて失敗できない      【本紙】      イスラエル軍は、土曜日(27日)夜に行った南部の村々への集中的な空襲を行った。これは、スリッビーナ村郊外の家屋を標的としたもので、即座に救急隊が攻撃を受けた場所に向かったが、攻撃された家屋周辺にいたレバノン人12人とシリア人2人の計14人の民間人が負傷した。      イスラエルの戦闘機は、複数のミサイルでフーラー村を標的とした空襲を2回仕掛けたうえ、一 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • al-Mudun紙

レバノン:ジャアジャア氏がマアラーブ会議に際してレバノン軍の南部展開を訴える(3)

■マアラーブで開かれた野党会議でのジャアジャア氏の発言:ヒズブッラーはレバノンを防衛することができず、軍を派遣することが唯一の解決手段である      【ベイルート:本紙】      そしてジャアジャア氏は事態がピークに達しつつあると警告し、次のように述べた。「我々は個人、グループ、議員、オピニオンリーダー、ジャーナリストの集合体として、なにもしないまま事を終わらせることはできない。我々は、今日我々、そしてレバノン南部を襲っている危険にスポットライトを当てる。どんな分析やデータによってでも、南部 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • Al-Nahar紙

レバノン:ジャアジャア氏がマアラーブ会議に際してレバノン軍の南部展開を訴える(2)

■マアラーブで開かれた野党会議でのジャアジャア氏の発言:ヒズブッラーはレバノンを防衛することができず、軍を派遣することが唯一の解決手段である      【ベイルート:本紙】      そして同氏は、最終的に、南部における「危険な」軍事行動という新たな問題が生じたと指摘した。この軍事行動はヒズブッラー単独の決断によって開始され、ヒズブッラーに従順な政府でさえその決定について知らされなかったという。      続けて同氏は次のように述べた。「パレスチナの大義は我々全員にとっての義務である。なぜならそ 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • Al-Nahar紙

レバノン:ジャアジャア氏がマアラーブ会議に際してレバノン軍の南部展開を訴える(1)

■マアラーブで開かれた野党会議でのジャアジャア氏の発言:ヒズブッラーはレバノンを防衛することができず、軍を派遣することが唯一の解決手段である      【ベイルート:本紙】      マアラーブで野党会議が開かれ、レバノンの防衛のために安保理決議第1701号の完全な履行が訴えられた。会議には野党勢力や現議員および元議員、また元大臣らや諸政党、著名人らが参加した。      会議の冒頭では、レバノン軍団の党首であるサミール・ジャアジャア氏が演説した。同氏は、「レバノンには国家が存在しない状態に達し 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • Al-Nahar紙

アメリカ:大学での座り込みで「ヒズブッラー」の旗が掲揚される(2)

■米国の大学で「ヒズブッラー」の旗が掲げられ、アラブのSNSユーザーらに分裂が生じる      【本紙】      さらにSNSユーザーらは、プリンストン大学での座り込み実行から間もなくして、米当局がこれを解散させている場面が写された動画を拡散した。      ヒズブッラーはレバノン南部を起点としてイスラエルに対する軍事闘争に参加しており、この闘争が「支援戦線」であり、「ガザ地区への支援」だと述べている。      米国はすでにレバノンのヒズブッラーを「テロ組織」リストに登録しており、米国諸機関 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • al-Mudun紙

アメリカ:大学での座り込みで「ヒズブッラー」の旗が掲揚される(1)

■米国の大学で「ヒズブッラー」の旗が掲げられ、アラブのSNSユーザーらに分裂が生じる      【本紙】      ヒズブッラーが米国の「テロ組織」リストに登録されているにもかかわらず、米国プリンストン大学でガザ地区と連帯するために実施された座り込みで、参加者らはヒズブッラーの旗を掲げた。      SNSユーザーらは、パレスチナのクーフィーヤやパレスチナ旗のほかヒズブッラーの旗を掲げた学生らの写真を拡散したが、これは米国では注目すべき事態である。      拡散された写真のうち1枚には、ヒズブ 全文をよむ

  • 2024-04-27
  • al-Mudun紙

レバノン:ヒズブッラーが議員らにマアラーブ会議への参加を拒否するよう連絡(2)

■ヒズブッラーが議員らに「マアラーブ会議に参加しない」よう連絡      【ベイルート:本紙】      レバノン軍団の複数筋が会議の目的とタイミングについて明らかにしたところによると、一部の人々はこの会議が「政治戦線や野党戦線、あるいはそれに類似するもの」だとする噂を広めようとしているが、これは「正しくない」という。同複数筋によると、同会議の目的はむしろ限定的であり、その主題は「レバノンでの戦争拡大の回避」であるという。これはすべての外交的指標が、レバノンが戦争の全土への拡大の可能性をともなっ 全文をよむ

  • 2024-04-26
  • Al-Nahar紙

レバノン:ヒズブッラーが議員らにマアラーブ会議への参加を拒否するよう連絡(1)

■ヒズブッラーが代表者らに連絡…マアラーブ会議への参加を拒否      【ベイルート:本紙】      明日土曜日にマアラーブで開かれる野党会議に注目が集まっている。これまで明らかになっているところによると、この会議には、3月14日勢力の方針や精神を継ぐ政治的、文化的、社会的活動団体のほか、現職議員らや元議員らも参加する。      この会議の目的や内容について提案された内容にもとづいて、レバノン軍団の情報筋が本紙に明かしたところによると、ヒズブッラーはマアラーブ会議への参加を表明した一部の議員 全文をよむ

  • 2024-04-26
  • Al-Nahar紙

レバノン:イスラエル軍が東部で燃料輸送トラックを攻撃(2)

■レバノン東部のバアルバック(バールベック)で燃料トラックを狙ったイスラエルの空襲により1人負傷      【ベイルート:本紙】      同通信の情報筋によると、イスラエル軍は「閃光弾」をスール、ビント・ジュバイル両地区でブルーライン(訳注:イスラエル・レバノン間の停戦ライン)に隣接する国境付近の村々の上空に発射し、さらに無人機がレバノン南部の村々の上空を飛行した。      2023年10月8日以降、レバノンの諸派とレバノン国内のパレスチナ諸派は、イスラエル占領軍と国境付近で日常的な砲撃の応 全文をよむ

  • 2024-04-25
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:イスラエル軍が東部で燃料輸送トラックを攻撃(1)

■レバノン東部のバアルバック(バールベック)で燃料トラックを狙ったイスラエルの空襲により1人負傷      【ベイルート:本紙】      木曜日(25日)、レバノン東部のバアルバック地区のドゥーリス村の平野で、イスラエルが燃料輸送用のトラックを空襲した結果、1人が負傷した。      レバノン国営通信は、「無人機による敵国の(イスラエルの)空襲が、レバノン東部のバアルバック地区のドゥーリス村の平野で、燃料輸送用のトラック1台を標的とした」と伝えた。      さらに同通信は、空襲が原因で「運転 全文をよむ

  • 2024-04-25
  • al-Quds al-Arabi紙

エジプト:価格高騰に対抗する、魚の不買運動(2)

■「腐らせておけ」…価格高騰のためエジプトで魚の不買運動      【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】      さらに、「魚の不買運動はアレキサンドリアで始まり、ポートサイードもそれに続き、魚の価格を70%にまで引き下げることに成功した。これにより他の県の住民が、この「腐らせておけ」住民運動に参加することに弾みがついた」と述べた。      エジプト女性国民戦線は、価格高騰への抵抗において積極的な一歩を踏み出した市民の自助努力に敬意を表した。      同戦線は、価格が上昇した商品の不 全文をよむ

  • 2024-04-23
  • al-Quds al-Arabi紙

エジプト:価格高騰に対抗する、魚の不買運動(1)

■「腐らせておけ」…価格高騰のためエジプトで魚の不買運動      【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】      エジプトの複数の県では、魚の価格高騰を理由に、「腐らせておけ」というスローガンのもとで不買運動が行われている。      不買運動は、昨日(月曜日)、エジプト北部のアレキサンドリア県で始まり、同日の魚の価格は大幅に値下がりした。キャンペーンの主催者は価格高騰への対抗の一種として、また、今後再び価格をあげようとする商人らへのメッセージとして、不買運動を一週間ほど続けると強調した 全文をよむ

  • 2024-04-23
  • al-Quds al-Arabi紙

リビア:マグリブ三首脳協議会で、リビアの政治危機が主要議題に

■リビア危機がマグリブ三首脳協議会の議論とマグリブ連合をめぐる論争の主要議題に挙がる      【トリポリ:本紙、ナスリーン・スライマーン】      リビアの隣国チュニジアは、組織凍結によるアラブ・マグリブ連合の不在に終止符を打ちたいという去る3月初旬に表明された要望を実現するため、アルジェリア、チュニジア、リビアの首脳による初の協議会を主催した。リビア問題と同国に展開する外国勢力の問題もこの協議会で議論されるという。       アルジェリア大統領府は月曜(22日)、アブドゥルマジード・デブ 全文をよむ

  • 2024-04-23
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ガザ地区に対するイスラエルの「組織的な」攻撃に関する報告

■国連報告者:イスラエルは組織的にガザ地区の住民を飢えさせている      【ジュネーブ:本紙】      身体的および精神的健康の権利に関する国連特別報告者のトラレン・モフォケン氏は、「イスラエルはガザ地区の住民を飢えさせ、彼らの権利を剥奪することに組織的に取り組んでいる」と述べた。      これは同氏が月曜日にスイスのジュネーブで、ガザ地区のパレスチナ人の健康状況に関して開催した記者会見のなかで言及されたものである。      同氏は、「ガザでは疑いようもなく大量虐殺が発生している」と付け 全文をよむ

  • 2024-04-22
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:カタール外交団がベイルートを訪問(3)

■カタール国務大臣がベイルートに:私的で迅速な訪問      【本紙】      政治的動機によるフライフィー大臣の潜在的なベイルート訪問に関する情報は、ずっと以前からレバノンで浸透していた。しかしこの段取りには、レバノンの派閥間での合意要素の充足、そして総合理解を確立するための政治的状況の成熟をともなう必要があった。特に現在中東地域は、ガザ地区で進行中の戦争の経路や、レバノン南部で目下続いている衝突の数々を目の当たりにしているためである。      フライフィー大臣は以前、厳密には昨年4月にベ 全文をよむ

  • 2024-04-22
  • al-Mudun紙

レバノン:カタール外交団がベイルートを訪問(2)

■カタール国務大臣がベイルートに:私的で迅速な訪問      【本紙】      カタール外交      レバノンが経験している情勢下で、この訪問は特別な重要性を持っている。この訪問は政治的次元を持ち合わせていないにもかかわらず、レバノン当局は自国がいまだアラブおよび湾岸諸国、特にカタールの関心の対象になっていることを示している。同国は目下、レバノンを危機から救い、レバノンを南部で進行中の戦争の領域拡大から守るような政治的解決を実現するための外交活動に取り組んでいるためである。      フライ 全文をよむ

  • 2024-04-22
  • al-Mudun紙

レバノン:カタール外交団がベイルートを訪問(1)

■カタール国務大臣がベイルートに:私的で迅速な訪問      【本紙】      カタール外務省のムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ・フライフィー国務大臣は、レバノン国民議会のバヒーヤ・ハリーリー元議員の夫である「アブー・ナーディル」ことムスタファー・ハリーリー氏の死に際し同氏の家族に弔意を示すため、ベイルートに迅速な私的訪問を行った。      ハリーリー氏の広報事務所は次のように声明を発表した。「今日午後、バヒーヤ・ハリーリー氏がベイルート中心部の自宅で、故ムスタファー・アフマド・ハリー 全文をよむ

  • 2024-04-22
  • al-Mudun紙

パレスチナ:イスラエルによるトゥルカルムへの侵攻が続き、7人の殉教者(2)

■イスラエル軍がヨルダン川西岸、トゥルカルム市内のキャンプに侵攻し、1日に7人の死者      【トゥルカルム、ナーブルス:諸通信社】      同局は「イスラエル軍は市民や救急隊員がこの家に到着することを妨害している」と伝え、さらに「遺体の持ち去りの恐れがある」とも示唆した。      また、同日、上記の事件に先駆けて、イスラエル軍がトゥルカルム市に位置するヌール・シャムス・キャンプに侵入した際、数人が実弾で負傷したのと同時に1人のパレスチナ人が殺害されたとWAFAが伝えた。      パレス 全文をよむ

  • 2024-04-21
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:数百人規模の呼吸器疾患被害

■ガザ民間防衛当局:数百人の呼吸器疾患の罹病を記録      【ガザ:本紙】      ガザ地区の民間防衛当局は金曜、同地区の病院内の数百人の呼吸器疾患への罹病を記録したと発表した。これは同地区における調理用ガスの危機の深刻化により、食事を準備するため火を使用していることの結果であるとしている。      民間防衛(民間保護)当局は声明で、「過去6ヶ月にわたり、市民が1日に数時間火の使用に頼った結果、病院内で数百人の呼吸器疾患への罹患を記録した」と述べた。      声明はさらに、「イスラエル占 全文をよむ

  • 2024-04-20
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:イスラエルによるトゥルカルムへの侵攻が続き、7人の殉教者(1)

■イスラエル軍がヨルダン川西岸、トゥルカルム市内のキャンプに侵攻し、1日に7人の死者      【トゥルカルム、ナーブルス:諸通信社】      被占領地ヨルダン川西岸北部にあるトゥルカルム市と同市の複数のキャンプへのイスラエル軍の侵攻が続くさなか、金曜(19日)夜のパレスチナ人の殉教者数は7人に上ったと医療関係筋や政府公式メディアが伝えた。      パレスチナ保健省は短い声明の中で次のように発表した。「(イスラエルの)占領軍の銃弾によって殉教したカイス・ファトゥヒー・ナスルッラー(16歳)と 全文をよむ

  • 2024-04-20
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ヒズブッラーの攻撃でイスラエル兵士らが死傷(3)

■ヒズブッラーによるより激しい攻撃でイスラエル兵ら18人が死傷      【ベイルート:本紙】      ヒズブッラーは、「バラーニート」兵舎内の第91師団の司令本部を「ブルカーン」ロケット弾で攻撃するため、イスラエルの複数の拠点に対してロケット弾を発射した。そして軍用車両がムティッラ拠点に入る際にこれを攻撃し、これに乗っていた人々を死傷させた。また同様に、ラーミヤー拠点周辺にいた占領軍兵士の集団をロケット兵器と迫撃砲で攻撃し、バラーニート兵舎の南部で新たに展開していた兵士らを攻撃した。     全文をよむ

  • 2024-04-17
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ヒズブッラーの攻撃でイスラエル兵士らが死傷(2)

■ヒズブッラーによる過去もっとも激しい攻撃でイスラエル兵ら18人が死傷      【ベイルート:本紙】      ヒズブッラーが用いた無人機はイラン製の「アバビール-T」型であり、重さ45㎏の爆薬を搭載できる。この事件ののちイスラエルはナークーラ村の家屋を空襲し、ラーシヤー・ファハール村とファルディース村を砲撃した。      イスラエル軍は複数の無人機とロケット弾によるイスラエル北部のアラブ・アラームシャ村に対するヒズブッラーの攻撃で、重体の6人と危篤状態の1人を含む作業中の兵士18人が負傷し 全文をよむ

  • 2024-04-17
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:ヒズブッラーの攻撃でイスラエル兵士らが死傷(1)

■ヒズブッラーによる過去もっとも激しい攻撃でイスラエル兵ら18人が死傷      【ベイルート:本紙】      「ヒズブッラー」は昨日水曜日(17日)、10月8日の衝突開始以降占領軍に向けているもっとも強力な攻撃としてイスラエル北部にある軍司令本部を爆撃し、司令部の隊員ら18人を死傷させたと発表した。また同組織の声明によるとこれは、「自身の戦闘員ら3人を死亡させた、レバノン南部の2村に対するイスラエルによる火曜日(16日)の攻撃に反撃する」ためであったという。      一方敵国のメディアはヒ 全文をよむ

  • 2024-04-17
  • al-Quds al-Arabi紙

エジプト:ガザ地区を6カ月間統治する提案を拒否

■スィースィー大統領は、アメリカが提案するガザ地区の6カ月間の暫定統治を拒否した。      【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】      元エジプト軍士気局長であるサミール・ファラグ退役少将は、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が米国の提案を拒否した、と述べた。米国は中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官のカイロ訪問時に、エジプトに対しガザ地区の6カ月間の暫定統治を提案していた。      ファラグ氏は、サダー・バラド局の「私の責任で」という番組でのテレビコメ 全文をよむ

  • 2024-04-17
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:レバノン国境付近で軍事演習を実施

■イスラエル占領軍がレバノン国境付近で火曜日に軍事演習を行う      【テル・アビブ:諸通信社】      イスラエル占領軍は明日火曜日(16日)に、レバノン南部国境付近の北部で軍事演習を行う予定だと発表した。これは、「あらゆる領域の脅威に立ち向かう準備をする」ための一環だという。      同軍は、月曜日(15日)夕方に「X(旧ツイッター)」上の自身のアカウントで投稿した声明で「明日(火曜日)、朝から正午までの間、高地および中部ガリラヤで軍事演習を行う予定だ」と述べた。      そして同軍 全文をよむ

  • 2024-04-16
  • al-Quds al-Arabi紙

イスラエル:戦時内閣がイランへの対抗措置を協議、米国は対抗措置に加わらない意向を表明

■イスラエル戦時内閣は協議を続行…バイデン米大統領:我々はイスラエルの安全保障と同盟諸国の保護を約束する      【ロンドン:本紙、諸通信社】      イスラエルでは、土曜日夜のイランによる攻撃を受けて、戦時内閣の閣議が行われたが、閣僚らが推し進める対抗措置について、何の公式発表もないまま終了した。      「国営メディアによると、戦時内閣は昨日、閣議を開き、イランに代償を強いるが全面的戦争には発展しないいくつかの選択肢を協議した」とイスラエルの民放テレビ局『チャンネル12』は報じた。   全文をよむ

  • 2024-04-16
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:イスラエルがパレスチナ赤新月社スタッフ2人を解放

■50日間の拘束を経て…イスラエルがガザ地区で赤新月社スタッフ2人を解放      【ガザ:アナトリア通信】      パレスチナ赤新月社は月曜日、イスラエルがガザ地区南部のハーン・ユーニス市で50日前に拘束していた同社スタッフ2人を解放したが、他の6人は引き続き拘留されていると発表した。      同社は声明で、「(イスラエル)占領軍がつい先ほど、アマル病院から患者を避難させている最中にハーン・ユーニスの軍事検問所で拘束された救急スタッフ2人を、50日間におよんだ拘留を経て解放した」と述べた。 全文をよむ

  • 2024-04-15
  • al-Quds al-Arabi紙

サウジアラビア:アラブ首長国連邦との領土問題が再び表面化(3)

■サウジアラビアとアラブ首長国連邦の領土をめぐる係争      【国連:本紙】      両国は1974年にサウジアラビアがUAEを承認する協定に署名しており、これによりサウジアラビアは(UAEが領有を主張する)ブライミー・オアシスの一部を放棄する代わりに、両国国境地帯、カタールとUAEを隔てる全長50キロメートルの海岸、フワイサート島のほか、その一部がUAE国内に広がるシャイバ油田を取得することが定められた。      その後UAE政府はこれらの土地を取り戻そうとしたが、UAEが1999年にオ 全文をよむ

  • 2024-04-15
  • al-Quds al-Arabi紙

サウジアラビア:アラブ首長国連邦との領土問題が再び表面化(2)

■サウジアラビアとアラブ首長国連邦の領土をめぐる係争      【国連:本紙】      ヤーサート地区はサンゴ礁、海草、美しい砂浜とともに環境面での重要性を有する地域であると考えられており、これらはいずれも観光客を引き付けている。      ヤーサート地区は、故ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の指示に基づいて、2005 年の首長法令によって制定された。また同地区は海洋保護区として宣言され、サンゴの養殖や様々な種類の魚を保有する複合施設のための工業地帯が設置された。しかしサウ 全文をよむ

  • 2024-04-15
  • al-Quds al-Arabi紙

サウジアラビア:アラブ首長国連邦との領土問題が再び表面化(1)

■サウジアラビアとアラブ首長国連邦の領土をめぐる係争      【国連:本紙】      アラブ首長国連邦と係争中の海域についてのサウジアラビアが国連に苦情を提出      『クドゥス・アラビー』紙は、サウジアラビア国連代表団が国連総会およびアントニオ・グテーレス国連事務総長に宛てて2024年3月17日付で提出した公式文書を検討した。しかしその文書の発行日である3月28日は、2019年に発布された首長法令に記載されているように、ヤーサート地区を自然海洋保護区と発表したアラブ首長国連邦の決定に関連 全文をよむ

  • 2024-04-15
  • al-Quds al-Arabi紙

カタール:イランと電話会談を通じて中東情勢について議論(2)

■カタールとイランが中東地域における激化の緩和および沈静化の手法について議論      【ドーハ:本紙】      ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン氏とアブドラヒアン氏の会談は、トルコ、米国、カタールおよびエジプトの高官らや指導部によって、イスラエルに対するイランの報復後の数時間で激化抑止の試みとして実施されてきた一連の会談の流れのなかに位置付けられた。      土曜夕方、イランはイスラエルに向けて約350発(機)のミサイルと無人航空機を発射した。イスラエル政府はそのうちの99%を防いだ 全文をよむ

  • 2024-04-14
  • al-Quds al-Arabi紙

チュニジア:政党「社会民主主義の道」が選挙環境の見直しを求める(2)

チュニジアの政党は、野党を裏切者呼ばわりするのをやめ、選挙前に憲法裁判所を設置するよう要求      【チュニス:本紙】         加えて、政治活動や労働組合の活動、あるいは表現の自由を理由に拘留されている人々を釈放し、彼らに公正な裁判を受ける権利を与え、政敵、ライバルや反対者を排除するために司法機関を使わないように求めた。      また、政権の中立性を保証し、公共メディアが単なる公式プロパガンダの代弁者になることを防ぐために、憲法裁判所とその他の監視機関を選挙日公示前に急いで設置する必 全文をよむ

  • 2024-04-14
  • al-Quds al-Arabi紙

チュニジア:政党「社会民主主義の道」が選挙環境の見直しを求める(1)

チュニジアの政党は、野党を裏切者呼ばわりするのをやめ、選挙前に憲法裁判所を設置するよう要求      【チュニス:本紙】      チュニジアの政党「社会民主主義の道」(左派)は、自由、公正かつ透明な選挙の実施は「現制度を改革するための、また、独裁が横行し、それに伴って国家機関が排除されたり、一人の意思に服従したりということを葬り去るための、適切かつ可能なメカニズムであり、選挙環境が浄化されれば、この国が多元的な民主主義精神を回復できる機会になる」とした。      同党は土曜日の声明で、「共和 全文をよむ

  • 2024-04-14
  • al-Quds al-Arabi紙

カタール:イランと電話会談を通じて中東情勢について議論(1)

■カタールとイランが中東地域における激化の緩和および沈静化の手法について議論      【ドーハ:本紙】      カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣とイランのホセイン・アブドラヒアン外務大臣は日曜、「中東地域における激化の緩和および沈静化の手法」について議論を行った。      カタール外務省の声明によると、この会談はムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー氏がアブドラヒアン氏に対して行った通話を通じて実施された。またこれは、イランがダマ 全文をよむ

  • 2024-04-14
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:イスラエル首相、ガザに対する戦争の拡大を試みる

■ ネタニヤフ首相はカタールの調停努力を妨害し、ガザでの戦争を拡大し、中東一帯を壊滅させようとしているとして批判されている      【ドーハ:スライマーン・ハーッジュ・イブラーヒーム】       ガザ・イスラエル戦争終結への希望は、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフの強固な姿勢より潰えた。同首相は、戦闘を停止させるためのあらゆる努力を妨害しようとするとともに、パレスチナだけでなくその範囲を拡大させて中東地域を壊滅させようとしている。       ラマダン月に入る前は、漸次的な最終合意に達す 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Quds al-Arabi紙

ヨーロッパ:パレスチナ国家承認をめぐる動向

■フランス、欧州のパレスチナ国家承認を妨害してアングロサクソン側に加担      【ロンドン:本紙】      スペインをはじめとする多くのヨーロッパ諸国はパレスチナを国家として承認する意向であるが、パレスチナ問題に常に特別な同情を寄せてきたはずのフランスは、そうした自国の外交方針とは異なる立場をとり、この承認に対するヨーロッパ最大の妨害者へと変貌を遂げ、スペインの主導を懸念の目で見ている。こうしたフランスの立場は、フランスが国際政治のなかで、どれほど独立性を失っているかを確認する複合的な見積も 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:米国がハマースの「アブー・ウバイダ」報道官に制裁を発動(3)

■米国はハマース報道官「アブー・ウバイダ」に制裁を課し、その本名を明かす      【ワシントン:諸通信社】      この制裁は、レバノンの北部に駐留している北部部隊の司令官であるリーム・アブー・シャナブ氏、同氏の補佐官であるバラー・ハサン・ファルハート氏、、そして諜報系高官であるハリール・ムハンマド・アザーム氏も対象としている。      米財務省のブライアン・ネルソン副長官(テロ問題・金融情報担当)はドローンへの言及のなかで、「(EUとの)共同作業は今日、電子戦やドローンの製造を介した攻撃 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:米国がハマースの「アブー・ウバイダ」報道官に制裁を発動(2)

■米国はハマース報道官「アブー・ウバイダ」に制裁を課し、その本名を明かす      【ワシントン:諸通信社】      米国とEU諸国は金曜日(12日)、ハマースとパレスチナのイスラーム聖戦の両組織の幹部らに対して制裁を発動した。      EUはハマースの軍事部門と特殊部隊のほか、パレスチナのイスラーム聖戦の武装部門を制裁リストに追加した。またEUはこの措置の理由として、「(制裁対象者らが)10月7日にイスラエルに対する攻撃を実施した際、性的暴力や女性への暴力行為からなる広範な行為におよんだこ 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:米国がハマースの「アブー・ウバイダ」報道官に制裁を発動(1)

■米国はハマース報道官「アブー・ウバイダ」に制裁を課し、その本名を明かす      【ワシントン:諸通信社】      イスラーム抵抗運動(ハマース)およびイスラーム聖戦運動に対する米国の最新の制裁は、2007年からガザ地区でハマースの軍事部門となっているイッズッディーン・カッサーム旅団のアブー・ウバイダ報道官を対象とした。      米国務省の声明により、ハズィーヤ・サミール・アブドゥッラー・カフルートがアブー・ウバイダとして知られる同報道官の本名であり、これはイスラエルが2023年に言及した 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ガザ戦争の激化がもたらすレバノン国内外での分裂(4)

■治安上の暴露と国際的な警告:危機がピークに達するなかでのレバノンの分裂      【本紙:ムニール・ラビーウ】      米国とフランスの競争      このようななかで米国とフランスの競争は存在したままである。またこれと同時に、国際エネルギー安全問題担当のアモス・ホッホシュタイン米特使とジャン=イヴ・ル・ドリアンレバノン担当仏特使の間の会談を通じて、両国間ではコミュニケーションと調整が続けられている。   一方でフランス人らは、米国人らがガザ地区での停戦を待つ間に自らの仕事すべてを凍結してい 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Mudun紙

レバノン:ガザ戦争の激化がもたらすレバノン国内外での分裂(3)

■治安上の暴露と国際的な警告:危機がピークに達するなかでのレバノンの分裂      【本紙:ムニール・ラビーウ】      治安上の暴露      このようななかで、特にハマース、ヒズブッラー、そしてイラン革命防衛隊と取引した疑いのある銀行家ムハンマド・スルール氏の殺害以降、レバノンが経験している治安上の暴露という状況は無視できない。またこれはレバノンでのイスラエルの諜報活動に新たな扉を開くものであり、特にサッラーフ氏は、自身の職務の仕組みや、レバノン内外で取引した人物らを聞き出すための暴力的な 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Mudun紙

レバノン:ガザ戦争の激化がもたらすレバノン国内外での分裂(2)

■治安上の暴露と国際的な警告:危機がピークに達するなかでのレバノンの分裂      【本紙:ムニール・ラビーウ】      警告通達      多くの危険についての警鐘を鳴らす深い分裂の影響として、国内治安の現状は国境付近の軍事的現状と混ざり合っている。これらの危険については、レバノン軍団のサミール・ジャアジャア党首もパスカル・スライマーン氏の葬儀に際したスピーチで言及した。次の段階に関する質問群への返答としてサミール氏は、「レバノン軍団は危機的時期にある」と述べ、「降伏、撤退、政治的対立の拒絶 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Mudun紙

レバノン:ガザ戦争の激化がもたらすレバノン国内外での分裂(1)

■治安上の暴露と国際的な警告:危機がピークに達するなかでのレバノンの分裂      【本紙:ムニール・ラビーウ】      レバノンの高官らに向けられた国際的な警告は多種多様になり、もはや南部の情勢展開に関するものだけに留まらなくなった。対立ないしはレバノンを支援戦線にすることを拒絶、非難し、これらに反対することで自らの政治的キャパシティを広げている人々と、こうした衝突を支持し、それに固執する人々の間で起こっている分裂の影響を鑑みると、南部での戦争経路の拡大が内政に反映されることに何の疑念もない 全文をよむ

  • 2024-04-13
  • al-Mudun紙

パレスチナ:スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナ国家を承認する意向を表明(3)

■スペイン、アイルランド、ノルウェー各国の首相は、自国が「パレスチナ国家を承認する用意がある」と表明      【オスロ:本紙】      ノルウェー議会は11月、与党が提出し、独立したパレスチナ国家を承認する準備を政府に求める動議を採択した。ノルウェーは1990年代初頭にイスラエルとパレスチナの和平交渉を初めて主催し、これにより両国が2つの独立国家の平和的共存を受け入れたオスロ合意が生じた。      スペイン政府の報道官によれば、スペイン首相は今週、「パレスチナを承認する方向に向かう必要性」 全文をよむ

  • 2024-04-12
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナ国家を承認する意向を表明(2)

■スペイン、アイルランド、ノルウェー各国の首相は、自国が「パレスチナ国家を承認する用意がある」と表明      【オスロ:本紙】      アイルランドは以前から、それが中東和平プロセスに貢献するのであれば、パレスチナ国家を正式に承認することに異論はないと述べてきた。ガザ地区での戦争により、この問題が再燃することとなった。      ヨナス・ガール・ストーレ首相はサンチェス首相との共同記者会見で、「ノルウェーはパレスチナ国家の承認について決定を行う用意がある」と述べ、「この決定は、志を同じくする 全文をよむ

  • 2024-04-12
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナ国家を承認する意向を表明(1)

■スペイン、アイルランド、ノルウェー各国の首相は、自国が「パレスチナ国家を承認する用意がある」と表明      【オスロ:本紙】      アイルランド、スペイン、ノルウェー3か国の首相が述べたところによると、これら3国は他の国々と共に、パレスチナ国家を承認する準備ができていると発表した。パレスチナ国家の承認を求めるペドロ・サンチェス・スペイン首相は、金曜日にオスロを訪れ、その後ダブリンに移動した。また同首相はこれらの2都市で、それぞれヨナス・ガール・ストーレ・ノルウェー首相、サイモン・ハリス・ 全文をよむ

  • 2024-04-12
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:ハマース指導者の息子らが殉教するも一貫するハマースの要求

■息子たちがイスラエルの爆撃で殉教した後のイスマーイール・ハニーヤ氏:ハマースは依然として合意を求める      【ドーハ:諸通信社】      パレスチナのイスラーム抵抗運動(ハマース)の政治部門トップであるイスマーイール・ハニーヤ氏は木曜日(11日)、イスラエルの攻撃によって殉教した息子たちはハマースの戦闘員ではなかったと述べた。      さらに、ハニーヤ氏は息子たちの殉教が協議に影響を与えるかどうか問われた際に以下のように付け加えた。「私たちパレスチナ人の利益が何よりも優先される。そして 全文をよむ

  • 2024-04-12
  • al-Quds al-Arabi紙

イランのイスラエルに対する攻撃が予測されている

■米国とその同盟国は、イランによるイスラエルへの攻撃が差し迫っていると予測している      【ニューヨーク:諸通信社】      複数の消息筋によれば、米国とその同盟国は、イランあるいはその代理人がイスラエルの軍事目標や政府目標に対して大規模なミサイル攻撃あるいはドローン攻撃を行う可能性が間近に迫り、それは、6か月前から続いている紛争が大きく拡大する兆候になるとみなされると予測している。         ブルームバーグ通信は消息筋の話を引用し、高精度のミサイルを使った攻撃が数日中に行われる可能 全文をよむ

  • 2024-04-11
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:6万人のパレスチナ人がアクサー・モスクでイード・フィトルの礼拝を行う(2)

■一切の祝賀ムードなしで…6万人のパレスチナ人がアクサー・モスクでイード・フィトルの礼拝を行う      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      礼拝が終わると、パレスチナ人たちは旧市街に近い墓地に向かい、自身らの親族の魂にむけてクルアーンの開扉の章を朗誦した。      2023年10月7日からガザ地区に対するイスラエルの戦争が続いている状況下で、イスラエル占領警察の部隊が旧市街周辺や路地に展開されたために、街は一切の祝賀ムードを欠いていた。   パレスチナ側や国連から出された複数の声 全文をよむ

  • 2024-04-10
  • al-Quds al-Arabi紙

パレスチナ:6万人のパレスチナ人がアクサー・モスクでイード・フィトルの礼拝を行う(1)

■一切の祝賀ムードなしで…6万人のパレスチナ人がアクサー・モスクでイード・フィトルの礼拝を行う      【占領下エルサレム:アナトリア通信】      6万人以上のパレスチナ人が水曜日(10日)、6か月前から続くガザ地区に対するイスラエルの戦争による犠牲者を悼むため、一切の祝賀ムードがないなかで占領下の東エルサレムにあるアクサー・モスクでイード・フィトルの礼拝を行った。      礼拝者らはアクサー・モスクへの道中やそこから退出する際に「神は偉大なり」と唱えた。一方エルサレムのイスラーム・ワク 全文をよむ

  • 2024-04-10
  • al-Quds al-Arabi紙

エジプト:パレスチナ支援の継続を確認

■エジプト大統領がエジプト政府のパレスチナ支援とその権利の保護の継続を確認      【カイロ:本紙】      エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領はエジプト政府のパレスチナ支援とその権利の保護の継続を確認した。      エジプト大統領府の声明によれば、これはエジプト大統領とパレスチナのマフムード・アッバース議長による電話での会談において述べられた。また、電話会談はエジプト政府がガザ地区における停戦への合意協議を受け入れている最中に行われた。      エジプトの声明によれば 全文をよむ

  • 2024-04-10
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:「破壊と飢餓の際」にあるガザ地区(2)

■ユニセフ報道官、ガザ地区が「破壊と飢餓の際にある」と説明      【イスタンブール:アナトリア通信】      同氏はさらに、「この決議は実施されなければならない。何か月にもわたってこの苦痛に耐えてきた子供たちや家族に、実際に朝に目を覚ますことができるようになると知らせるために、我々は停戦を確実にする必要がある」と述べた。      イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は月曜日、同氏の言うところのハマースに対する「完全勝利」を達成するための、ラファフ侵攻の「具体的な日程」について語った。  全文をよむ

  • 2024-04-09
  • al-Quds al-Arabi紙

ガザ:「破壊と飢餓の際」にあるガザ地区(1)

■ユニセフ報道官、ガザ地区が「破壊と飢餓の際にある」と説明      【イスタンブール:アナトリア通信】      国連児童基金(ユニセフ)のジェームズ・エルダー報道官は、230万人のパレスチナ人が暮らすガザ地区が「破壊と飢餓の瀬戸際」にあると述べた。      エルダー氏は「パレスチナ人は極めて過酷な状況下で生き残るために戦っている」と説明した。      同氏はさらに、「国連安保理決議後の停戦には大きな期待があった。 私がガザのどこに行ったとしても、人々がもっともそれについて言い、もっとも求 全文をよむ

  • 2024-04-09
  • al-Quds al-Arabi紙

フランス:元首相、ガザ地区でのイスラエルの犯罪行為を間接的に正当化(2)

■ガザでのパレスチナ人虐殺を正当化...マニュエル・ヴァルス氏「フランスはモスルで民間人を殺害した」と明言      【パリ:本紙】      「では、ガザで起きていることは、モスルで起きたことと同じなのか?」という質問には、「イスラエル人を攻撃するためにISISと同じ、いやそれよりももっとひどい方法を用いたハマスの目的は、断じて正当な防衛ではない」と答えた。      この元首相の発言を受けて、フランスの著名な地政戦略学者であるパスカル・ボニファス氏はXに「ガザでのイスラエルの戦争犯罪を正当化 全文をよむ

  • 2024-04-09
  • al-Quds al-Arabi紙

フランス:元首相、ガザ地区でのイスラエルの犯罪行為を間接的に正当化(1)

■ガザでのパレスチナ人虐殺を正当化...マニュエル・ヴァルス氏「フランスはモスルで民間人を殺害した」と明言      【パリ:本紙】      フランスのマニュエル・ヴァルス元首相は、フランスのユダヤ人コミュニティのラジオ局「ラジオJ」のインタビューで、かつて米国主導の対ISIS国際連合がイラクの都市モスル奪回作戦中、数千人の民間人が犠牲となった空爆にフランスも参加したと言明した。      ヴァルス氏は当時、社会党のフランソワ・オランド元大統領政権で首相を務めていた。それため彼は、ガザとモスル 全文をよむ

  • 2024-04-09
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(4)

■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」      【ベイルート: 本紙】      彼らの支持者たちは街中に繰り出て、そこからは、彼らが政治的な政党であり『痩せ細った』民主的な政党であるとの根拠にもとづいて、武装解除にかかわる言説も聞かれた。彼らを突き動かしているものがその実、埋められた憎悪と心の盲目であるにもかかわらず」。そして、「去年リファーイー師が拘束されたときは、ヒズブッラーが同師を拘束し殺害したとの嫌疑をかける人々や、レバノン軍団を筆頭とす 全文をよむ

  • 2024-04-08
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(3)

■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」      【ベイルート: 本紙】      ナスルッラー氏は、ヒズブッラーが「ヘルメス900」型ドローンを撃墜したことについて、「我々はイスラエルの技術の誇りでもあるヘルメス900型ドローンを撃墜し、イスラエルの軍事的価値、商業的価値は打撃を受けた。この撃墜に用いたミサイルについては公表することはしたくない」と述べた。さらに同氏は、「イスラエルはこの撃墜を、レッドラインを超えたものと捉えているだろう」と示唆した 全文をよむ

  • 2024-04-08
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(2)

■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」      【ベイルート: 本紙】      同氏はさらに次のように述べた。「敵国(イスラエル)が公然と戦争を宣言し、そしてイラン軍を標的としていると主張しながら、地域の抵抗運動に多大な貢献を行ったイラン人軍事顧問らを標的としているのであれば、これはイスラエルが、自身が後援しているシリアへの全面的戦争において失敗していることが原因である」。そして同氏は「シリアのイラン領事館を標的化するということは、攻撃がシリアだ 全文をよむ

  • 2024-04-08
  • al-Quds al-Arabi紙

レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(1)

■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」      【ベイルート: 本紙】      ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は月曜、イラン革命防衛隊のシリア、レバノン駐在の駐留は、1982年のイスラエルによるレバノン侵攻後にまで遡ると話した。そしてこの侵攻によりエマーム・ホメイニー師は責任を感じ、侵攻に対峙するレバノン、シリア国民を支援するために両国への軍の派遣を決定したという。      サイード・シュハダー複合施設で行われたモハンマド・レザー・ザ 全文をよむ

  • 2024-04-08
  • al-Quds al-Arabi紙

シリア:シャーム解放機構が「ナンバー2」と目された指導者のひとりカフターニー氏の死を確認

■シャーム解放機構が指導者のひとりアブー・マーリヤー・カフターニーの死を報じる      【ダマスカス:本紙】      ヌスラ戦線が、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏による指導のもとで中核を構成しているシャーム解放機構は、部隊内の著名な指導者であるアブー・マーリヤー・カフターニー氏(本名:マイサル・アリー・ジュブーリー)がイドリブ県田園地帯の宿泊施設で爆発物の爆発により死亡したと明らかにした。      カフターニー氏が死亡した際の現場には、シリア北西部イドリブ県で影響力を持つ同機構の政治 全文をよむ

  • 2024-04-05
  • al-Quds al-Arabi紙