[動画]全国統一大学入試 学習補助の足元に敷かれたレッドカーペット
2023年04月24日付 Jam-e Jam 紙
全国統一大学入試という魔物(グール)は、今なおイランの教育制度の中で犠牲者を生み出している。だが実際、この試験に関するニュースが聞こえてくる度に、この魔物は驚嘆の指を口に当てているのだ[指を口に当てる身振りは驚きを表すとされる]。
ここ数年、受験生の言葉から全国統一大学入試の課題のひとつとして注目されているのが、問題の難易度の高さである。実際、今般、貧困・教育格差対策事務局は、「全科目で受験者の90%が50%を切る点数を取っており、大部分の科目で50%以上の受験者が10%未満の点数を取っている」と発表した。
この問題が、教育制度における識字率の危機に関係があるのではないかと考えるかもしれないが、教育専門家の一部は、問題の難しさと低い正答率が原因で、受験生の多くが価格の高い[塾などの]授業や学習補助教材へと走ってしまっているのだと考えている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:TS
記事ID:55535