近日、ウェブサイトやサイバースペースである通達が公開された。それによると、ある自動車メーカーグループ（ケルマーン・モーター）がイラン暦オルディーベヘシュト月11日から26日まで（西暦2023年5月1日から16日まで）自社製品の販売を統合システム上で行う予定であることが発表されていた。しかし、同社は自社の一製品のみをシステム外で本日から（販売を）開始していると発表した。

【ハムシャフリー電子版】自動車メーカーは、自動車頒布販売統合システムと明確な計画ーこの第一段階はすでに実施済みで、予約の順位付けも実施済みであり、第二段階はオルディーベヘシュト月16日（西暦5月6日）から始まるーの枠組みの中でのみ自社製品を販売することが義務づけられていることに鑑み、このためサイバースペースに公開されていたケルマーン・モーター工業グループの乗用車供給問題は違反とみなされた。

　ケルマーン・モーター社への追跡調査で、この販売通達は、この要件が適用されないピックアップトラックKMC T8のみを対象として実施され、消費者・製造業者保護機構は、この製品の販売許可を同社に対して与えたことが明らかになった。

　なお、乗用車メーカーは、統合システムでのみ製品を販売しなければならず、ケルマーン・モーター社が発表した情報によると、KMC J7、JAC J4、JAC S5、JAC S3といった同社の乗用車を販売する条件と時期は競争評議会の決定に基づき、同機関の決定後に発表される。


統合システム外での販売

　ケルマーン・モーターのピックアップトラックT8の臨時販売計画は、定価16億5000万トマーンで、納車期日は90日（営業日）の1402モデルについて本日（オルディーベヘシュト月11日日曜日（西暦5月1日月曜日））から16日間（オルディーベヘシュト月26日（西暦5月16日まで）、同社のオンライン販売サイトkermanmotor.comで実施される。

　この販売計画に記載されている条件は、申請者は過去24か月にケルマーン・モーターの製品を購入していないこと（現金でも分割払いでも）、18歳以上であること、一つの口座番号からの決済（申請者本人名義の口座は必要ない）と携帯電話の番号が申請者名義の契約によるものであることである。

　ケルマーン・モーター工業グループの発表によると、ケルマーン・モーターのピックアップトラックの販売計画は、本日から国内自動車供給統合システムの枠外で実施される。

　ケルマーン・モーター社の経営陣によると、同社は今年の自社乗用車の増産計画により、市場のニーズに可能な限り応え、また乗用車を生産供給しながら、乗用車供給統合システムにおいて、産業鉱山貿易省と競争評議会の力添えを得て自動車市場の安定とバランスの創出に取り組む決意だという。