エジプト:シリア危機解決にむけた国連特別代表との協議(1)

2023年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト外相と国連特別代表がシリアに関するアラブ連盟の決定について協議

【カイロ:本紙】

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は日曜日、ゲイル・ペデルセンシリア問題担当国連特別代表から受けた電話連絡のなかで、シリアに関するアラブ連盟の決定について議論した。

これはエジプト外務省の報道官であるアフマド・アブー・ザイド大使が発表し、ドイツ通信社がそのコピーを入手した公式声明のなかで明らかにされたものである。

アブー・ザイド報道官が述べたところによると、シュクリー外務大臣はペデルセン国連特別代表と、今月開かれたアラブ連盟理事会の閣僚級特別会合で発行された直近の決定について話した。さらに同外務大臣はシリア政府代表の(アラブ連盟)参加再開について言及したほか、国連安保理決議第2254号に従って問題解決に効果的な行動を段階的にとる必要性を確認した。

さらに同報道官は、この会談ではエジプト、ヨルダン、サウジアラビア、イラク、レバノンの各国およびアラブ連盟事務総長からなる閣僚委員会の設立について触れられたことを明らかにした。この委員会はアンマン声明の履行をフォローアップすることのほか、この目的の実現のためにシリア政府と直接的な対話を行うことを目指すものとされた。

(2)に進む 


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:星野 明里
記事ID:55601