イエメン:大雨で子供を含む21人が死亡(2)

2023年05月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■5日間に渡る大雨で21人のイエメン人が死亡

【サナア:本紙】

さらに、火曜日には一家の4人の子供たちがシャブワ県(南東部)の溜め池で溺死した。複数の地元メディアによると、一家の4人の子供たちはサイード郡のハシャア・スフラー地区にある雨水を集める穴で溺れたという。

他方、サナア市及びサナア県では、火曜日、2件のそれぞれ別の事故で泳ごうとしていた延べ3人の子供が溺死した。

また、マフウィート県(北部)では、溜め池が崩壊したことにより月初めに4人が死亡した。その一方で月曜日には女児がサンハーン郡のサイヤーン・ダムで溺死した。また30代男性がサナア県のハウラーン・タイヤール郡にあるシャーヒク・ダムで溺死した。

イエメンは近年、特に夏に経験した大雨といった、痛ましい結果をもたらした気候変動を経験している。同時に、同国では春にも大雨が激しく降るようになってきており、その結果、土壌浸食、鉄砲水、池及び穴への雨水の集積、ダムの水位上昇が起き、多くの人命及び財産に損害を与えている。

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翻訳者:雨宮有希
記事ID:55632