チュジア:大統領は全てのチュニジア人に代わって生贄を捧げることができると言った説教師に批判

2023年05月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

チュニス【クドゥス・アラビー】

チュニジアの説教師は、彼らカイス・サイード大統領は祝福された犠牲祭でチュニジア人たちに代わって生贄を捧げることができると述べた後、多くの批判にさらされた。

サイフッディーン・クーキー師は、以下の通り述べた。
サイード大統領には(預言者ムハンマドがしたことに倣って)雄羊1頭を全てのチュニジア人に代わって捧げることが許される。これは、生贄の価格が大幅に上昇していることと、多くのチュニジア人が生贄を買う能力がないことの解決としてのことだ。同師は、モロッコのムハンマド6世国王が、以前自国でこの解決策に頼ったと指摘した。

クーキー師の発言は、論争を呼んだ。一部の者がこの考えを生贄価格高騰の解決策として歓迎したのに対し、別の者たちはサイード大統領を預言者ムハンマドと比べることはできないと考えた。また別の者たちは、国家に対し生贄価格の引き下げのために介入するよう求めた。彼らの一部は、この問題の一時的解決として、「共同生贄」の原則を採用するよう提案した。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:鳥居隼人、渡邉翼太、横山日向子、小室璃紗
記事ID:55604