トルコ人企業家のイラク入国ビザ取得、容易に

2023年06月02日付 Hurriyet 紙

トルコ海外経済評議会トルコ‐イラク・ビジネス評議会のハリト・アジャル委員長は、両国関係者間の会談ののち、トルコからイラクへ赴く企業家、ビジネスマン、投資家、労働者が出くわすビザ問題が解決に至ったと発表し、新たな適応に関して情報を開示した。

アジャル委員長は、イラク関係者がビザ適用を簡易化し、促進する新しいプロセスを開始したと発表し、「トルコ人ビジネスマンと労働者へ、長期間取り組んできた吉報を与えることを嬉しく思う。イラク関係者はビザ適応を簡易化し促進する新しいプロセスを開始した。イラク首相の、親愛なるムハンマド・シヤ―ウ・スーダーニー氏は、アンカラを訪問し、2023年3月22日にビジネスマンと投資家とで行った会合の末、二つの友好国間の二国間協同はあらゆる分野で強化されることになろうと述べていた。同首相の訪問後、イラクのビザの迅速かつスムーズな発給に資する適切なメカニズムが明らかにされた。今後、アンカラ、イスタンブル、ガズィアンテプにあるイラクの在外公館は、イラクで働くビジネスマン、会社経営者及びその従業員にマルチプル・ビザ(3ヶ月、6か月、一年)を発行する権限を持つことになる。」と述べた。

■イラク向けのビザ条件の更新

イラクのビザに関する最新の事態の展開に関して、アジャル委員長は、新しい条件を説明し、「新たな適応により、イスタンブル、アンカラ、ガズィアンテプのイラク大使館・領事館は、マルチプル・ビザを発行することができるようになる。ビザ取得の要件は、訪問の目的および必要な期間を記載した、会社経営者の署名入り正式依頼書(会社の書式に書かれたもの)により正式な要請を提出することである。会社がイラクで登記され、イラクで営業または投資機会を求めていることを示す書類(イラクの管轄当局との契約書)および会社の納税証明書が提出されることである。バグダードで事業を展開しているトルコ企業が申請を行った人物名を追記し、1人につき2枚の写真と共にパスポートのコピーが提出されることである。入国ビザ申請書(ビザ・フォーム)が印刷されそれに必要事項を記入することであり、リンク(https://mofa.gov.iq/ankara/?page_id=1853)上で個人写真をアップロードすることである。審査が完了したことを申請者に通知するため通知手段を明記する形になる。」と述べた。

アジャル委員長はまた、新たなビザ手続きの展開に貢献した人々に感謝の意を表し、これにより一層手続きが加速化し、両国間のビジネス量が増加することになると付け加えた。


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翻訳者:鈴木敬人
記事ID:55706