カフラマンマラシュを震源とする地震で建物が倒壊したアダナでは、TOKI(集合住宅局)が始めた定住プロジェクトの中で3200の家族に提供される581棟の住宅の建設が開始された。アダナ県のスレイマン・エルバン知事は「住宅は12月に引き渡し予定だが、それよりも早く提供可能だ」と述べた。
世紀の大災害となったカフラマンマラシュを震源とするマグニチュード7.7、7.4の地震でアダナでは建物が倒壊し、数多くの建物が重大な被害を受けた。TOKIは定住向けにアダナ県チュクロヴァ郡シャンバヤドゥ地区に581棟の住宅を着工した。基礎の上に住宅の建設が開始された。
■「有資格者には早期に住宅を提供できる」
アダナ県のスレイマン・エルバン知事は、地震で重大な被害を受けた建物の所有者向けに3200棟の住宅の建設が開始されたと述べ「これは全ての有資格者の需要を満たしている。これは第一陣であり、以降も他の有資格者向けに第二陣以降の建設を開始する。シャンバヤト、ブルク、ジェイハンで第一陣として3200棟の建設が開始された。急ピッチで複数階分が建設され、遅くとも12月末にはこれらの住宅の引き渡しを予定しており、そのような形で契約を締結した。しかし、その日付以前に有資格者に住宅を提供できる可能性がある」と述べた。
■「仮設住宅に居住を開始」
エルバン知事は、損傷もしくは倒壊した建物に居住していた住民向けに政府は二つの権利を選択肢として認めているとし、「家賃補助、仮設住宅への入居、無料宿泊の権利がある。このため、我々も520棟の仮設住宅からなるシャンバヤト仮設住宅地区を建設した。ブルク・サルチャムには3つの仮設住宅地区の建設を完了した。有資格者は先週から現在にかけて仮設住宅への入居を始めている」と述べた。
■「第一陣では3200の家族向けに住居を建設し、第二陣以降はこの数が12000〜13000になりうる」
エルバン知事は「第一陣では3200の家族向けに住居を建設し、第二陣・第三陣の合計数がどれほどになるかについては有資格者数の調査の後明らかになる。今のところ、被害の特定作業は県の全域で完了している。しかし、今のところ審査期間が宣言されている。審査機関の後、被害を受けた建物の所有者のうち有資格状況に応じてその数が特定される。我々はその数が12000〜13000人になると想定している」と述べた。
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翻訳者:神谷亮平
記事ID:55708