G7サミット、まもなく日本で始まる

2023年05月18日付 Hurriyet 紙
日本広島で明日始まるG7首脳サミットを前に2万4千人の警察官が配備された。

日本の広島市がG7首脳サミットのホストを務めている。明日はじまるサミットを前に広島では警備が最高レベルに引き上げられた。日本の警察組織は広島でのサミットの安全を確保するため、[広島県の]警察官3000人に加え、周辺地域から派遣された2万千人の警察職員が配備されたことが明らかになった。

G7各国の首脳の安全を確保するため、サミットが開催されるグランドプリンスホテルや周辺の道路の多くが通行止めになり、テロ攻撃のリスクがあるため駅のロッカーも一時的に使用禁止となった。

サミット期間中、民間車両の交通量を半分にすることを目指す広島県庁は、自家用車での観光を避けるよう人々に呼びかけた。 商用車の運転手は、交通規制がより緩和される午前0時から午前6時の間に行き来するよう求められた。 交通規制により生徒や教員の通学が難しくなるため、グランドプリンスホテル周辺にある約140校の学校が臨時休校となり、一部工場は操業を停止した。

■観光地も観光客の立ち入り禁止

サミット初日に首脳らが訪問することになる広島平和記念公園やユネスコ世界遺産に登録されている厳島神社がある宮島は一時立ち入り禁止となり、広島平和記念公園とその周辺をはじめ、特に河川でのパトロールが強化された。

■安全上の懸念高まる

世界で最も安全な国の一つとして知られる日本では、安倍晋三元首相が武力攻撃を受けて死去し、先日は手製爆発物による岸田文雄首相へ襲撃が試みられ、安全性の懸念が浮き彫りとなった。 日本政府はG7サミットに伴い、安全対策を最高レベルに引き上げると発表した。

■首脳たちが来日

日本の岸田文雄首相が主催するG7サミットの参加者のうち、ジョー・バイデン米国大統領、リシ・スナク英国首相、ジャスティン・トルドーカナダ首相、イタリアのジョルジャ・メローニ首相が本日来日した。フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのオラフ・ショルツ首相、EUのシャルル・ミシェル理事会議長、欧州委員会のウルズラ・フォンデア・ライエン委員長も明日サミットに加わる予定である。 サミットでは、特にロシアがウクライナへ向けて開始した占領行為をはじめ国際間の議題が取り上げられるという。


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翻訳者:芝田幸恵
記事ID:55621