塀の上に座り、まるでカメラをじっと見ているかのようなキツネの写真がここ数日、シェミーラーナートのSNSを賑わせている。
狐、山羊、雄羊、パサン(山羊の一種)、雌羊、ジャッカル…これらはシェミーラーナートの山麓地帯の自然で見ることができる生き物たちの一部である。これらに加えて、この地域は、マヌルネコ、ヤマネコ、カラカルなどの猫科動物の生息地域でもある。ヒグマも少し標高の高いアーハールやアンマーメの郊外に生息しており、シャコ(鳥)やカザノワシ、禿鷹もこの地域に巣を作っている。キツネのような一部の動物は、時々餌を求めて住宅地の近くまでくる。今後数日、もしシェミーラーナートやラヴァーサーンの道を走行する場合、道の端にいたり、道を渡ろうとしたりしている可能性があるキツネなどの動物に注意しなければならない。この美しいキツネの写真は、先週(5月6日ごろ)とある住人がラヴァーサーンの公園沿いの小径で撮影し、現在SNSで拡散されている。
※脚注:フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌによる『キツネとカラス』という詩のペルシア語訳(ハビーブ・ヤグマーイー訳)の一節。イソップ物語を元にした詩で、この記事の見出しになっている部分は、肉をくわえたカラスから肉を奪うため、カラスを煽てて歌わせようとしたキツネが言ったカラスへの賞賛の言葉。イランでは小学校で習う有名な詩。