国会議員選挙の結果に応じて、国庫からで毎年政党に一定の条件で支給される助成金の合計が決められる。
5月14日の選挙の暫定結果に応じて、地方選挙が行われる2024年には、最新の選挙で7%の得票率制限を超えた公正発展党、共和人民党、民族主義者行動党、善良党、そして人民の民主主義党の候補者を用いて国会で議席を得た緑の左派党(Yeşil Sol Parti)を含めた合計5つの政党が国庫から政党助成金を受け取る。
選挙結果によって、2018年の選挙と比較して5月14日の選挙で獲得票を減らした公正発展党、民族主義者行動党、善良党が受け取る助成金は少なくなる。緑の左派党も、人民の民主主義党の2018年の割合よりも下回ったため同政党よりも少ない助成金を受け取ることとなる。助成金の割合が増えることとなる唯一の党は、2018年の22.64%から25.33%に得票率を増やした共和人民党となる予定だ。公正発展党は引き続き最も大きな割合の政党助成金を受け取ることになるが、その助成金は5分の1減少する予定だ。
■金額が明らかになる
現在の暫定のデータによると、新福祉党は2.8%の得票率で政党助成金を僅かで逃すこととなった。今年が国会議員選挙の年のため、諸政党へ合計50億リラの助成金が支払われた。公正発展党は、21億7950万リラ、共和人民党は11億5740万リラ、民族主義者行動党は5億6730万リラ、善良党は5億910万リラの助成金を受け取る権利を得た。憲法裁判所によって差し押さえが解除された人民の民主主義党も5億9880万リラの助成金を受け取った。
■3%を超えた政党も受け取ることが出来る
選挙の得票率制限を超えた政党に、その年の予算総収入の5千分の2の割合で割り当てられる国の助成支給額は、最新の選挙での得票数に比例して分けられ払われる。助成金は国政選挙の行われる年には3倍、地方選挙の行われる年には2倍と政党に支払われる。国会議員選挙では7%を超えた政党に加えて、有効票の得票率が3%を超えた政党にも助成金が支払われる。この場合、7%の得票率制限を超えた政党中で最小票を獲得した政党に比例して国庫から助成金を受け取る。
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翻訳者:伊永勇人
記事ID:55614